【保存版】NovelAIのプロンプト書き方完全ガイド!コツや抽出方法も徹底解説

画像生成

NovelAIで画像生成を始めたとき、「思った通りの絵にならない」「タグを入れても反映されている気がしない」「ネガティブが難しい」と感じる方は多いです。

NovelAIは“プロンプト(呪文)”の書き方で仕上がりが大きく変わる一方、基本の型さえ押さえれば、再現性の高い絵作りができるようになります。

この記事では、タグと自然言語の使い分け、順番や強調のコツ、ネガティブプロンプト、さらにプロンプトの抽出や管理まで、実務で迷わない形でまとめます。

📖この記事のポイント

  • V4/V4.5の新しめ機能で再現性UP:自然言語、マルチキャラ、アクションタグ(source/target/mutual)などを使い分ける。
  • プロンプトは順番が命:重要な要素ほど前へ(品質→キャラ→構図→背景)。
  • 保存はテンプレ化が最強:固定部分(品質・基本スタイル・汎用ネガ)+可変部分(構図・背景)で回すと速い。
  • 困ったら“短くして核だけ”に戻す:長文を削って安定させてから、必要な要素を足す。
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

NovelAIのプロンプトとは?基本を理解しよう

NovelAIで思い通りの絵を出すために一番効くのが、プロンプト(呪文)の理解です。

難しいテクニックよりも先に、「何がどう反映されるのか」を押さえるだけで、出力の安定感が一気に上がります。

ここでは、最初に知っておくべき基本だけをサクッと整理します。

プロンプト(呪文)の役割と重要性

NovelAIのプロンプトは、大きく2種類の書き方があります。

どちらが正解というより、役割が違います。

  • タグ(カンマ区切りの単語)
    狙いを短く明確に伝えられるので、安定しやすい書き方です。外見や構図など「形」を作るのに向きます。
    例:1girl, blue eyes, long hair, school uniform, classroom, natural lighting
  • 自然言語(文章で説明)
    シーンや雰囲気を伝えやすく、世界観づくりに向きます。
    例:A girl is standing in a classroom with soft sunlight, smiling gently.

NovelAI独自のプロンプトの特徴

NovelAIのプロンプトには「通りやすいタグがある」「入力を助ける提案機能がある」「長くしすぎると効きにくい」という3つの特徴があります。

ここを押さえるだけで、同じ内容でも反映率と再現性が上がります。

  • NovelAIが認識しやすいタグの存在
    同じ意味でも、モデルが学習でよく見てきた定番のタグほど安定して反映されやすいです。反映が弱いと感じたら、タグを増やすより先に「言い換え」や「より一般的なタグへの置き換え」をすると改善しやすくなります。
  • タグ候補の提案機能について
    入力中に出るタグ候補は、単なる補助ではなく「通りやすい語彙」へ寄せるための近道です。スペルや表記ゆれを減らせるので、迷ったときは候補から選ぶだけでも反映率が上がることが多いです。
  • トークン数の制限とコンテキストリミットバー
    プロンプトには入力上限があり、長くなるほど後ろの要素が効きにくくなります。コンテキストリミットバーを目安に、重要な要素(品質、人数、髪、服、構図)は前に集め、背景や雰囲気は後ろに回すと安定します。うまくいかないときは足し算より、まず短くして「核だけ」に戻すのが効果的です。

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【NovelAI】プロンプトの基本的な書き方

ここからは、NovelAIで安定して狙い通りに出すための「型」を作ります。

最初に型を決めておくと、あとから髪色や服、背景だけを差し替えるだけで再現性が出ます。

プロンプトの基本構成

結論から言うと、並べる順番はこれが一番安定します。

  1. 品質タグ:まず画質や作風の土台を固定します
  2. キャラクター:人数、髪、目、服、表情など「主役」を決めます
  3. 構図:上半身、全身、寄り、視点など「見せ方」を固定します
  4. 背景:場所、時間、天気、雰囲気など「シーン」を足します

以下は上の順番で作成した、基本プロンプト例です。

{best quality}, {{masterpiece}}, {highres}, 1girl, solo, blue eyes, long blonde hair, school uniform, smile, looking at viewer, simple background

