Stable Diffusionはプロンプトから画像を生成できる画像生成AIです。
誰でも無料で使える素晴らしいものですが、プロンプトを英語で書かなくてはいけません。
あなたのお使いのパソコンに自動翻訳機能があればいいのですが、もし備わっていなければ
外から持ってくる方法がありますよ。
拡張機能「Prompt-Translator」と翻訳APIを接続して、ワンクリックで翻訳することができます。
まずはStable Diffusionを立ち上げましょう。
※Stable Diffusionの立ち上げ方・使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
拡張機能「Prompt-Translator」とは?
正式名は『Stable-Diffusion-Webui-Prompt-Translator』
母国語から英語にプロンプトを翻訳できる拡張機能です。日本語にも対応しています。
もちろん日本語以外が母国語の方も、母国語でプロンプトを書くことができます。
この機能の導入については「Prompt-Translator」のインストールのほかに、オンライン翻訳サービスのAPIの導入が必要です。
この記事では「Prompt-Translator」の導入方法と、Deepl.comの翻訳APIを導入する方法、そして使い方を解説していきます。
拡張機能「Prompt-Translator」の導入方法
ではまず「Prompt-Translator」をインストールします。
Stable Diffusion web ui を起動してください。
他の拡張機能の導入と同じくextensionのページからinstall from URL の URL for extension’s git repositoryに下記のアドレスを貼り付け、installしてください。
https://github.com/butaixianran/Stable-Diffusion-Webui-Prompt-Translator.git
※拡張機能の導入手順について詳しく知りたい方は、下の記事を参考にしてください。
インストールできたら1度リロードしてください。
続いてオンライン翻訳サービスのAPIを導入します。
対応しているのはDeepl.com、Google、Yandex、Baidu(中国語用)、MarianMTです。今回は、この中から一定の文字数が無料で翻訳できるDeepl.comの翻訳APIを導入します。
Deepl.comのAPI 導入
「Deepl.com」聴き慣れない方もいらっしゃると思いますので、ざっくりと説明します。
DeepL翻訳は、2017年8月28日にサービスを開始したニューラル機械翻訳サービスで、ドイツのケルンに本拠地を置く DeepL GmbH が開発しました。 現在、31言語と700言語ペアの翻訳を提供しています。
それではDeepl.comから機械翻訳サービスのAPIを取得します。
まずはDeepl.comのホームページへ行きましょう。こちらからお入りください。
画面上部のAPIを選択します。
次に画面を下がっていくと、プランの選択画面になります。
無料で1ヶ月500,000字翻訳できますので無料で十分です。「無料で登録する」を選択します。
そうすると、個人情報の入力画面になりますので、名前やメールアドレスなどを入力しながら進んでいきます。
最後この画面で登録は終わりです。
「無料登録する」を押すとお客様番号が発行され、登録したアドレスにメールが届きます。
そうしたら、ホーム画面に戻って自分のアカウント画面に入ります。
そして、アカウントタグを選び画面下にいきましょう。
そうすると画面下の方に、認証キー(APP KEY)が発行されています。
このKYEを後で『Prompt-Translator』に入力しますので、コピーしておきましょう。
これでDeepl.comでの作業は終わりです。
次はStable Diffusionの方で操作します。
『Prompt-Translator』と『Deepl』をAPP KEYで繋げる
画面上部タグから『Prompt-Translator』を選択し、一番下のAPP KEYに先ほどDeepl.comから発行された認証キーを入れましょう。
貼り付けたら、さらに下のSave Settingを押してください。
これだけで全てのセッティングは終了です。
では次からは『Prompt-Translator』の使い方を解説します。
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
拡張機能「Prompt-Translator」の使い方
画面上部に新しくボタンが現れます。基本的にはここで全て操作します。
①プロンプトを英語に翻訳します。
②ネガティブプロンプトを英語に翻訳します。
③プロンプトを元に戻します。
④ネガティブプロンプトを元に戻します。
⑤翻訳する言語を選択します。
⑥APIを発行する会社へジャンプします。
日本語でプロンプトと、ネガティブプロンプトを書き、①と②を押せば速やかに⑤の言語に翻訳されます。
①と②を押すと
こんな感じになります。このままgenarateすると、
名前のない猫が描けました。
それと、上部タグに『Prompt-Translator』のタグができているので、そこの部分の説明しておきます。
1, Promptに母国語でプロンプトを書く
2, translateを押すと英語へ翻訳される
3, Send to txt2img and img2img を押すと翻訳されたものが、それぞれの生成画面へ送られます。
ネガティブプロンプトも同じように操作してください。
こちらのページでもプロンプトの管理ができます。
この機能があれば日本語入力しかできない人でも、簡単にStable Diffusionを使うことができます。
もしも『Prompt-Translator』をGoogle、Yandex、Baidu(中国語用)、MarianMTの翻訳APIで使用したい方は、こちらから詳細をご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Stable Diffusionの拡張機能『Prompt-Translator』の使い方!呪文(プロンプト)を自動翻訳!について解説してきました。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- 拡張機能『Prompt-Translator』を使えば自動翻訳APIで簡単に日本語を翻訳できる
『Prompt-Translator』-「あんまり必要ないんじゃないか?」と思っていませんか?
私も正直、今のままではそれほど使い道がありません。
でも音声入力ができる拡張機能と組み合わせるとどうでしょう?
あなたの話したことが、そのまま画像として生成されます。
そんな世界線がすぐそこまで来ています。
音声入力ができる拡張機能の登場を楽しみに待ちましょう!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい