Stable Diffusionの『Sampling Steps(サンプリングステップ)』とは?おすすめの回数も紹介 | romptn Magazine

Stable Diffusionの『Sampling Steps(サンプリングステップ)』とは?おすすめの回数も紹介

Stable Diffusion

Stable Diffusionを使用して画像を生成する際、どのようにして最適な品質と生成速度のバランスを取っていますか?

その鍵となるのが「Sampling Steps(サンプリングステップ)」です。

この記事では、Sampling Stepsとは何か、その数によって生成画像の品質がどのように変わるのか、そして最適なサンプリングステップ数はいくつなのか、といった疑問に答えていきます。

最適な画像生成を目指す方は、ぜひ最後までお読みください!

スポンサーリンク

「Sampling Steps(サンプリングステップ)」とは?

Sampling Steps(サンプリングステップ)」とは、ノイズを除去する回数を示すものです。

Stable Diffusionのメカニズムを考えると、初めはノイズが多い画像を基盤として、イラストが形成されます。このプロセスの中で、段々とノイズを取り除いて、完成形のイラストへと近づいていきます。

例えば、拡散モデルによる画像生成では、ノイズだけの画像からノイズを少しずつ除去して処理(サンプリング)を繰り返します。「サンプリング回数」、または「ステップ数」とは、ノイズ除去を何回行って出力画像とするかを指定するものです。

サンプリングアルゴリズム(Sampling methodまたはサンプラー)にもよりますが、サンプリング回数が多いほど繊細な画像が出力されます。しかし、サンプリング回数を増やすと、それだけ画像の生成に時間がかかるというデメリットもあります

Stable Diffusionの画像生成を最速で学びたいあなたへ!
  • Stable Diffusionの基礎を2時間でマスター!
  • 高スペックPCがない方向けに徹底解説。
  • ControlNetなど、必須級の拡張機能も網羅。
  • 今話題のSDXL、AI動画生成も。
  • 特典として、大人気「おすすめ拡張機能・モデル解説」「プロンプト大全」つき!
\このボタン限定!70%オフキャンペーン実施中!/
70%オフキャンペーン実施中!/

Sampling Steps数による生成画像の違い

サンプリングステップ数の違いは生成される画像に以下の違いをもたらします。

サンプリングステップ数が多い場合

  • より高品質なイラストが生成されます(メリット)。
  • イラストが出力されるまでの時間が長くなります(デメリット)。

サンプリングステップ数が少ない場合

  • 生成速度は速いです(メリット)。
  • イラストの品質は低下します(デメリット)。

サンプリングステップ数が「1」のときより「2」、さらに「2」より「3」と、ステップ数を増やすごとに生成される画像の品質は向上します。しかし、ノイズを取り除く工程が増えるため、画像の出力時間も増加します。

したがって、イラストの品質と生成時間のバランスを考慮し、最適なサンプリングステップ数を選択することが重要です

サンプリングステップ数の比較

それでは最後に、サンプリングステップ数を10から始めて、5ずつ上げて50まで設定した画像でその違いを比較してみましょう。

サンプリングステップ数を5ずつ上げるごとに、画像が精巧になっていくのがわかります。

特に注目して欲しいのは、背景の芝生や地面ではないでしょうか。

ステップ数が上がるごとに写真のような精密さが作り出されています

プロンプトジェネレーターで画像生成プロンプトの参考に!
  • Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
  • 画像生成が思ったようにできない
  • 色々なプロンプトを探したい
など、画像生成AIのプロンプトに関する疑問が解決するかもしれません。

おすすめのSampling Steps数は?

Sampling Stepsは、Stable Diffusionにおける画像生成の品質と処理時間に大きく影響します。

具体的には、Stable DiffusionのWeb UIでのデフォルトのSampling Steps数は20と設定されており、設定可能な範囲は最小1から最大150までです。

一般的に、Sampling Steps数が増えると、生成される画像の詳細度は向上しますが、それに伴い処理時間も長くなります。

Sampling Steps数の最適化のヒント

  1. 初めの段階では、低いSteps数(例えば20)から始めて、生成される画像が期待するものに近いかを確認します。その後、Steps数を増やして画像の詳細を追加していきます。
  2. 画像のサイズ(高さと幅)も処理時間に影響します。そのため、初めは小さなサイズで画像を生成し、後で画像を拡大する方法も考慮できます。
  3. 呪文(プロンプト)を工夫することで、高いSteps数を使用せずとも、望む画像の品質を得ることが可能です。
  4. CFGスケールの調整により、Sampling Steps数を最適化することができます。
  5. 使用するサンプラーの方法によっては、低いSampling Steps数でも十分な品質の画像が得られることがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Stable DiffusionのSampling Steps(サンプリングステップ)について解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • Sampling Stepsは「ノイズを除去する回数」を指す。
  • Sampling Stepsの数が多いほど、質の高いイラストが生成される。
  • まずはステップ数20くらいから始めよう。

この記事を通じて、「Sampling Steps(サンプリングステップ)」の重要性とその適切な選択方法について理解していただけたことと思います。

Stable Diffusionを使用する際の品質と速度のバランスを最適に保つための知識は、より良い画像生成の鍵となります。

今後、Stable Diffusionを使用する際には、この記事で学んだ内容を活かして、最適なサンプリングステップ数を選択してください。

今後もStable Diffusionのさらなる活用方法やアップデート情報など、役立つ情報をお届けしていきますので、ぜひお楽しみに!

プロンプトジェネレーターで画像生成プロンプトの参考に!
  • Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
  • 画像生成が思ったようにできない
  • 色々なプロンプトを探したい
など、画像生成AIのプロンプトに関する疑問が解決するかもしれません。