ネガティブプロンプト

ネガティブプロンプトは「入れたくない要素」を先回りで消すための指示です。

入れすぎると逆に不自然になることもあるので、まずは定番の失敗だけを抑えるのが安全です。

以下は、最初に入れておくと効きやすい定番のネガティブプロンプトです。

lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, cropped, worst quality, low quality, normal quality, blurry

品質を上げる必須タグ

品質タグは、絵の土台(解像感、描き込み、完成度)を底上げする役割があります。

特に初心者のうちは、以下の3つを入れるだけで「それっぽい仕上がり」になりやすいです。

best quality, masterpiece, highres

また、「絵のジャンル(仕上がりの方向性)」を決めるためのスタイルタグもあります。

例えば、同じキャラ指定でも雰囲気がガラッと変わります。

  • illustration:イラストっぽい仕上がりに寄せたいとき(柔らかい塗り、絵画寄り、ポスターっぽい雰囲気など)
  • anime:アニメ調に寄せたいとき(はっきりした線、アニメ塗り、キャラ絵っぽさを強めたいとき)

プロンプトは前にある要素ほど優先されやすいです。

品質タグを先頭に置くことで、「まず画質を整えてから内容を作る」流れになり、崩れにくくなります。

品質タグは“綺麗にするスイッチ”、スタイルタグは“絵柄を決めるスイッチ”です。

品質タグあり

{{best quality}}, {{masterpiece}}, {highres}, illustration, 1girl, detailed face, beautiful eyes, soft lighting

品質タグなし

1girl, detailed face, beautiful eyes, soft lighting

キャラクター要素の指定方法

キャラクター指定は、NovelAIで仕上がりが一番ブレやすい部分です。

ここが曖昧だと「別人になる」「服が変わる」「人数が増える」などが起きやすいので、まずはキャラ情報を上から順に固めるのがコツです。

  • 人数の指定
    人数は最初に置くと安定します。
    例:1girl / 2girls / solo / multiple girls
  • 髪型・髪色の指定
    髪は認識されやすい要素なので、ここを固めると別人化が減ります。
    コツは「long silver hair, twin braids」のように「色+長さ+髪型」を1セットで書くことです。
    色だけ、髪型だけ、のように分けすぎるより、セットで短く言い切る方が通りやすいです。
  • 目の色や表情
    顔の印象を決める要素です。
    目の色は比較的安定しやすいので、具体定なプロンプトを入れましょう。
    表情は盛りすぎるとブレやすいので、まずは1語で決めるのが安全です。
    例:smile / gentle smile / serious / blush
  • 年齢や体型の表現
    ここは入れすぎると破綻の原因になりやすいので、最小限にします。
    迷ったら一旦外して、髪・目・服・構図を優先した方が安定します。
    例:teen / adult、slim / petite
{best quality}, {masterpiece}, 1girl, solo, long silver hair, twin braids, red eyes, gentle smile, maid outfit, white apron, cowboy shot, detailed face

ネガティブプロンプト:lowres, bad anatomy, bad hands, multiple girls, blurry

構図とアングルの指定

キャラクターが同じでも、構図(どこまで写すか)とアングル(どこから見るか)で印象は一気に変わります。

ここを言語化できるようになると、「顔は良いのに全体がイマイチ」「全身にしたら崩れる」みたいな悩みが減って、狙い通りの絵を作りやすくなります。

基本的な構図タグ

構図タグは「どこまで写すか」を決めます。

  • close-up:顔アップ。表情や目を綺麗に出したいとき
  • upper body:上半身。顔+服の雰囲気を両立したいとき
  • cowboy shot:太ももあたりまで。ポーズや衣装も見せたいときの万能枠
  • full body:全身。服・脚・動きまで入れたいとき

構図タグは、1つに絞りましょう。

カメラアングル

アングルは「視点」を決める要素です。
雰囲気作りに強いので、構図が決まったら最後に足すのが安定します。

  • from above:上から。可愛さ、守ってあげたい雰囲気になりやすい
  • from below:下から。迫力や強さが出やすい(崩れやすいので控えめ推奨)
  • from side:横から。横顔やシルエットを見せたいとき
  • looking at viewer:視線をこちらに固定したいとき(安定しやすい)

