【無料で使える】Grokで画像生成する方法をPC・スマホ別に解説

「Xで見かけるGrokって画像も作れるの？」「他の画像生成AIに比べてどういう特徴があるの？」
そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

GrokはX上でよく見かけるだけに、「面白い画像が作れるなら、自分も試してみたい」と思っている方も多いはずです。

Grokの画像生成の方法から具体的なプロンプトや画像生成のコツまで、この記事一本で理解できるとしたら知りたくありませんか？

この記事では、PC・スマホ別のGrokで画像生成をする方法や、Grokならではのメリットなどについて紹介します。

この記事を最後まで読めば、Grokの画像生成に関する疑問が解消し、すぐにでもオリジナルの画像をSNSで投稿できるようになります。AI活用の引き出しをさらに増やしたい方は、SHIFT AIの無料セミナーもぜひチェックしてみてください。

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

【PC・スマホ別】Grokで画像生成を始める方法

Grokの画像生成は、PCとスマホのそれぞれで利用できます。普段使っているデバイスに合わせて、やりやすい方法を選んで試してみてください。

ここでは、PCで利用する方法とスマホで利用する方法を、それぞれ詳しく解説します。

PCで利用する方法

PCでGrokの画像生成を利用するには、Webブラウザを使います。主な方法は以下の2つです。

それぞれの具体的な手順を、実際の画面の画像付きで見ていきましょう。

公式サイトで利用する方法

まずは、Grokの公式サイトから直接画像を生成する手順です。

ブラウザ版Xで利用する方法

次に、ブラウザ版のXから画像を生成する手順です。

スマホで利用する方法

スマホでGrokの画像生成を利用する場合は、以下の2つの方法があります。

どちらも手軽に利用できるので、ご自身の使いやすい方を選んでください。それぞれの方法を解説します。

Xのアプリ上で利用する場合

まずは、Xのアプリ上から画像を生成する手順です。

Grokアプリで利用する場合

次に、Grokのアプリ上から画像を生成する手順です。

Grok以外の画像生成AIや、それらを活用した事例などを知りたい場合は、SHIFT AIの無料セミナーへの参加がおすすめです。

ほぼ毎日開催しており、参加するだけで無料特典がもらえるので、気軽に申し込みをしてみてください。

Grokは無料で画像生成可能！有料版との違いを徹底比較

結論から言うと、Grokは無料でも画像生成が可能です。ただし、無料版には1日あたりの生成回数に制限があります（具体的な回数は非公開）。

もし制限を気にせず、もっとたくさん画像生成を試したい場合は、有料プランへの加入を検討しましょう。有料版には、Xの有料プラン（Premium/Premium+）に含まれるものと、Grok単体の有料プラン（SuperGrok）があります。

各プランの料金と画像生成の制限については、以下の表にまとめました。

まずは無料で試してみて、使用頻度が高くなり、制限が気になるようになったら有料プランを検討するのがおすすめです。

Grokならでは！画像生成における3つのメリット

Grokの画像生成には、ChatGPTやGeminiといった他のAIにはない、独自のメリットがあります。主なメリットは以下の3つです。

これらの特徴を理解すると、Grokをより効果的に活用できます。

①Xとのリアルタイム連携

Grokの最大の強みは、Xとリアルタイムで連携している点です。

これにより、最新のニュースやトレンド、時事ネタを反映した画像を生成できます。他のAIでは学習データが古く、最新の話題に対応できないことがありますが、Grokなら常に新しい情報に基づいたアウトプットが可能です。

また、Xのプラットフォーム上でGrokを使えば、生成した画像をシームレスにそのまま投稿できるため、手間がかからず便利です。

②他のAIより高い画像生成の自由度

Grokは、他の生成AIと比較して画像生成の自由度が格段に高いのが特徴です。

例えば、ChatGPTやGeminiでは利用規約上、生成が難しい実在の著名人や特定のキャラクター名をプロンプトに含めても、Grokは関連性の高い画像を生成しやすい傾向にあります。

