Grokの危険性が高いって本当？3つのリスクと対策をくわしく解説

「Grokって流行ってるらしいけど、ちょっと怖いかも…」と感じたことはありませんか？

「個人情報が抜かれる」「会話が勝手に学習に使われる」という噂を聞くと、試す前に知っておきたいと思いますよね。

Grokを安心して使うには、どんな危険性があるのかを知ったうえで対策する必要があります。

本記事では、Grokで懸念されるリスクと対策、注意点について詳しく解説しています。

危険性の正体を見極めて、Grokを楽しく使いたい方はぜひお役立てください。

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Grokってなに？話題のAIツールをざっくり解説

Grokは、イーロン・マスク氏が率いるxAI社が開発した、今話題のチャットAIです。

一番の特徴はXと連携している点で、X上のポストを参照して回答する能力を持っています。

まるでXのタイムラインを網羅した賢い友人と話しているような感覚で、リアルタイムの情報に基づいた質問や雑談が楽しめます。

Grok公式サイト（https://grok.com/）でも利用可能で、料金形態はFree・Super Grok・Super Grokヘビーの3つ。

基本的な機能は無料のFreeで試せるため、AI初心者でも気軽に楽しめますよ。

気軽な雑談から課題の相談や質問、さらには画像生成まで、使い方の自由度が高いのも魅力。

「こんなことまでできるの？」と驚くこともしばしばです。

Grokは危険性が高い？避けたい3つのリスク

Grokは便利なAIですが、リスクもあります。

1つずつ見ていきましょう。

リスク①：会話内容が学習・データに使われる

Grokとのやり取りは、AIの精度向上のために利用される可能性があります。

「勝手に使われる！」と危険性を感じるかもしれませんが、実はGrokのプライバシーポリシーには、このデータ利用について明確に記載されているんです。

もちろん、個人が特定できる形で公開されるわけではありません。

しかし、何気なく話した内容がGrokの学習データとして活用される可能性を認識しておく必要があります。

デリケートな情報、誰にも知られたくないプライベートな話題は、安易にGrokに打ち明けないように気をつけてみてください。

リスク②：アカウントや位置情報が共有される恐れがある

GrokはXと連携して利用するため、Xのログイン情報や基本的なプロフィールデータが共有の対象となる可能性があります。

さらに、スマートフォンでGrokを利用している場合、位置情報が意図せず記録されてしまうリスクにも注意が必要です。

情報がGrok側で保存され、他のサービスとデータが紐づくことで、思わぬ形で個人が特定される可能性もゼロではありません。

特に、位置情報は生活圏や行動パターンを推測させる情報です。

Grokを利用する際は必ず設定を見直し、不必要な情報の共有は避けるようにしましょう。

リスク③：不用意な発言が個人情報につながる可能性

Grokと会話する際、住所や会社名、家族構成といった個人情報を含んだ発言はしないよう注意しましょう。

Grokとのやり取りは保存・分析される可能性があるため、情報が蓄積されると後から個人が特定されるリスクもあり得ます。

例えば「◯◯駅近くの会社に勤めていて…」など、具体的な地名と状況だけでも、思わぬ形で情報が絞り込まる可能性はあります。

どこまで情報を入力するか、自分自身で判断できるレベルのリテラシーを身につければ、Grokを安心して利用可能です。

Grokはバレる？噂の出どころと実態

「Grok バレる」と検索される理由は、AIとの会話内容が公開・漏洩するのでは？という不安を持つ人が多いからです。

特に興味深いのが、「ネトストがバレる」という声です。

ネトストとは、特定の人をSNSで追いかける行為を指します。

GrokがXと連携しているため、閲覧履歴や検索履歴、Grokとの会話が「学習データとして利用されるかも」と心配する声も少なくありません。

実際には、ユーザーの発言が勝手に投稿されたり公開されることはありません。

ただし、Xとの連携状況や設定によっては、情報が第三者に共有される可能性があると覚えておきましょう。

Grokの危険性を抑えたい人が知っておくべきこと

Grokの潜在的なリスクについて理解したところで、次は具体的な対策について解説していきます。

順番に見ていきましょう。

プライバシー設定で位置情報や連携を管理する

Grokを安全に使うために、まず確認したいのがXのプライバシー設定です。

Xの設定画面で「プライバシーと安全」→「Grokとサードパーティーコラボレーター」と進んでください。

ここで不要な連携はオフに設定できます。

スマートフォンでGrokを利用する場合は「位置情報」の設定にも注意が必要です。

設定画面から、XアプリやGrokアプリの位置情報利用をオフにしておきましょう。意図しない位置情報の記録を防止できます。

個人情報を含む発言は避ける

Grokとの会話では、具体的な個人情報を含む発言は避けましょう。

Grokに入力された情報は、システム上に保存される可能性があるからです。

「どこまで話して大丈夫なんだろう？」と不安になる気持ち、ありますよね。

例文を挙げて、安全な話し方とNGな話し方を比較してみましょう。

「会社」「自宅」「人間関係」など、特定されやすい情報は抽象的に表現するか、そもそも会話に出さないのが賢明です。

日頃から「Grokに話していい情報かな？」と考える習慣をつけましょう。

利用履歴を削除する

Grokとの会話履歴は定期的に見直して、不要なものは削除する習慣をつけましょう。

「Grokとサードパーティーコラボレーター」内に、「会話履歴を削除する」があります。

少しでも「この会話、残しておくのは不安だな」と感じる履歴があれば、迷わず削除することをおすすめします。

履歴をこまめに整理すれば、人に見られる心配もなく、精神的な安心感にもつながりますよ。

Grokと話した後、特に必要なければすぐに履歴を消すようにしてみましょう。

Grokを安心して使うためのポイント

Grokとの付き合い方について不安がある人は、AIの仕組みやセキュリティについて学べる無料セミナーを活用しましょう。

最近では、初心者向けのAI講座や、AIのプライバシーに関する情報を発信する企業やプラットフォームが増えています。

AIリテラシーを高めると、Grokだけでなく他のAIツールを安全に利用できます。

「AIって難しそう…」と感じる人にもおすすめなのがSHIFT AIの無料セミナーです。

AI初心者にもわかりやすい解説や、第一線で活躍するAIのプロからの話が聞けて一気に理解が深まります。

近年めざましい進化を見せるAI、これから楽しんでいきましょう！

まとめ

この記事では、Grokの危険性に関する噂から、実際に注意すべきリスクとその対策までを具体的に解説しました。

この記事をまとめると以下のようになります。

Grokはリスクを正しく理解し、必要な対策を取れば、頼もしいAIとして活用できます。

「AIをもっと安心して使いこなしたい」と感じる方は、SHIFT AIの無料セミナーも活用して、AIリテラシーを高めてみてくださいね。