PixAI.Artの使い方!プロンプト(呪文)例や強調の仕方、LoRA、クレジットについても解説 | romptn Magazine

PixAI.Artの使い方!プロンプト(呪文)例や強調の仕方、LoRA、クレジットについても解説

AIツール

無料で使えるAI画像生成ツールである、PixAI.Artはご存知でしょうか?

PixAI.Artは、美少女イラストのクオリティが無料ツールの中でも群を抜いて高いのが特徴です!

そのため、初心者の方はもちろん、より良い画像生成に挑戦したい方にもおすすめのツールです。

今回はそんなPixAI.Artについてご紹介していきます!

この記事では2023年10月時点での情報を提供しています。

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PixAI.Artとは

PixAI.Artは、2022年にリリースされた米国発のツールになります。

無料で使えるAIツールの中でも、「Anything V5」など、高機能のモデルが使えるのが特徴です。

アプリ版もある

PixAI.Artにはアプリ版も存在します。

スマホからも見やすい画面で、ブラウザ版と同じような機能が使えるので、PCをお持ちでない方はぜひダウンロードしてみて下さい。

PixAI.Art(IOS版)

PixAI.Art(Android版)

PixAI.ArtにおけるLoRAとは

PixAI.ArtにおけるLoRAとは、簡単にいうと特定のキャラクターや画風ででAI生成ができるモデルのことです。

実際に画像生成画面からは、ワンピース風、ヒロアカ風、チェンソーマンのマキマさんなど、有名どころのLoRAを選択することができます。

LoRAは自分でAIに画像を学習させ、作ることも可能です。

他のユーザーが作成したLoRAを購入、使用することもできるので、気になった方はモデルマーケットをチェックしてみて下さい。

クレジットの仕組み・課金について

PixAI.Artで画像を生成する際には、基本的にはクレジットを消費することになります。

しかし以下のことに気をつければ、無料で使い続けることも可能です。

クレジットの消費量は生成する画像によって変わる

クレジットの消費量は、使うモデルや、画像生成速度の調整、解像度などの細かな設定によって変動します。

最新のモデルを使ったり、画像生成速度を早めたりすると1000単位でクレジット消費量が上がります。

クレジット消費を抑える方法

ちなみに、クレジット消費100まで落として画像生成することが可能です。例えば、

  • 高優先度のチェックを外す
  • モデルを「収録済み」の中から選ぶ
  • 画像枚数を単一に変更する
  • 縦横比を512✕512(正方形)に変更する

という条件に設定を変更した場合、クレジット消費が最低値の100になります!

クレジットは時間で回復する?購入が必要?

クレジットは、1日に1回、アカウントのマイページにアクセスすることで、10,000クレジットを獲得することができます。(2023年10月現在)

最新モデルを使う場合、800~2000クレジットを一度に消費するため、1日に5回ほど生成が可能ですね。

それ以上クレジットが必要な場合に、課金が必要になります。

商用利用と著作権について

PixAI.Art公式は、著作権について次のように述べています。

No claims on the ownership or copyright of AI-generated images are made by PixAI, and all created content may be freely used by yourself.

PixAI は、AI によって生成された画像の所有権や著作権について一切の主張を行わず、作成されたすべてのコンテンツを自由に使用することができます。

また、商用利用は使用するモデルによります。特に個人制作のモデルとLoRAは、使用前に必ず、「権限について」をチェックして確認するようにしましょう。

PixAI.Artでのプロンプト(呪文)の書き方!

ここからは、実際にPixAI.Artで画像生成した例を通し、プロンプトの書き方について解説していきます!

基本の使い方

メインページから「生成」、「作品を生成」を選択すると、画像生成画面に移動します。

右のツールバーから使用モデル、参考画像、ポーズ設定、ネガティブプロンプト、画像のサイズ、画像枚数などの詳細設定が可能です。

ここでの選択と高優先度(画像の生成速度調整)により、クレジットの消費量が変わります。

モデルについて

モデルは、モデルマーケットで選んだものか、PixAI.Artが用意したものの中から選ぶことができます。このモデルは生成結果に大きく影響するのでぜひイメージに合ったものを選択して下さい!

プロンプト(呪文)例①アニメ風美少女

ご紹介したように、PixAI.Artで使われているモデルは無料ツールの中でもかなりクオリティが高いです。

そのため、外部のプロンプト共有サイトで、Stable Diffusionに向けて公開されているような複雑なプロンプトでもしっかり対応してくれます。

今回は他のツールでもよく利用しているこちらのプロンプトを使いました。

Girl wearing white dress and straw hat, incredibly detailed face, incredibly detailed beautiful eye, focus on face, standing in the middle of a sunflower field, smiling sweetly, a beautiful sunset, summer sky, best quality, highly detailed, insanely detailed, 4K

モデルは最新モデルの一つである「Moonbeam」を使います。

ネガティブプロンプトはPixAI.Artのモデルを選ぶとそのモデルに合ったものを自動で生成してくれます。いい感じですね!

プロンプト(呪文)例②リアルなAI美女

今度はこちらのプロンプトを使いリアルな美女を生成します。

Beautiful girl in off-the-shoulder knit, Japanese actress, upper half of the body, incredibly detailed face, incredibly detailed beautiful eye, focus on face, Illuminations, beautiful views, elegant atmosphere, masterpiece, high quality, best quality, highly detailed, insanely detailed, 4K

リアルな美女ということでモデルは「PixAI Real Asian Style」を使います。Asian Styleということで適当なプロンプトでも日本人っぽい美女を生成してくれそうです。

実写風も完璧なクオリティですね!

強調の仕方

PixAI.Artではどうやら、Stable Diffusionなど他のAIツールで利用されている強調の仕方である

  • 重要度が高いものは先に書く
  • カッコを使うと重み付けができる

というルールが当てはまるようです。

試しに、先ほど使ったプロンプトに手直しをしてみます。

(smiling sweetly:2), Girl wearing white dress and straw hat, incredibly detailed face, incredibly detailed beautiful eye, focus on face, standing in the middle of a sunflower field, a beautiful sunset, summer sky, best quality, highly detailed, insanely detailed, 4K

後ろの方にあった「smiling sweetly」を前に持ってきて、カッコで強調、倍数も入れてみました。

すると次のような画像が生成されました。

先程の画像よりも、笑顔が強調された感じになりましたね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はPixAI.Artの使い方を解説してきました!

ポイントをまとめると、次のようになります。

  • 画像生成にはクレジットが必要だが、毎日無料配布され、節約する方法もある
  • 著作権は主張されておらず、商用利用はモデルによる
  • 複雑なプロンプトにも対応している(汲み取ってくれる)
  • 強調には前に持ってくることや括弧付けが使える

ぜひPixAI.Artで高クオリティの画像生成を試してみて下さい!

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