最近では「Spicy mode」という機能も追加され、成人向けの表現を含む画像の生成も可能になりました。

③高速な画像生成スピード

Grokは画像生成のスピードが速い点も、大きなメリットです。

プロンプトを送信してから画像が出力されるまでの時間は、平均してわずか10〜15秒ほど。例えば、同じ「夕暮れ時の浜辺」というプロンプトでChatGPTが約30秒かかったのと比べても、その速さがわかります。

さらに、一度の指示で2枚の画像を同時に提案してくれるため、より好みに近い画像を効率的に選べます。このスピード感があるからこそ、「とりあえず試してみよう」という気持ちで気軽に画像生成を楽しめるのです。

【プロンプト付き】Grok画像生成の実例4選

ここからは、実際にGrokで画像を生成した実例を、プロンプトと合わせて4つ紹介します。

Grokの画像生成では、プロンプトに記述する情報の順番はあまり重要ではありません。大切なのは、生成したい画像の要素を漏れなく盛り込む点です。ぜひ、これらの例を参考に、自分だけのオリジナル画像作りに挑戦してみてください。

①リアルな女性の画像

まずは、まるで写真のようなリアルな女性の画像を生成する例です。

以下のプロンプトを使用しました。

傑作、最高品質、超高精細、写真のようにリアルな、一人の美しい20代の日本人女性。カフェのテーブルに座って微笑んでいる。自然光。撮影機材：ソニーA7III、85mmレンズ、F1.8。

以下の画像が出力されました。

プロンプトに「写真のようにリアルな」という言葉や、具体的なカメラ・レンズ名を入れると、リアリティが一気に増します。シチュエーションや表情、髪型などを変えて試してみるのも面白いでしょう。

②可愛い動物の画像

次に、動物を主役にした少しユニークな画像です。

以下のプロンプトを使用しました。

宇宙服を着て月面に立つ、可愛い柴犬。背景には地球が見える。映画のような照明。傑作、最高品質。

以下の画像が出力されました。

このように、現実にはありえない非日常的な設定でも、Grokは忠実に画像を生成してくれます。犬種を他の動物に変えたり、場所や服装を変えたりするだけで、ユニークな画像を無限に作成可能です。

③美しい風景の画像

特定のアニメ作品のような、雰囲気のある風景画像も作成できます。

以下のプロンプトを使用しました。

ノスタルジックな日本の田舎の夏の風景。美しい水田が広がり、青空には入道雲が浮かんでいる。ジブリ風のアニメのスクリーンショット。傑作。

以下の画像が出力されました。

「ジブリ風」や「ディズニー風」といった特定の作風を模倣する点について、著作権が気になる方もいるかもしれません。

2024年に文化庁が公表した「AIと著作権に関する考え方について」によると、作風や画風といったアイデアが類似しているだけでは、著作権侵害にはあたらないとされています。

ただし、特定のキャラクターやロゴそのもの、またはそれに酷似したものを生成し公開すると、著作権や商標権の侵害になる可能性があるので注意しましょう。

④非現実的な世界観の画像

複数の要素を組み合わせて、オリジナリティあふれるアート作品を生み出すこともできます。

以下のプロンプトを使用しました。

空に浮かぶ巨大なクジラ。スチームパンク風で、体は歯車と蒸気パイプで構成されている。精密な機械のディテール。ドラマチックな照明で、壮大な雰囲気。傑作。

以下の画像が出力されました。

「クジラ」「空」「スチームパンク」のように、異なる要素を組み合わせると、見る人の想像力を掻き立てるユニークな世界観を作り出せます。こうした独創的な画像をSNSで発信し続ければ、人気アカウントになれるかもしれません。

Grokや他の画像生成AIを活用して副収入を得ている人も少なくありません。

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イメージ通りの画像をGrokで生成するための2つのコツ

Grokで「こんな画像が欲しかった！」と思えるような一枚を生成するには、いくつかコツがあります。特に重要な2つのポイントを紹介するので、ぜひ意識してみてください。