ポーズは「構図(どこまで写すか)」と「アングル(どこから見るか)」を決めたあとに、仕上げとして足すと安定します。

先にポーズを盛ると崩れやすいので、基本は短く1つだけ指定します。

  • 基本は「状態+1動作」
    standing, sitting, walking, running, jumping などから1つ選び、追加する動作も1つまでにします。
  • 視線は別で固定すると安定しやすい
    looking at viewer を入れると、表情と顔の向きがぶれにくくなります。

カウボーイショット

{best quality}, 1girl, cowboy shot, standing, looking at viewer

全身

{best quality}, 1girl, full body, standing, simple background

背景・シチュエーションの設定

背景は、絵の「世界観」を決める要素ですが、盛りすぎると一気にブレやすい場所でもあります。

コツは、最初に「シンプル背景で安定させる」か「詳細背景で作り込む」かを決めて、どちらかに寄せることです。

まず決めるのは背景の方向性

背景はsimple backgroundとdetailed backgroundで難易度が変わります。

  • simple background:人物を主役にしたい、まず安定させたい、崩れを減らしたい
  • detailed background:情景を作り込みたい、物語性や空気感を出したい

人物が崩れる、別人化する、構図が安定しないときは、いったんsimple backgroundで固めてから背景を足すと成功率が上がります。

場所の指定は「抽象より具体」

outdoorのような広い言葉より、classroomやforest、beachのように言い切った方が背景がズレにくいです。
さらに安定させたい場合は、場所タグを増やすより「1つに絞る」のが効果的です。

例えば
  • classroom, library, school hallway
  • forest, park, street, cafe
  • beach, seaside, mountain, cityscape
時間帯と天候は「色味を決める」

時間と天気は雰囲気を一発で変えられます。
入れすぎるとごちゃつくので、まずは2つまでが安全です。

  • 時間帯:morning, daytime, sunset, night
  • 天候:sunny day, cloudy, rainy, snow, fog

シンプルな背景

{best quality}, 1girl, white background, simple background

詳細な背景

{best quality}, 1girl, detailed background, cherry blossoms, spring, sunlight, outdoor, garden

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プロンプトの強調・弱調テクニック

プロンプトが思った通りに反映されないときは、強さ(重み)と優先順位を整える方法があります。

NovelAIでは、括弧で“効かせ方”を調整したり、並び順で優先度を変えたり、複数の雰囲気を混ぜて狙いを寄せたりできます。

ここでは、よく使う3つの調整方法を実例つきで紹介します。

括弧:{}と[]の使い方

まず覚えておくと便利なのが、括弧での強弱調整です。

「絶対に欲しい要素」は少し強めに、逆に暴れやすい要素は弱めにすると、崩れにくくなります。

  • {} は強調:1個につき ×1.05(例:{blue eyes})
  • [] は弱調:1個につき ÷1.05(=約0.95)(例:[glowing])
  • 重ねがけも可能(例:{{blue eyes}} のように段階的に強める)

通常

best quality, 1girl, blue eyes, long hair

強調あり

{{best quality}}, 1girl, {{{blue eyes}}}, long hair

プロンプトの順番で優先度を調整

NovelAI(V3/V4)は、プロンプトを前から順に読んで解釈していく性質が強く、基本的に前に置いた要素ほど優先されやすい傾向があります。

そのため、同じ単語を入れていても「後ろに追いやられている」だけで反映が弱くなったり、背景や雰囲気タグが強すぎてキャラ要素が負けたりすることが起きます。

特にV4は自然言語にも対応して表現の幅が広いぶん、文章が長くなると情報が散りやすいので、“絶対に外したくない条件”を先頭寄りにまとめるほど安定します。

重要要素を前に

{best quality}, red dress, 1girl, long hair, garden

重要要素を後に

{best quality}, 1girl, long hair, garden, red dress

プロンプトミキシングの活用方法

プロンプトミキシングは、|(パイプ)で区切った複数のプロンプトを“混ぜる”機能です。

たとえば「絵柄(画風)は入れたいけど、強く出すぎて内容が崩れる」といったときに、影響をなだらかにしながら要素を足したい場面で役立ちます。

|の前後にスペースは不要です。

また、2つ目以降のプロンプトに対して :数値 で“混ざり具合(強さ)”を指定できます。

数値を書かなければ、デフォルトは1です。

この機能はV3以下のモデルでのみ利用可能

{best quality}, 1girl, anime style|watercolor:0.4, soft lighting
ネガティブプロンプト:lowres, bad anatomy

