Grokの使用制限をわかりやすく徹底解説!無料でどこまで使える?

Grok

機能がどんどんアップデートされ、X(旧Twitter)で話題のAIツール「Grok」。

2025年7月にはGrok4もリリースされ料金体系もより複雑になりました。

「無料でどこまで使えるのか良くわからない!」という方も多いのではないのでしょうか。

また、ビジネスでの導入を検討している方も、機能制限や使用量の上限があるかどうかがネックになり、導入判断に踏み切れない方も多いはずです。

本記事ではGrokの無料利用でできること、有料との違いを中心に、Grokの利用制限について体系的に解説します。

📖この記事のポイント

  • Grokの制限には、利用回数・利用機能・利用用途の3つの制限がある
  • 無料利用の場合、文章生成および画像生成で回数制限があり、画像生成は制限が厳しめ
  • 最新モデルのGrok4は有料プランのみ。また、有料プランならストレスなく使える。
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Grokの3つの制限の種類

Grokは利用環境と利用プランによって、機能に制限が設けられています。これは、システムに過剰に負荷がかからないようにして、すべての利用者が快適にGrokを利用できるようにするためです。

公式のxAIドキュメントにも、利用制限について以下の記載があります。

For each tier, there is a maximum amount of requests per minute and tokens per minute. This is to ensure fair usage by all users of the system.

各ティアには、1分あたりのリクエスト数とトークン数の上限が設定されています。これは、システムのすべてのユーザーによる公平な利用を保証するためです。

xAI公式サイト

また、Grokの利用に際して不適切な用途の利用がされないよう、使用用途についても利用規約で制限が設けられています。

ここではまず、それぞれの制限を詳しく解説していきます。

利用回数の制限

Grokの無料利用には回数制限があります。短時間で繰り返し質問をしたり、画像の生成をすると制限に引っかかってしまうため注意が必要です。

質問内容にもよりますが、具体的には無料プランだとチャットでの質問と画像生成も併せて、「2時間で20回前後」で利用制限がかかります。

実際にXの無料アカウントで検証したところ、18回の質問を送ったのちに利用制限のメッセージが表示されて、それ以降は質問の回答が生成されませんでした。

利用できる機能の制限

Grokの無料プランでは、利用できる機能にも制限がかけられています。使える機能を拡張するためには、有料プランへの加入が必要となります。

以下に、無料プランと有料プランで利用できる機能をまとめました。

項目無料X PremiumX Premium+SuperGrokSuperGrok Heavy
月額料金0円918円6,080円4,800円48,000円
テキスト生成制限18回/2時間数十回実質無制限実質無制限実質無制限
画像生成制限3回/日やや緩和実質無制限実質無制限実質無制限
Deep Search
Thinkモード
音声モード
Grok 4××
Grok 4 Heavy××××
新機能早期アクセス××
コンパニオンモード基本のみ基本のみフル機能
・衣装変更
・好感度システム
・NSFWモード
フル機能
・衣装変更
・好感度システム
・NSFWモード
フル機能
・衣装変更
・好感度システム
・NSFWモード
長文・複雑プロンプト処理制限あり制限あり最大128,000トークン最大128,000トークン最大128,000トークン

基本的に一番安いプランに課金すると、無料プランと比較して、利用制限を気にせずに利用できるイメージです。そしてさらに上のプランに登録すると、さまざまな限定機能が開放されます。

日々のちょっとした情報収集やアイデア出しの補助程度の使い方であれば、無料版でも十分につかえますが、業務で、X上の情報収集やデータ解析・コード生成などに使用したい場合には、有料プランへの加入を検討する必要があります。

使用用途の制限

Grokの利用規約では、違法行為・有害な行為・不正行為のための利用を禁止しています。

具体的には以下のような行為の禁止が利用規約に明記されています。

  • テロ支援活動を含む、人命(自分または他人)に重大な危害を与える、または重大な危害を与えることを助長する行為
  • 著作権、商標、その他の知的財産権法の違反
  • 個人のプライバシーやパブリシティ権を侵害する
  • 児童の性的搾取
  • スパイ行為、ハッキング、詐欺、中傷、詐欺行為、スパム、フィッシング
  • AIの使用に関して他人を誤解させたり透明性を欠いたりする

フィクションという前提であっても、暴力的な描写や性的な描写の生成の要求に対してGrokは生成を生成を拒否したり、やわらかい表現での返答をするようになっていました。