①プロンプトをできるだけ具体的にする

イメージ通りの画像に近づける最も重要なコツは、プロンプト（指示）をできるだけ具体的に記述する点です。

例えば、単に「猫」と入力するだけでは、AIがどのような猫を生成すれば良いか判断できません。「窓から木漏れ日にあたりながら、ソファの上で気持ちよさそうに寝ている三毛猫」のように、状況や特徴、行動を細かく指定すると、イメージに近い画像が出力されやすくなります。

さらに、実例で紹介したように「ジブリ風」といった画風、「自然光」のような光の当て方、「最高品質」「傑作」といったクオリティに関する記述も、画像の質を大きく左右する有効な要素です。

②1回の生成で完成を目指さない

画像生成は、一発で完璧なものができるのは稀です。基本的には、何度も試行錯誤を繰り返すものだと考えましょう。

最初から完璧を目指すのではなく、まずは簡単なプロンプトで画像を生成し、そこから少しずつ修正していくのがおすすめです。

Grokには、生成した画像に対して追加で編集指示を出せる便利な機能があります。イメージに近い画像が生成されたら、その画像の良かった点を維持しつつ、修正・追加したい部分をプロンプトで具体的に指示していくと、効率的に理想の画像に近づけることができます。

Grokで画像生成をする前に知っておきたい3つの注意点

Grokは非常に自由度が高く便利なツールですが、利用する上で知っておくべき注意点も存在します。トラブルを避けるためにも、以下の3つのポイントを必ず押さえておきましょう。

①商用利用の制限を把握する

Grokで生成した画像は、基本的に商用利用が認められています。ブログのアイキャッチ画像やSNS投稿、広告など、さまざまな用途で活用できます。

②倫理的に問題のある画像を生成する可能性がある

Grokは他のAIよりも自由度が高い分、意図せず倫理的に問題のある画像や、不適切な表現を含む画像を生成してしまう可能性があります。

特に、以下のようなテーマは、SNSでの炎上や社会的な問題に発展するリスクがあるため、生成・公開には細心の注意が必要です。

ChatGPTなどの他のAIでは、こうしたリスクを避けるために、そもそもリクエストに応えない仕組みになっています。自由度の高いGrokだからこそ、利用者の高い倫理観が求められます。

③肖像権・プライバシーに注意する

著名人やキャラクターに似せた画像を生成しやすいGrokの特性上、肖像権やプライバシーの侵害には一層の注意が必要です。特定の個人やキャラクターの画像を無断で商用利用したり、名誉を傷つけるような使い方をしたりすると、法的な問題に発展する可能性があります。

また、AIは膨大な学習データをもとに画像を生成するため、意図せずとも実在の人物の顔や、他者が著作権を持つイラスト・画像に酷似したものが生成されてしまうケースもゼロではありません。生成した画像は公開前に必ず確認し、問題がないか慎重に判断しましょう。

Grok以外にもAIの活用方法を知りたいなら無料セミナーがおすすめ

この記事ではGrokの画像生成に焦点を当てて解説してきましたが、Grokは文章作成やリサーチなどにも使える高性能な生成AIです。また、世の中にはChatGPTやGeminiなど、Grok以外にも有名なAIツールが数多く存在します。

これらのAIツールを使いこなせば、日々の業務を効率化したり、副業として新たな収入源を確立するのも夢ではありません。

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Grok画像生成の特徴を理解してSNSで活用しよう！

Grokの画像生成について、PC・スマホ別の始め方から、料金プラン、メリット、うまく活用するためのコツや注意点まで詳しく解説しました。

この記事の内容をまとめると次のようになります。

Grokには、他の画像生成AIにはないユニークな魅力がたくさんあります。ぜひこの記事を参考にGrok画像生成の特徴をしっかり理解し、日々のSNS投稿やクリエイティブ活動にうまく活用していきましょう。