Stable Diffusionの拡張機能『FABRIC』の導入方法・使い方! | romptn Magazine

Stable Diffusionの拡張機能『FABRIC』の導入方法・使い方!

Stable Diffusion

プロンプトを自由に入力することで、自分の好きなようにAI画像を生成することができるStable Diffusionですが、もっと自分がイメージした通りの画像を生成できたらいいのになと感じることはありませんか?

今回は、そんな方向けに、自分がイメージした通りの画像を生成するのに役立つ拡張機能「FABRIC」について解説していきたいと思います。

導入方法から使い方まで詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

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拡張機能「FABRIC」とは?

まずは、「FABRIC」が一体どのような拡張機能なのかについて詳しく解説していきたいと思います。

「FABRIC」とは、自分が生成した画像を「Like」と「Dislike」に振り分けることで、次に生成する画像をより自分のイメージした通りのものに近づけることができる拡張機能です。

特定のプロンプトを入力して何枚か画像を生成し、それらの画像に「Like」、または、「Dislike」をつけていくことで、その後に生成する画像に入っていてほしい要素と取り除きたい要素を指定していくことができます。

そうすることで、より自分がイメージした通りの画像を生成しやすくすることができるというわけです。

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拡張機能「FABRIC」の導入方法

次に、「FABRIC」の導入方法について解説していきたいと思います。

「FABRIC」の導入手順は以下のとおりです。

  1. Stable Diffusionを起動し、「Extensions」タブをクリックして開く
  2. 「Install from URL」をクリックする
  3. 「URL for extension’s git repository」に「https://github.com/dvruette/sd-webui-fabric.git」と入力する
  4. 「Install」をクリックしてインストールを開始する

以上の手順で「FABRIC」のインストールが完了したら、次はStable Diffusionを再起動してください。

そうすることで、「FABRIC」が利用できるようになります。

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拡張機能「FABRIC」の使い方

ここからは、「FABRIC」の具体的な使用方法について解説していきたいと思います。

「FABRIC」の使用手順は以下のとおりです。

  1. プロンプトを入力し、画像を生成する
  2. 「FABRIC」の欄の横にある「◀️」をクリックし、「FABRIC」を開く
  3. 「Enable」にチェックを入れる
  4. 「Upload image」に生成した画像をアップロードする
  5. アップロードした画像に「Like」もしくは「Dislike」をつける
  6. プロンプトを調整し、新たに画像を生成する
  7. 手順1から手順6を繰り返していく

以上が「FABRIC」の使用手順です。

それでは、実際に「FABRIC」を使用している様子を写真でお見せしながら、自分のイメージした通りの画像に近づけていく作業を行っていきたいと思います。

今回は、「両手をおろしている美しい目をしたショートヘアの浴衣美人」の画像を生成していきたいと思います。

まずはプロンプトを決めていきましょう。

今回使用するプロンプトは以下です。

・プロンプト
1woman, yukata, 20 years old, beautiful eyes
・ネガティブプロンプト
worst quality, low quality, poorly eyes, bad body

プロンプトの入力が完了したら画像を生成していきます。

1枚目の画像は以下のようになりました。

そうしたら、次は「FABRIC」を開き、「Enable」にチェックを入れます。

そして、先ほど生成した画像を「Upload image」にアップロードしていきます。

今回の画像には「Like」を付けたいと思います。

以上の操作が完了したら、次はプロンプトを調整しながら2枚目以降の画像も同様のステップで「Like」と「Dislike」に振り分けていきます。

2枚目の画像は、あえてプロンプトは変えずに検証していきたいと思います。

2枚目に生成された画像は以下でした。

こちらの画像は、左右で目の色が若干異なっていたり、両手を挙げて何か持っていたりしています。

また、手も少し崩れています。

そのため、「Dislike」を付けたいと思います。

3枚目に生成する画像は、1枚目の画像の顔や服装、両手をおろしているポーズなどをベースにしながらも、よりショートヘアを強調していくためにプロンプトを以下にしました。

・プロンプト
1woman, yukata, 20 years old, short hair, beautiful eyes
・ネガティブプロンプト
worst quality, low quality, poorly eyes, bad body

そして、生成された画像が以下です。

1枚目の画像の顔や服装、ポーズなどをベースとしながらも、「ショートヘアの浴衣美人」の画像になっているのがおわかりいただけるかと思います。

このように、プロンプトを調整しながら、生成した画像を「Like」と「Dislike」に振り分けていくことで、より自分のイメージした画像を生成しやすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、自分がイメージした通りの画像を生成するのに役立つ拡張機能「FABRIC」について解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 「FABRIC」とは、生成した画像を「Like」と「Dislike」に振り分け、次に生成する画像をより自分のイメージ通りのものに近づけることができる拡張機能である
  • 「FABRIC」の導入手順は、【「Extensions」タブを開く】→【「Install from URL」をクリックする】→【「URL for extension’s git repository」に「https://github.com/dvruette/sd-webui-fabric.git」と入力する】→【「Install」をクリックする】である
  • 「FABRIC」の使用手順は、【プロンプトを入力し、画像を生成する】→【「◀️」をクリックし、「FABRIC」を開く】→【「Enable」にチェックを入れる】→【「Upload image」に生成した画像をアップロードする】→【アップロードした画像に「Like」もしくは「Dislike」をつける】→【プロンプトを調整し、新たに画像を生成する】→【これらの手順を繰り返していく】である

「FABRIC」を効果的に使うことで、自分のイメージした通りの画像を生成したい思った際に、何度も運任せにして画像を生成し直すという手間を省くことができます。

ぜひ活用してみてください!

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