この場合、ベースはanime styleでアニメ寄りにしつつ、watercolorの要素を「強さ0.4」で控えめに足しています。

ネガティブプロンプトの効果的な使い方

ネガティブプロンプトは、ただ「嫌な要素を並べる」ものではなく、仕上がりを安定させるための“調整ツール”です。

入れすぎると表情やポーズが硬くなったり、絵柄が痩せることもあるので、基本は「よく出る事故だけを最小限で止める」運用がいちばん効きます。

ここでは、汎用セットとシーン別のネガティブプロンプトについて紹介します。

ネガティブプロンプトとは

ネガティブプロンプトは、「入れてほしくない要素」を先回りで止めて、絵の事故を減らすための指示です。

以下の比較画像のように、ネガティブプロンプトを入れることで余計な情報が減って主役が立ち、線や顔・手の破綻も抑えやすくなり、仕上がりの「当たり外れ」が大きくなります。

ネガティブなし

プロンプト:{best quality}, 1girl, detailed

ネガティブあり

プロンプト: {best quality}, 1girl, detailed
ネガティブ: lowres, bad anatomy, bad hands, blurry, worst quality

汎用ネガティブプロンプトテンプレート

V4/V4.5で迷ったときは、まず以下の「汎用ネガティブ」を土台にすると安定します。

手や指の崩れ、余計な文字・透かし、低解像感など“よくある事故”をまとめて抑える目的のセットです。

最初はこのまま入れて、気になる症状が出たときだけ追加・削除して調整するのがおすすめです。

ただし、ネガティブを盛りすぎると絵が固くなったり、ポーズや表情が不自然になったりすることもあります。

もし生成が窮屈に感じたら、「stiff posture」「awkward composition」などの“雰囲気系”を外して、まずは手・顔・文字まわりの最低限だけ残すと戻しやすいです。

lowres, worst quality, low quality, normal quality, bad anatomy, bad hands, bad fingers, missing fingers, extra fingers, bad proportions, poorly drawn hands, malformed hands, bad feet, bad legs, extra limbs, missing limbs, cropped, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, text overlay, poorly drawn face, distorted features, asymmetric eyes, unnatural pose, stiff posture, awkward composition

シーン別ネガティブプロンプト

①人物ポートレート(顔・上半身メイン)

{{best quality}}, {{masterpiece}}, 1girl, portrait, close-up, detailed face, beautiful eyes, soft smile, long flowing hair, elegant, studio lighting, bokeh background

ネガティブプロンプト:
lowres, bad anatomy, bad face, asymmetric face, asymmetric eyes, cross-eyed, bad eyes, deformed eyes, uneven eyes, bad mouth, distorted mouth, missing teeth, bad nose, bad ears, poorly drawn face, bad proportions, double chin, long neck, bad skin, skin blemishes, moles, wrinkles, bad hair, messy hair, floating hair, bad hands visible, extra fingers visible, bad lighting, harsh shadows, overexposed, underexposed, flat lighting, worst quality, low quality, blurry, grainy, jpeg artifacts, signature, watermark

②全身イラスト(複雑なポーズ)

{best quality}, {masterpiece}, 1girl, full body, dynamic pose, jumping, detailed clothing, flowing dress, outdoor, garden, detailed background, action shot, motion, wind effect

ネガティブプロンプト:
lowres, bad anatomy, bad body, bad proportions, bad legs, bad feet, bad arms, bad hands, bad fingers, missing fingers, extra fingers, missing limbs, extra limbs, malformed limbs, twisted limbs, bent legs, stiff pose, unnatural pose, awkward pose, floating limbs, detached limbs, bad joints, bad knees, bad elbows, long body, short legs, deformed, mutation, poorly drawn, cropped legs, cropped feet, feet out of frame, worst quality, low quality, blurry, motion blur, distorted perspective, wrong perspective, unbalanced composition

③複数人物のポートレート

{best quality}, 2girls, standing together, holding hands, school uniform, friends, smiling, looking at each other, classroom background, natural lighting, detailed

ネガティブプロンプト:
lowres, bad anatomy, bad hands, bad proportions, 3girls, 4girls, multiple girls, extra person, extra characters, crowd, fused bodies, merged bodies, conjoined, overlapping bodies, extra faces, extra heads, duplicate characters, cloned characters, character duplication, bad face, asymmetric faces, different art styles, inconsistent proportions, size difference, poorly drawn, worst quality, low quality, blurry, confusing composition, cluttered, too many people, background characters, photobomb

④背景重視(風景+人物)

{{best quality}}, {{masterpiece}}, 1girl, standing, scenic view, mountain landscape, sunset, dramatic sky, detailed background, cinematic lighting, atmospheric, fantasy world

ネガティブプロンプト:
lowres, bad anatomy, simple background, plain background, white background, blank background, no background, empty background, flat background, boring background, poorly drawn background, low detail background, blurry background, distorted perspective, wrong perspective, floating character, character not grounded, mismatched lighting, inconsistent lighting, bad composition, bad framing, cropped scenery, repetitive patterns, tiling, worst quality, low quality, jpeg artifacts

NovelAI V4/V4.5の最新プロンプト機能

V4/V4.5では、プロンプトまわりの機能がかなり進化していて、「思いどおりに指示を通す」「複数キャラを破綻させずに描く」といった悩みが一気に減ります。

この章では、実用度の高い新機能をまとめて紹介します。

まずは“使えるところだけ”取り入れるだけでも、再現性が上がって調整がラクになります。

自然言語プロンプトの使い方

自然言語プロンプトは、「文章で情景を説明して」生成させる書き方です。

V4/V4.5ではこの自然言語が通りやすくなっています。

使い方のコツは3つだけ押さえると安定します。

  • 1文目で“主役”を決める:誰を描くか(例:1girl / a girl など)を最初に置く
  • 次に“何をしているか”を書く:立つ、笑う、見る、走るなど動作・表情を文章で
  • 最後に“場所・雰囲気”を足す:背景、季節、時間帯、光(soft light など)で仕上げる
{best quality}, 1girl standing in a beautiful garden with cherry blossoms, wearing a red dress, smiling gently at the viewer

マルチキャラクタープロンプト

マルチキャラクタープロンプトは、複数人を描くときに「誰がどんな見た目で、何をしているか」をキャラごとに分けて指定できる機能です。

通常のプロンプトだと要素が混ざってしまいがちですが、この機能を使うと髪色や服装、表情などが入れ替わりにくくなり、複数キャラでも安定して狙いに寄せられます。

使い方は、「キャラクターを追加」から人数分の枠を作り、それぞれに特徴を書いていくだけです。

最大6人まで対応しているので、2人組から集合絵まで幅広く使えます。

マルチキャラ例:
キャラ1: 1girl, long blue hair, blue eyes, dress, smiling
キャラ2: 1girl, short red hair, green eyes, casual outfit, waving
背景: park, sunny day, cherry blossoms

アクションタグの活用方法

複数キャラの絵で「手をつなぐ」「向き合う」「片方だけ照れる」みたいな関係性を作りたいときは、アクションタグを使うと指示が通りやすくなります。

  • source#:行動する側(キャラ1など)
    例)source#holding hands(手をつなぐ “動作” をする側)
  • target#:行動を受ける側(キャラ2など)
    例)target#blushing(照れている “反応” をする側)
  • mutual#:お互いに同じ動き・状態をさせたいとき
    例)mutual#holding hands(両方が手をつないでいる状態に寄せる)

また、アクションタグは盛りすぎると崩れやすいので、最初は1シーンにつき1〜2個に絞るのがおすすめです。

関係性が安定してから、表情や距離感(facing each other, close-up など)を足すと作り込みやすくなります。

アクションタグ例:
{best quality}, 2girls, source#holding hands, target#blushing, facing each other, romantic atmosphere

キャラクター位置指定機能

複数キャラで一番よく起きるのが、「左右が入れ替わる」「見た目が混ざる」「距離感が崩れる」問題です。

プロンプト左下にある調整をクリックすると以下の画面が表示され、指定をすることができます。

位置指定例:
キャラ1(左側): 1girl, blue hair, dress, standing
キャラ2(右側): 1girl, pink hair, casual outfit, sitting

