Stable Diffusionの拡張機能『Prompt-Translator』の使い方!呪文(プロンプト)を自動翻訳!

Stable Diffusion

Stable Diffusionはプロンプトから画像を生成できる画像生成AIです。

誰でも無料で使える素晴らしいものですが、プロンプトを英語で書かなくてはいけません。

あなたのお使いのパソコンに自動翻訳機能があればいいのですが、もし備わっていなければ

外から持ってくる方法がありますよ。

拡張機能「Prompt-Translator」と翻訳APIを接続して、ワンクリックで翻訳することができます。

まずはStable Diffusionを立ち上げましょう。

※Stable Diffusionの立ち上げ方・使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

監修者プロフィール
沖@AI画像生成
Xで5万人のフォロワーをかかえる、画像生成クリエイター。Stable Diffusionを中心に、様々な画像生成AIや動画生成AIを駆使し、コンテンツを制作。画像生成に関連する講演会なども多数こなす。AI画像制作の仕事も募集中。

拡張機能「Prompt-Translator」とは?

正式名は『Stable-Diffusion-Webui-Prompt-Translator』

母国語から英語にプロンプトを翻訳できる拡張機能です。日本語にも対応しています。

もちろん日本語以外が母国語の方も、母国語でプロンプトを書くことができます。

この機能の導入については「Prompt-Translator」のインストールのほかに、オンライン翻訳サービスのAPIの導入が必要です

この記事では「Prompt-Translator」の導入方法と、Deepl.comの翻訳APIを導入する方法、そして使い方を解説していきます。

拡張機能「Prompt-Translator」の導入方法

ではまず「Prompt-Translator」をインストールします。

Stable Diffusion web ui を起動してください。

他の拡張機能の導入と同じくextensionのページからinstall from URL の URL for extension’s git repositoryに下記のアドレスを貼り付け、installしてください。

https://github.com/butaixianran/Stable-Diffusion-Webui-Prompt-Translator.git

※拡張機能の導入手順について詳しく知りたい方は、下の記事を参考にしてください。

インストールできたら1度リロードしてください。

続いてオンライン翻訳サービスのAPIを導入します。

対応しているのはDeepl.com、Google、Yandex、Baidu(中国語用)、MarianMTです。今回は、この中から一定の文字数が無料で翻訳できるDeepl.comの翻訳APIを導入します。

Deepl.comのAPI 導入

「Deepl.com」聴き慣れない方もいらっしゃると思いますので、ざっくりと説明します。

DeepL翻訳は、2017年8月28日にサービスを開始したニューラル機械翻訳サービスで、ドイツのケルンに本拠地を置く DeepL GmbH が開発しました。 現在、31言語と700言語ペアの翻訳を提供しています。

それではDeepl.comから機械翻訳サービスのAPIを取得します。

まずはDeepl.comのホームページへ行きましょう。こちらからお入りください。

https://www.deepl.com/translator

画面上部のAPIを選択します。

https://www.deepl.com/translator

次に画面を下がっていくと、プランの選択画面になります。

無料で1ヶ月500,000字翻訳できますので無料で十分です。「無料で登録する」を選択します。

https://www.deepl.com/pro-api?cta=header-pro-api

そうすると、個人情報の入力画面になりますので、名前やメールアドレスなどを入力しながら進んでいきます。

最後この画面で登録は終わりです。

「無料登録する」を押すとお客様番号が発行され、登録したアドレスにメールが届きます。

そうしたら、ホーム画面に戻って自分のアカウント画面に入ります。

そして、アカウントタグを選び画面下にいきましょう。

そうすると画面下の方に、認証キー(APP KEY)が発行されています。

このKYEを後で『Prompt-Translator』に入力しますので、コピーしておきましょう。

これでDeepl.comでの作業は終わりです。

次はStable Diffusionの方で操作します。

『Prompt-Translator』と『Deepl』をAPP KEYで繋げる

画面上部タグから『Prompt-Translator』を選択し、一番下のAPP KEYに先ほどDeepl.comから発行された認証キーを入れましょう。

貼り付けたら、さらに下のSave Settingを押してください。

これだけで全てのセッティングは終了です。

では次からは『Prompt-Translator』の使い方を解説します。

拡張機能「Prompt-Translator」の使い方

画面上部に新しくボタンが現れます。基本的にはここで全て操作します。

①プロンプトを英語に翻訳します。

②ネガティブプロンプトを英語に翻訳します。

③プロンプトを元に戻します。

④ネガティブプロンプトを元に戻します。

⑤翻訳する言語を選択します。

⑥APIを発行する会社へジャンプします。

日本語でプロンプトと、ネガティブプロンプトを書き、①と②を押せば速やかに⑤の言語に翻訳されます。

①と②を押すと

こんな感じになります。このままgenarateすると、

名前のない猫が描けました。

それと、上部タグに『Prompt-Translator』のタグができているので、そこの部分の説明しておきます。

1, Promptに母国語でプロンプトを書く

2, translateを押すと英語へ翻訳される

3, Send to txt2img and img2img を押すと翻訳されたものが、それぞれの生成画面へ送られます。

ネガティブプロンプトも同じように操作してください。

こちらのページでもプロンプトの管理ができます。

この機能があれば日本語入力しかできない人でも、簡単にStable Diffusionを使うことができます。

もしも『Prompt-Translator』をGoogle、Yandex、Baidu(中国語用)、MarianMTの翻訳APIで使用したい方は、こちらから詳細をご確認ください。

https://github.com/butaixianran/Stable-Diffusion-Webui-Prompt-Translator

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Stable Diffusionの拡張機能『Prompt-Translator』の使い方!呪文(プロンプト)を自動翻訳!について解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 拡張機能『Prompt-Translator』を使えば自動翻訳APIで簡単に日本語を翻訳できる

『Prompt-Translator』-「あんまり必要ないんじゃないか?」と思っていませんか?

私も正直、今のままではそれほど使い道がありません。

でも音声入力ができる拡張機能と組み合わせるとどうでしょう?

あなたの話したことが、そのまま画像として生成されます。

そんな世界線がすぐそこまで来ています。

音声入力ができる拡張機能の登場を楽しみに待ちましょう!

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