Stable Ⅾiffusionで画像を生成する際に必要になるモデルですが、モデルを探す際にこんなお悩みはありませんか?
「写真のようにリアルな人物が生成できるモデルを知りたい」
「人気のJuggernaut XLってどんなモデル?」
「モデルの商用利用が出来るか知りたい」
いかがでしょうか。こういったお悩みをお持ちの方はやはりたくさんいらっしゃいますよね?
今回は、人気のモデル『Juggernaut XL』のインストール方法から商用利用の可否までわかりやすくご紹介します。
この記事を最後まで読んでいただくと、今までにないクオリティーのリアルな画像を簡単に生成できるようになります。Juggernaut XLのインストールから画像生成まで初心者の方でも簡単にできます!
「Juggernaut XL」とは?
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Juggernaut XLとは、Stable Diffusion XLをベースとした画像生成モデルの1つになります。他のモデルに比べて、写真のようにリアルな画像を生成できるのが最大の特徴です。人物だけでなく、動物や風景など、様々な被写体をリアルに表現することができます。
Juggernaut XLは2023年8月にリリースされて以来、数々のアップデートを重ねてきました。最新バージョンでは「Lightning」という高速版も登場し、より短時間での画像生成が可能になっています。
特筆すべきは、CivitaiにおいてSDXLモデルのランキング1位を獲得していることです。名前の由来は「止めることができない強大な力」という意味で、その名の通り圧倒的な画質とパフォーマンスを誇ります。
「Juggernaut XL」の導入(インストール)方法
Stable Diffusionで使用するモデルは、以下の2つのサイトから無料でインストールすることが出来ます。
これらのサイトには、今回紹介している「Juggernaut XL」のモデル以外にも実写系モデルや風景モデルなど様々なモデルをインストールできるので、お気に入りのモデルを見つけてみてください。
今回は、画像からモデルを選ぶことも出来て、簡単な操作でインストールができる『Civitai』でのインストール方法を解説していきます。
Civitaiでは、モデルのダウンロードだけならアカウントの作成が必要ありません。※NSFW(18禁)関連の画像を見る場合にはアカウントの作成が必要になります。
それでは、Juggernaut XLのインストール方法を解説していきます。
Civitaiからモデルをインストールする方法
1.「Civitai」にアクセスする
2.モデルをダウンロードする
下記のURLから「Civitai」にアクセスします。
CivitaiのURL:https://civitai.com/models/133005/juggernaut-xl
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このような画面になると思います。
上の方に複数のバージョンが表示されているので、「Jugg_Xl_by_RunDiffusion」を選んでください。
ダウンロードマークが書いてあるボタンを押したらモデルのダウンロードは終了になります。
※『civitai』の使い方について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
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【Google Colab】Stable Diffusionの立ち上げ方法
いったんここで、「Juggernaut XL」を利用するにあたって必要となる、Stable Diffusionの立ち上げ方について説明していきます!
Googleドライブを使ってStable Diffusionを立ち上げる時には、『fast-stable-diffusion』を使います。
①Google Colabを開いてファイルから“ノートブックを開く”をクリック
②GitHubタブで、“https://github.com/TheLastBen/fast-stable-diffusion.git”を入力する
③ノートブックが開くので、上から実行ボタンを押していく。
④URLを開くと、立ち上げが完了
①Google Colabを開いてファイルから“ノートブックを開く”をクリック
②GitHubタブで、以下のURLを入力する
https://github.com/TheLastBen/fast-stable-diffusion.git
(画像の順番で操作してください!)
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③ノートブックが開くので、メニューバーの「ランタイム」から『ランタイムのタイプの変更』をクリックし、ハードウェアアクセラレータを“GPU”にする。
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④上から実行ボタンを押していく。
緑枠で「done」と出れば、実行完了です。
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●『Connect Google Drive』
Googleドライブへのアクセス許可を求められるので、“Googleドライブに接続”をクリックしてください。
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続いてファイル共有も許可してください。
●『Install/Update AUTOMATIC1111 repo』
●『Requirements』
この2つは特に設定することはないので、そのまま進めてください。
●『Model Download/Load』
アップロード方法は、下記の「Juggernaut XLの使い方」に詳しく記載しています。
●『ControlNet』
ControlNetとは、Stable Diffusionで利用できる拡張機能です。
ControlNetをインストールするには21GBもの容量が必要なため、使いたい機能だけ選択して実行ボタンを押しましょう!
●『Start Stable-Diffusion』
実行すると、最後にURLが表示されます。
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このURLにアクセスすることで、立ち上げが完了です!
