Canva AIで画像生成!最新版4つの機能の使い方と商用利用についても解説 | romptn Magazine

Canva AIで画像生成!最新版4つの機能の使い方と商用利用についても解説

AIツール

人気デザインツール、CanvaにAI画像生成の機能が付いているのはご存知ですか?

Canvaは使ったことあるけどAIツールはまだ使ったことがないという方も多いかと思います。

今回はそんな方に向けて、Canva AIの基本の使い方やコツ、権利関係についてご紹介します!

この記事では2023年10月時点での情報を提供しています。

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Canva AIの画像生成生成機能とは?

Canva AIとはCanvaで使えるAIを利用した様々な機能のことです。

以前、Canva AIではテキストからの画像生成ができる「Text to Image」という機能が公開されていました。

しかし、「Text to Image」という機能は、「Magic Media」という名称に変更になり、他の3つの画像生成ツールが追加されました。

2023年10月現在、Canva AIでの画像生成には「DALL・E」「Imagen」「Magic Media」「Mojo AIという4つのツールが選べます。

これらのツールで生成した画像はそのままCanva上で編集できるのが特徴です!

それぞれのツールの使い方については後ほど詳しく解説します。

料金は無料?

Canva AIの画像生成機能は、一部であれば無料で使うことが可能です。

利用回数・クレジット制度については、機能が増えた関係でかなり複雑になりました。

2023年10月現在、次のようになっています。

「DALL・E」「Imagen」を使う場合

  • 一度に2枚の画像が生成される機能を一回使うごとに、1クレジットが消費
  • 25クレジット/月が無料で提供される →2枚×25回で、月50枚まで無料で画像生成が可能
  • 不足したクレジットの購入は、AndroidまたはiOSのモバイルアプリでのみ可能

クレジットについてはこちらのCanva公式による説明も参考にしてみてください。

「Magic Media」を使う場合

  • 一度に4枚の画像が生成される機能を一回使うごとに、1クレジットが消費
  • 無料ユーザーは50クレジット/月がもらえる(100枚 /月)
  • Canva Pro、Canva for Teams、Canva for NPO、Canva for Educationのユーザーは、ユーザー1人ごとに、500クレジット/月(1000枚/月)

「Mojo AI」を使う場合

  • 一度に2枚の画像が生成される機能を一回使うごとに、1クレジットが消費
  • アカウント連携をすることで75クレジットが無料でもらえる
  • 月毎のクレジット提供はないため、無料分を使い切ってしまった場合はMojo AI公式サイトからの課金が必要

Canva AIで画像生成をすると、サイドバーの下部に残りの使用回数が表示されるので、そちらもチェックしながら使うようにしましょう!

Canva AIの商用利用・著作権について

「Text to Image」(現在はMagic Media)で生成した画像の権利については、Canva公式は次のように述べています。

著作権法の下でのAIで生成された作品の扱いは未解決の問題であるため、これに対する簡単な答えはありません。回答はお住まいの国によって異なる場合があります。

  • 現在、CanvaはText to Imageで作成された画像の著作権を主張しません。
  • お客様とCanvaの間では、お客様がText to Imageで作成したイメージの所有権はお客様にあり、これはお客様が当社の利用規約に従うことを条件としています。ただし、これは、お客様が画像の著作権所有者であることや、イメージに対して排他的な権利を持っていることを意味するものではありません.
  • 利用規約では、お客様は、お客様が作成したイメージを当社のプラットフォームでホストし、当社の製品のマーケティングに使用する権利を当社に与えています。
  • 同様に、Text to Imageを使用して認識可能なキャラクターやブランドを作成する場合、これらは著作権や商標で保護されている可能性があります。権利所有者の許可を得ずにこれらの画像を使用することはできません。Canvaは、この許可を与えることができません。
https://www.canva.com/ja_jp/help/text-to-image/

少し複雑ですが、Canvaは生成された画像の著作権を主張していないということですね。しかしユーザーも排他的な権利を持っている、という訳ではないようです。

次に、商用利用についてです。

Canvaで作成した「デザイン」は、基本的に無料ユーザーでもサブスクリプションしているユーザーでも自由に商用利用ができるとされています。

また、利用規約において、

When using Output in your Canva designs, we ask that you let viewers of your designs know that the content is AI-generated.

(Canva デザインを外部で利用する場合は、コンテンツが AI によって生成されたものであることをデザインの閲覧者に知らせるようお願いします。)

Canva公式利用規約

と書かれているため、商用、非商用にかかわらず、もし外部でCanva AIで生成した画像を使用する際には、そのことを明示することが必要です。

Canva AIでの画像生成の方法

ここからは、Canva AIに新しく登場した4種類の画像生成ツールについてご紹介していきます!