プロンプトの管理と保存方法

NovelAIは、少しずつ調整しながら“当たり”に近づけていく使い方が多いです。

だからこそ、うまくいったプロンプトを「いつでも戻せる形」で残しておくと、制作が一気にラクになります。

ここでは、よく使うプロンプトの保存、履歴の活用、画像からの抽出という3つの方向で整理します。

よく使うプロンプトの保存テクニック

保存のコツは、プロンプトを丸ごと1本で残すのではなく「テンプレ化」して育てることです。

毎回ゼロから書くより、よく使う型を固定して、変える部分だけ差し替える運用が安定します。

テンプレに残すべきパーツの分け方

たとえば、品質タグは固定し、キャラ要素も「髪・目・服・表情」くらいまでをテンプレにします。
構図と背景は作品ごとに変えやすいので、ここを可変にしておくと使い回しやすいです。
ネガティブも同様に、汎用の短いセットを作り、必要なときだけ追加する形にすると破綻しにくくなります。

保存先は“あとで迷わない場所”でOK

保存先は、NovelAI内のメモ的な使い方でも良いですし、外部のメモアプリやスプレッドシートで「ジャンル別テンプレ」を作っておくのもおすすめです。
重要なのは、後から見返したときに迷わないよう、テンプレ名に用途を書いておくことです。
例:「ポートレート用」「全身用」「背景重視」「アニメ寄せ」など

プロンプト履歴の活用

プロンプト履歴は、「当たりを再現するためのメモ帳」です。

当たり画像のプロンプトだけを見るのではなく、ネガティブと設定もセットで確認しましょう。

履歴確認方法

画面右上にある時計(丸い矢印)っぽいアイコンを押すと、過去の生成結果を一覧で確認できます。
確認したい履歴の画像を選択することで、プロンプトなど生成した際の設定が表示されます。

プロンプト抽出ツールの活用

NovelAIには画像のメタデータ(プロンプトや設定)を確認する公式ページがあります。

ここに画像をドラッグ&ドロップすると、埋め込まれている情報を見られます。

抽出ツールは、「この絵っぽい雰囲気に寄せたい」ときの近道になります。

ただし、抽出結果は“完全コピー”ではなく、“ベース”として整えて使うイメージです。

画像から抽出できる情報は、画像ファイルに生成情報(メタデータ)が残っている場合に限られます。

高品質画像を生成するプロンプト実践例

ここからは、実際に「そのままコピペして試せる」プロンプト例を紹介します。

NovelAIは理屈が分かっていても、いざ書こうとするとタグの順番や情報量で迷いがちなので、まずは完成形を使って感覚を掴んでみましょう。

例①:ファンタジーキャラクター

{{best quality}}, {{masterpiece}}, 1girl, solo, witch hat, long purple robe, holding staff, magical aura, glowing eyes, detailed clothing, fantasy background, mystical atmosphere
ネガティブ: lowres, bad anatomy, bad hands, simple background

例②:学園・日常シーン

{best quality}, 1girl, school uniform, classroom, sitting at desk, reading book, natural lighting, detailed background, peaceful atmosphere

例③:季節・イベントイラスト

{{best quality}}, 1girl, kimono, cherry blossoms, spring, petals falling, soft sunlight, traditional japanese garden, detailed background

プロンプト作成でよくある失敗と対策

NovelAIは同じプロンプトでも、少しの書き方の違いで結果が大きく変わります。

ここでは「よくあるつまずき」を先に潰して、安定して狙い通りに寄せるための調整ポイントをまとめます。

プロンプトが反映されない時の対処法

「書いたのに変わらない」と感じるときは、まず“タグが効いていない理由”を切り分けるのが近道です。

  • タグを“通る言葉”に言い換える
    NovelAIは、認識しやすい定番タグほど安定します。
    効きが弱いと感じたら、同じ意味でも抽象語をやめて、具体的なタグに寄せます。
    例:「かわいい」が弱い → smile, gentle smile, blush のように表情で言い切る
  • 欲しい要素だけ軽く強調する
    どうしても外したくない要素は、{}で軽く強調すると優先されやすくなります。
    ただし多用すると破綻しやすいので、最初は1~2個までが安全です。
    例:{blue eyes}, {long hair}
  • タグの順番を並べ替える
    反映されない原因で一番多いのが順番です。重要な要素ほど前に置きます。
    おすすめは、品質タグ→キャラ→構図→背景。欲しい要素が後ろにあるなら前へ移動します。
  • 邪魔な要素をネガティブで消す
    狙いが通らないときは、ポジティブを盛るより「出てほしくないものを消す」方が早いことがあります。
    例:文字が入る → text, watermark を追加

