Gemini(旧Bard)でプラグインは使える?いつ実装か、使い方などを解説 | romptn Magazine

Gemini(旧Bard)でプラグインは使える?いつ実装か、使い方などを解説

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ChatGPTに続き、GoogleがBardを2023年の5月に配信を開始しました。そしてBardは2024年2月8日に「Gemini」へと名称を変更しました。

ChatGPTは配信開始5か月後にプラグインの機能を追加し、その利便性をさらに高め話題を呼びましたよね。しかし、残念ながらGemini(旧Bard)ではまだプラグインが使えません

がっかりした方もいると思います。…が、安心してください!公開予定のプラグインの情報はもう出ているので、この記事では

  • Gemini(旧Bard)とは
  • Gemini(旧Bard)で公開予定のプラグイン一覧

について解説するので、是非最後までご覧ください。

プラグインとは、ソフトウェアの機能を拡張するために追加するプログラムのことです。

この記事は2024年5月に執筆しています。現在はGemini(旧Bard)に関する新たな情報が公開されている可能性があります。

※2024年5月、Googleから超高機能モデル「Gemini 1.5 Flash」が発表されました。以下の記事で解説していますので合わせてチェックしてみてください!

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Gemini(旧Bard)とは

まず、Gemini(旧Bard)とはGoogleが開発した大規模言語モデルのことです。テキストとコードの膨大なデータからトレーニングされており、テキストの生成、言語の翻訳などの多様なクリエイティブコンテンツを制作できます。

Googleが開発した”LaMDA”という技術を導入しており、人と会話するときと同じような文章で質問でき、それに対してAIも自然な回答をしてくれる仕様になっています。

ちなみにBardはBird(鳥)ではなく、Bard(詩人)を意味しており、古来の詩人が詩、音楽、物語を伝えることで人々の記憶と文化を保存してきたようにGemini(旧Bard)もクリエイティブコンテンツの作成を通じて人々の生活を豊かにしたいという思いが名前に込められているそうです。

ChatGPTとの違い

ChatGPTとGemini(旧Bard)の大きな違いは、ChatGPTに実装されているデータが2023年4月まで(GPT-4の場合)のものなのに対し、Gemini(旧Bard)はGoogleの強みであるGoogle検索内の情報も使用できることです。

ChatGPTに最新の情報を聞いても回答が得られなかったのに対し、Gemini(旧Bard)は最新の情報でも回答することができます

上の画像がChatGPT、下の画像がGemini(旧Bard)に最近の出来事を質問した回答です。

また、ChatGPTでは未実装であった画像認識機能がGemini(旧Bard)では実装済みなので、画像検索のみならず、画像からキャッチコピーを考えてもらうなど活用の幅が広がっています。

2024年5月現在ではChatGPTのアップデートにより、画像認識機能(OCR)が利用できるようになっています!

神戸の夜景の写真から場所を特定し、更に、私の現在地からの行き方などを勝手に提案してくれました。

※ChatGPTのOCR機能の使い方については、以下の記事で解説しています!

Gemini(旧Bard)のプラグインはいつ実装か

現状、いつリリースなのかは発表されていません。

続報を待ちましょう。

Gemini(旧Bard)で解禁予定のプラグイン一覧

現在はまだGemini(旧Bard)でプラグインが使えない状態ですが、具体的なリリース日時は公開されていないものの、解禁予定のプラグインはすでに公開されているので紹介します。

Gemini(旧Bard)で解禁予定のプラグインは主に、

・Spotify(音楽)
・Uber Eats(フードデリバリー)
・Indeed(求人検索)
・Adobe Firefly(画像生成)
・Walmart(ショッピング)
・Youtube、Gmail、Drive、Document等のGoogleサービス

などで、ほかにも画像のようなプラグインが公開予定です。

KAYAKなどChatGPTで既にプラグインが使えるものもありますが、GoogleのサービスであるGmailやMaps、DriveなどのプラグインがGemini(旧Bard)では使えるようになるので、さらに期待が高まっています。

【2024/05/18追記】一部機能とGemini(旧Bard)の連携が可能に!

2024年5月に、GeminiをアップデートすることをGoogleが発表しました。その際、Googleのアプリ群(Gmail、Googleマップ、YouTube Musicなど)との連携が深まり、移動時間を考慮した旅行計画やおすすめのレストラン、美術館を提案できるようになることも同時に発表されました。

また、ChatGPTのGPTsのように「Gem」と呼ばれるカスタマイズ版を作成でき、パーソナライズされたトレーニングコーチや数学の家庭教師を設定することも可能になります。これは実質Geminiでプラグインが利用できるようになるということでいいのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • Gemini(旧Bard)ではまだプラグインが使えない
  • ChatGPTと違い、Google検索から最新の情報を使って回答でき、画像認識も可能
  • YoutubeやGmail等のGoogleサービスのプラグインが実装予定で、ほかにもSpotifyなどが導入予定
  • 【2024/05/18追記】Geminiのアップデートにより、実質プラグインが利用できるようになる予定

でした!

今後新たな動きがあれば随時追記していきます。

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