Stable Diffusionの拡張機能『sd_save_intermediate_images』の使い方 | romptn Magazine

Stable Diffusionの拡張機能『sd_save_intermediate_images』の使い方

Stable Diffusion

Stable Diffusionで画像を生成する時に、Generateボタンをクリックすると画像の生成が始まりますが、その過程の画像がどんなものなのか見てみたくないですか?

『sd_save_intermediate_images』という拡張機能を使用すれば、生成される画像の途中経過も保存してくれるので、生成過程の画像も楽しむことが出来ます。

  • sd_save_intermediate_imagesって何?
  • sd_save_intermediate_imagesの使い方が知りたい
  • 途中過程の画像を動画にしたい

という方は最後まで読んでいただくと、途中経過の画像保存の仕方だけでなく、その画像を使用して動画も作れるようになります。

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拡張機能「sd_save_intermediate_images」とは?

sd_save_intermediate_imagesとは、生成される画像の途中過程の画像を保存してくれる拡張機能になります。

つまり、Stable Diffusionによって生成された画像がどんなふうに画像を作りあげていくのかを一枚一枚見ることが出来ます。

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拡張機能「sd_save_intermediate_images」の導入方法

①Stable Diffusion Web UIを開きます。

②「Extensions」タブ→「Install from URL」タブを開きます。

URL for extension’s git repositoryに下記のURLを入力してInstallボタンをクリックしてください。

https://github.com/AlUlkesh/sd_save_intermediate_images

④「Installed」タブを開いてApply and restart UIボタンをクリックする。

以上でsd_save_intermediate_imagesの導入は完了です。

再起動されると画面上に「Save intermediate images」という項目が追加されています。

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拡張機能「sd_save_intermediate_images」の使い方

ここからは、生成される画像の「途中経過を保存する方法」と「途中経過の画像を繋げ合わせて動画にする方法」を分かりやすく解説します。

途中経過の画像を保存する方法

まず初めに、Settingタブの中のLive previewsを開き、Live preview methodで「Full」を選択します。

そして、その下にある「Allow Full live preview method with lowvram/medvram」にチェックを入れます。

全て完了したら、「Apply setting」→「Reload UI」をクリックしてください。

※デフォルトはApprox NNですが、デフォルトのままでは途中経過の画像が縮小して生成されますので注意してください。

この拡張機能はtxt2imgとimg2imgで使用することが出来ますが、今回はtxt2imgを使用した方法です。

txt2imgタブの中の「Save intermediate images」を開きます。

  • Save intermediate imagesにチェックを入れる。
  • Save every N imagesを「」に設定する。1にすると途中経過のすべての画像が保存されます。
  • Modeは、Standard operationを選択する。

生成された途中の画像は、「stable‐diffusion-webui」→「output」→「txt2img-images」→「生成日」→「intermediates」フォルダに保存されます。

途中経過の画像を繋げて動画にする方法

『ffmpeg』を使用すると途中経過の画像をつなぎ合わせて動画を生成することが出来ます。

ffmpegの設定の仕方

Windowsを利用する場合の設定方法です。

①下記のURLにアクセスします。

Builds - CODEX FFMPEG @ gyan.dev

②「ffmpeg-git-full.7z」をクリックしてダウンロードしてファイルを好きな場所に解凍する。

③3つのexeファイルのパスを通します。

ffmpegの使用にはこれらのパスを通す必要があります。

3つのexeファイルは、「bin」フォルダの中にあります。

⑤Windowsキーを押して「システム環境編集」と検索しクリックします。(envと検索しても出てきます。)

⑥詳細設定タブから環境変数(N)のボタンをクリックします。

⑦「Path」を選択して、編集(E)のボタンをクリックします。

⑧「新規(N)」ボタンをクリックして、3つのexeファイルがあるbinフォルダまでのパスを入力し、OKボタンをクリックします。

以上でffmpegが使用できる状態になりました。

動画の作り方

ModeをMake a video fileに切り替えることで途中経過を繋げた動画を生成することが出来るようですが、試してみたところうまく動画生成されなかった為下記の方法で生成しました。

①途中経過が保存されているフォルダに「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開きます

②コマンドに下記を入力してします。

ffmpeg -r 5 -i 00002-%03d-919080371.png -vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p out.mp4

・「5」は、1秒間に5枚画像を表示させるという意味です。(2~5を推奨) 

以上で動画が出来上がります。途中経過のが動画が保存されているファイルに動画が生成されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

生成される画像の途中経過の画像も保存できる『sd_save_intermediate_images』について解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • sd_save_intermediate_imagesとは、生成過程の画像を保存してくれる拡張機能
  • 「Save every N images」か「1」を推奨
  • 生成された途中経過の画像で動画を生成できる

どのような過程で画像が生成されていくのか分かって面白いので、ぜひ『sd_save_intermediate_images』を試してみてください。

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