AI画像生成ツール『Stable Diffusion』では、多様なモデルを利用することでさまざまなジャンルのAI画像を生成することが可能です。
「Stable Diffusionのcheckpointとは何?」「実際にどう利用するか知りたい!」
このような疑問をお持ちの方は、多いのではないでしょうか?
本記事では、Stable Diffusionにおけるcheckpointの概要から、ダウンロード・導入方法、使い方について、解説していきます!
Stable Diffusionの「checkpoint」とは?
「checkpoint」とは、「Stable Diffusion」の学習中に生成された画像の特徴を保存したファイルを指します。
通常、一般に提供されるファイルがこれに該当し、複数のファイルを用意して切り替えることで、さまざまな特徴を持つ画像を生成できるようになります。
いわゆるモデルと同じものだと思っていただければ大丈夫です!
「checkpoint」モデルのダウンロード方法
ではいよいよ、「checkpoint」モデルに触れていきましょう。
まずは、編集画面を開きます。
左上にcheckpointという項目がありますが、今回はこちらにモデルを追加していきます。
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モデルのダウンロードには、様々なサイトがありますが、代表的な『Civitai』がオススメです。
トップページの右上にフィルターがあります。Model typesの欄にある、「Checkpoint」を押下しましょう。
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ここで気になる画像を選んで詳細に飛びます。
今回はこちらのcheckpointモデルを使用してみます。
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モデルページ詳細の右側にダウンロードボタンがあるので、こちらをクリックします。
データの容量がかなり大きいため、空きがあることを確認しておくと良いでしょう。
ダウンロードしたデータをGoogleドライブの指定の場所に格納することで、新たな「checkpoint」モデルを使用できるようになります。
次の章で、その格納場所を見ていきましょう。
※『Civitai』についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
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【Google Colab】「checkpoint」モデルの導入方法
ではいよいよ「checkpoint」モデルの導入です。
実際の画面を見て、一緒にトライしてみましょう。
まずは、Googleドライブの「sd」を開き、「stable-diffusion-webui」を選択します。
選択すると、↓の画面になります。中央付近にある「models」を選択しましょう。
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「models」を押下すると、↓の画面が出ます。次は「Stable-diffusion」を選択しましょう。
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無事開くことができれば、先ほどダウンロードしたデータをアップロードしましょう。
※データが大きいため、アップロードも時間がかかります。
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「checkpoint」モデルの使い方
データのダウンロードが完了したら、いよいよ実践です!
まだ↓の図のように、checkpointが反映されていない場合は、右隣にある更新ボタンを押して、更新しましょう!

上手く更新ができた場合、↓のような状態になります。上手くいかない場合、次の章で格納場所を確認してみてください。

ちなみに、今回使用する「checkpoint」モデルを用いると、↓のようなイラストが作成可能です。今回は、なるべく見出しのイラストに近づけてみます。

準備は整いました!いよいよ呪文(プロンプト)を打ち込み、生成していきましょう!
今回は、下記の呪文(プロンプト)と、ネガティブプロンプトを使用しました。
呪文(プロンプト)↓
ネガティブプロンプト↓
実際に出力された画像はこちらです!
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同じ呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトでも、checkpointモデルを変更すると、テイストがガラっと変わります
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※『モデル』の使い方について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
【Google Colab】「Checkpoint」にモデルが出てこないエラーの対処法
Stable Diffusionの「Checkpoint」にモデルが出てこない場合の対処法ですが、
「Googledriveのマイドライブの中にある、Stable-diffusionフォルダへ、モデルのデータを移動する」になります。
正しくフォルダへ格納されていないとエラーになってしまいますので、もう一度以下の手順を踏んでみてください。
- Googleドライブのマイドライブを開く
- sd ⇒ stable-diffusion-webui ⇒ models の順にフォルダを開く
- Stable-diffusionのフォルダを開き、モデルをアップロードする
そもそもマイドライブに「sd」フォルダがない場合は、stable diffusionの初期設定で飛ばしている作業があるかもしれません。
下記のページに、stable diffusionの使い方を記載しているので、チェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、Stable Diffusionのcheckpointのインストール方法と、使い方について紹介しました。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- checkpointとは、いわゆるモデルのようなもの
- 同じ呪文(プロンプト)でも、checkpoint次第で違うイラストに!
- データの格納場所に注意しよう!
皆さんもcheckpointを活用して、理想のAI画像を生成してみましょう!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
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