※Stable Diffusionの詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてください。
また、他にも「Conoha AI Canvas」という上記で紹介したような立ち上げ不要でStable Diffusionを簡単に利用できるツールもありますので、気になる方は以下を参考にしてください!
「Juggernaut XL」の使い方
ここからは、ダウンロードしJuggernaut XLのモデルをどのように使用するか解説していきます。
下記の2通りの利用方法を解説していきます。
- Google Colab(仮想環境)で利用する場合
- PC(ローカル環境)で利用する場合
Google Colab(仮想環境) を利用する場合
1.Googleドライブにアクセスする
2.「マイドライブ」→「Colab Notebooks」→新しいフォルダーを作る
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「+新規」→「新しいフォルダ」→フォルダの名前を決める→「作成」で上記のように新しいフォルダが出来ます。
※フォルダ名は好きな名前で大丈夫です。わかりやすい名前をおすすめします。
3.新しく作ったフォルダに先ほどインストールしたJuggernaut XLのモデルをアップロードします。
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「+新規」→「ファイルのアップロード」
これで、Google ColabにJuggernaut XLのモデルをアップロードできました。
あとは、Google ColabでWebUIを立ち上げる際、Model Download/LoadにJuggernaut XLのモデルを忘れずに選んでください。導入の仕方はこちらを参考にしてください。
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WebUIが立ち上がったら、一番左上のStable Diffusion checkpointを『Juggernaut XL』にして画像を生成すれば完了です。
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PC(ローカル環境)で利用する場合
「Stable Diffusion‐Webui」→「models」→「Stable-Diffusion」で先ほどインストールしたJuggernaut XLを設置し、WebUIを起動します。後は、先ほどと同じ工程が画像を生成できます。
実際に「Juggernaut XL」を使って画像を生成してみた!
では、実際に「Juggernaut XL」を使って画像を生成した画像を紹介していきます!
リアル系画像
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呪文(プロンプト)
(Best quality , 8K , masterpiece) , Best Photo ,1 Japanese girl , blown hair , Bob hair , uniform , red ribbon ,happy smile
ネガティブプロンプト
((worst quality , low quality )) , bad anatomy , normal quality , missing limbs , missing fingers , extra fingers , extra limb , bad face , NSFW , text

呪文(プロンプト)
(Best quality :1.4) , 8K , (masterpiece:1.3) , 1 Japanese girl , black hair , long hair , Japanese style Yukata , fireworks , smile
ネガティブプロンプト
((Worse quality , low quality )) , normal quality , NSFW , missing limb , missing arm , extra limb , extra fingers , disconnected limbs , bad face , bad anatomy

呪文(プロンプト)
(Best quality :1.4 , masterpiece:1.3) , 8K , Best Photo , Super fine Photo , 1 Japanese girl , swimwear , wearing big hat , beach , detail eyes , long hair , blown hair , cute girl , upper body
ネガティブプロンプト
(worse quality , low quality :2) , normal quality , ugly , missing limbs , missing fingers , extra arm, disconnected limbs , bad face , bad anatomy , text
「Juggernaut XL」のライセンス・商用利用について
CivitaiやHuggingFaceからモデルをダウンロードする際は、「商用利用」についてしっかり確認しておきましょう。
Juggernaut XLは、Civitaiでは「License: CreativeML Open RAIL-M」というライセンスで提供されています。このライセンスは、The Responsible AI Licenseとも呼ばれ、利用者が特定の利用制約を尊重する限り、モデルを幅広い環境で活用できることを許可しています。
具体的に、このモデルでは以下の使用が許可されています。
- 制作者のクレジットを記載せずにモデルを使用すること
- 生成した画像を販売すること
- お金を払って画像生成サービスを運営すること
- このモデルを使用してマージ画像を共有すること
- このモデルまたは、このモデルを使ったマージモデルを販売すること
- マージ画像を共有する時に異なる権限を与えること
特に商用利用を考えている場合は、以下の2点が許可されていることを確認することが重要です。
- Sell images they generate(生成した画像を販売すること)
- Run on service that generate images for money(お金を払って画像生成サービスを運営すること)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、Stable Diffusionでリアルな人物の画像を生成できるモデル『Juggernaut XL』の導入方法から利用方法まで詳しく解説しました。
- Juggernaut XLとは、写真のようにリアルな画像を生成できるのが最大の特徴の人気のモデル
- Juggernaut XLモデルをCivitaiからインストールする方法
- Google Colab(仮想環境)とPC(ローカル環境)で利用する方法
クオリティーの高いリアル系画像を作ってみたい、どのモデルがいいか分からないという方は、今回の記事を参考にぜひ、『Juggernaut XL』を使ってみてください。
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