利用規約に違反するとGrokの利用ができなくなる可能性もあるので、しっかりと把握したうえで利用するようにしましょう。

Grokで制限がかかってしまった時の対処方法

Grokで制限がかかってしまった時の対処方法としては主に下記の4つがあります。

現状では、裏技的な無料のままストレスなくフル活用できる方法はなく、Grokをどうしてもヘビーユーズしたい場合には有料課金が必要です。

  • 時間経過で制限解除されるのを待つ
  • 複数アカウント作成する
  • 有料プランへの切り替え
  • API経由で利用する

対処法①時間経過で制限解除されるのを待つ

Grokの制限は、一定時間あたりの利用回数による制限です。時間経過によって制限解除を待つことで、無料利用を続けることができます。

実際にXの無料アカウントで試してみたところ、制限がかかってしまってから2時間経つと、また文章生成や画像生成の機能を利用することができました。

どうしても無料のままでGrokを利用したい場合には、事前に制限を理解して利用計画を立てておくのがおすすめです。

対処法②複数アカウント作成する

Grokで制限がかかった場合の対処法として、複数のアカウントを作成する方法があります。ただし、この方法を実行する前に、利用規約やポリシーを十分に確認することが重要です。

複数アカウントを作成する際は、異なるメールアドレスを使用して新しいアカウントを登録します。多くのサービスでは、一人のユーザーが複数のアカウントを持つことを制限している場合があるため、サービスの規約に違反しないよう注意が必要です。

また、複数アカウントを運用する場合は、それぞれのアカウントで適切な使用量を守り、再び制限にかからないよう計画的に利用することが大切です。アカウントを切り替えながら使用することで、一時的に制限を回避できる可能性がありますが、長期的な解決策としては、有料プランへのアップグレードや使用量の調整を検討することをおすすめします。

対処法③有料プランへの切り替え

Grokを存分に活用したいのであれば、有料プランへの切り替えが最も有効な解決策です。

文章生成や画像生成の制限回数が大幅に増えるのに加えて、利用できる機能が増えたり機能を高性能で利用できるようになり、Grokを有効活用できます。

Grokの有料プランについては、次に各プランの料金や機能をまとめていますので、参考にしてみてください。

対処法④API経由で利用する

こちらの方法はプログラミングがスキルが必要で、API自体の利用は有料なので、ビジネスでフル活用する方向けの方法になります。

Grokは、X(アプリ・Web)やGrok(アプリ・Web)での利用の他に、開発者向けにAPIを提供しています。

GrokのAPIは利用トークン数に応じた従量課金制となっており、アプリやWebからの利用に比べて利用の制限が緩やかになっています。

API利用では、UIからの利用よりもリクエストの柔軟性が高く、自分の使用用途に応じてGrokをカスタマイズすることができます。

利用するモデルによって、入力と出力それぞれで受け入れ可能な形式(文字・画像)や処理能力が違い、利用料金も異なります。

APIの各モデルの内容と利用料金を下記の表にまとめたので、気になる方は参考にしてみてください。

モデル名入力形式推論モードの利用可否最大トークン数入力価格(100万トークン毎)出力価格(100万トークン毎)
grok-4-0709テキスト・画像256,000$3.00$15.00
grok3テキスト×131,072$3.00$15.00
grok-3-miniテキスト131,072$0.30$0.50
grok-3-fastテキスト×131,072$5.00$25.00
grok-3-mini-fastテキスト131,072$0.60$4.00
grok-2-vision-1212テキスト・画像×32,768$2.00$10.00

まとめ:Grokの制限を理解した上で有効活用を

Grokの無料利用ではできることが少ないと思われがちです。ですが、本記事で紹介した制限を理解したうえで計画性をもって利用すれば、無料でも活用することができます。

今回の記事内容をまとめると下記になります。

  • Grokには3つの制限がある – 利用回数制限(無料版は2時間で20回前後)機能制限(有料版でDeep SearchやGrok 4などが解禁)、使用用途制限(違法・有害行為の禁止)
  • 制限回避の4つの対処法 – 時間経過を待つ(2時間で制限解除)、複数アカウント作成(規約確認が必要)、有料プラン切り替え、API経由利用(開発者向け)
  • 料金プランは5段階構成 – 無料版から最高48,000円のSuperGrok Heavyまで、プランによって利用制限と機能が大幅に異なる
  • 無料版でも計画的利用で活用可能 – 日常的な情報収集やアイデア出し程度なら無料版で十分対応できる
  • 本格活用には有料プラン必須 – ビジネス利用やヘビーユースを考えている場合は、機能制限と利用回数の観点から有料プランへの移行が現実的

有料のプランの活用も含め、Grokの能力を最大限に活用してみてください。

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