意図しない要素が生成される場合

「余計なものが出る」「別の服になる」「背景が混ざる」などは、プロンプトの曖昧さが原因になりやすいです。

  • 出てほしくない要素をネガティブで止める
    余計な要素は、ポジティブで押し返すよりネガティブで止めるほうが確実です。
    まずは「邪魔なものだけ」をピンポイントで入れます。
    例:トリミングされる → cropped, out of frame
  • 曖昧な言葉をやめて“言い切る”
    抽象ワードは解釈がブレやすいので、具体語に変えるだけで混入が減ります。
    例:outdoor だけ → classroom / forest / beach のように場所を特定する
  • 矛盾する指示を同時に入れない
    両立しにくい指定を混ぜると、モデルが迷って意図しない結果になりやすいです。
    例:close-up と full body を同時に入れない

品質が安定しない時の改善策

うまくいったり崩れたりが続くときは、設定を大きく動かす前に、まずプロンプトを整理して“安定する形”を作るのが近道です。

次の順番で整えると、ブレがぐっと減ります。

  1. 品質タグで土台を揃える
    まずは best quality, masterpiece, highres を入れて、線や塗り、描き込みのベースを安定させます。
    崩れやすい場合は、品質タグだけを軽く強調して土台を固めると効果が出やすいです。
    例:{best quality}, {masterpiece}, highres
  2. プロンプトを短くして“核だけ”に戻す
    当たり外れが大きい原因は、盛りすぎで優先順位がぼやけていることが多いです。
    いったん人数・髪・目・服・構図だけに絞って安定させ、背景や小物は後から足すと結果が揺れにくくなります。
  3. Stepsやガイダンスは少しずつ調整する
    プロンプトが安定してから、設定を小さく動かして微調整します。
    ここを一気に変えると別物になりやすいので、「安定→微調整」の順番を守ると失敗が減ります。

プロンプト作成に役立つツールとリソース

プロンプトは、ゼロから毎回ひねり出すより「叩き台を作って整える」ほうが早く、安定します。

ここでは、実際に使いやすい3つの手段(ChatGPT/ジェネレーター/コミュニティ)を紹介します。

ChatGPTでプロンプト生成

ChatGPTは「考えをタグに変換する係」として使うと便利です。

特に、やりたい絵のイメージはあるのに、タグに落とし込めない人に向いています。

依頼テンプレ

目的:NovelAIで画像生成したい
条件:品質タグ→キャラ→構図→背景の順で、英語タグをカンマ区切りで作って
キャラ:髪色、髪型、目、服、表情
構図:upper body / cowboy shot / full body から指定
背景:場所、時間帯、天候

プロンプトジェネレーター

プロンプトをゼロから組み立てるのが難しい場合は、まずプロンプト・ジェネレーターを使って作ってみてください。

画像生成AI 呪文(プロンプト)生成ページでは、人物・服装・背景・画風などを選びながら要素を足していけるので、「何を書けばいいか分からない」状態からでも一気に形にできます。

ただし、出てきたプロンプトは完成品というより素材だと思ってください。

NovelAIはタグの順番や情報量で結果が変わりやすいので、生成後に英語表現を言い換えたり、重要な要素を前に寄せたり、盛りすぎた部分を削ったりすると安定します。

プロンプト共有コミュニティ

コミュニティは「流行りのタグ」「鉄板テンプレ」「新しい書き方」を拾うのに便利です。

うまい人のプロンプトを見るだけで、語彙と組み立てが一気に伸びます。

チェックする場所
  • Seesaawikiなどの掲示板(テンプレの蓄積が見つかりやすい)
  • X(Twitter)での情報収集(最新の流行タグや作例が流れてきやすい)

見つけたプロンプトは、そのままコピペで使うというより、まず自分のテンプレに当てはめて整理するのがおすすめです。

まとめ

NovelAIのプロンプトは、センスよりも「型」で安定します。

まずは品質タグで土台を整え、キャラ要素、構図、背景の順に並べるだけで、反映されやすさが一気に変わります。

V4/V4.5では自然言語やマルチキャラ、アクションタグも使えるので、できるところから取り入れてテンプレ化していくと、再現性と作業スピードがどんどん上がります。

まずは汎用テンプレをコピペして、髪色や構図など1か所だけ変えるところから試してみてください!

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