Canva AIでの画像生成の始め方

ホーム画面から、左のツールバーの「アプリ」を選択します。

すると、アプリ一覧が表示され、そこにDALL・E」「Imagen」「Magic Media」「Mojo AI」も表示されるので、そこから選択しましょう。

また、既に始めたプロジェクト内からでも呼び出すことができます。

こちらでも左のツールバーから「アプリ」を選択し、希望の画像生成ツールを選択しましょう。

Canva AIでの画像生成の方法①「DALL・E」

こちらはあの「ChatGPT」を開発したOpenAIによって提供されているAI画像生成ジェネレーター「DALL・E」です!

操作方法はシンプルで、プロンプトを入れて「Generate」ボタンを押すと画像が生成されます。

Canva AIの全ての画像生成ツールに当てはまることですが、ネガティブプロンプト入力欄はありません。

「Surprise me」ボタンを押すと自動でプロンプトが入力されます。

今回は自動入力されたこちらのプロンプトを使って画像生成を行いました。

A stained glass window depicting a hamburger and french fries

ハンバーガーとポテトのステンドグラスです。面白いですね!

DALL・Eでは、スタイル選択などはできないので気をつけましょう。

Canva AIでの画像生成の方法②「Imagen」

「Imagen」はGoogleによって提供されているAI画像生成ジェネレーターです。

こちらも左のバーからプロンプトを入れて「Generate」ボタンを押すと画像生成されます。

「Try an example」ボタンを押すと、DALL・Eと同様に自動でプロンプトを入力してくれます。

今回はこちらの自動入力されたプロンプトを使って画像生成しました。

A blue jay standing on a large basket of rainbow macarons

かわいいですね!自動生成されるプロンプトの傾向を考えると、どうやら写実系・綺麗な自然の風景などが得意なようです。

こちらもスタイル選択などはできませんので、要望がある場合はプロンプトで説明しましょう。

Canva AIでの画像生成の方法③「Magic Media」

こちらは以前からCanva AIを使っていた方にはお馴染みの、「Text to Image」とほぼ同じAI画像ジェネレーターになります。

左のツールバーから希望のスタイルを選択し、プロンプトを入力しましょう。

写真にするのかイラストにするのかはこのスタイル選択によって決められます。

スタイル選択・プロンプトを入力後に「イメージを作成」を選択すると、4枚の画像が生成されます!

他のツールでは一度に2枚なので、少しお得です。

今回は、

bunny surrounded by flowers

というプロンプトと、「水彩画」というスタイルを使って画像生成を行いました。

また、こちらのツールではプロンプトは日本語でも入れられますが、英語の方が精度が上がるためおすすめです。

Canva AIでの画像生成の方法④「Mojo AI」

「Mojo AI」を使うには、アカウントの連携が必要です。

連携はGoogleアカウントを使うことで手短に終わらせることができます。

アカウントの連携を済ませると75クレジットが無料でもらえるので、それを消費して画像生成を行います。

Mojo AIでは「Infinity art」「Vision art」「QR art」の三種類から、生成する画像の種類を選ぶことができます!

今回は、「Vision art」から他のツールでは難しそうだったアニメ系の画像を生成します。

使用したプロンプトは以下の通りです。

Anime Girl in school uniform, cherry blossoms, anime illustration, detailed beautiful eyes, detailed beautiful face, detailed beautiful hair, best quality, highly detailed

また、Mojo AIの特徴はQRコードを装飾した画像の生成ができることです。

Cool cyber style

というプロンプトで、RomptnのURLをQRコード化してもらいました。かっこいいですね!

QRコードのAIアートを作成してくれるツールはまだ少ないので特におすすめの機能です。

完成したらそのままスライドを作成可能

これらの画像生成ツールで生成した画像は、そのままCanvaのデザイン編集に組み込むことが可能です。

デザインを作成中、希望の画像が見つからない時にとても役立ちます。

Canva AIのよくある質問

Q
Canva AIでイラストや画像を生成する際、プロンプトのコツはある?
A

他の画像生成AIにも当てはまりますが、イメージを具体的に、詳細にテキストで表現することでより良い生成結果を得ることができます。Canva公式は次のように説明しています。

  • 入力されたテキストからしか指示を受けません。より具体的に入力すればするほど、より良い結果を得ることができます。
  • 非常に具体的なキーワードやフレーズを使用した場合に、最も効果的です。
https://www.canva.com/ja_jp/help/text-to-image/
Q
スマホでも使えますか?
A

スマホやタブレットでも、PC同様にブラウザ版Canvaを使っての画像生成が可能です。

Q
「入力した内容は、当社のポリシーに沿わないコンテンツを生成する可能性があります」と表示され、画像が生成されないのですが…
A

プロンプトがブロックされている可能性があります。Canva AIが不適切と判断したコンテンツの生成はできません。

攻撃的な単語を使ったり、グラビア系の画像を生成しようとした場合、そのように判断されることがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、Canva AIを使った画像生成の方法についてご紹介してきました!

ポイントをまとめると、次の通りです。

  • Canva AIでは回数制限はあるが無料でAI画像生成でがきる
  • Canvaは生成された画像の著作権を主張していない
  • AIで生成した画像はすぐにCanva上で編集できる

ぜひ、Canva AIを使ってCanvaをより便利に使いこなしてみて下さい!

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