Stable Diffusionで画像生成をする時、狙った人物を生成する呪文(プロンプト)を入力するのはなかなか大変な作業ですよね。
Stable Diffusionに「Lora」という学習モデルデータを導入することで、狙った人物の画像を簡単な呪文(プロンプト)で生成するとができます。
この記事ではLoraの中でも韓国人美女の画像を簡単に生成できる『KoreanDollLikeness』について説明します。
※「Stable Diffusion」の導入方法や使い方については、以下の記事を参考にしてください。
『KoreanDollLikeness』とは?
『KoreanDollLikeness』は韓国人美女の画像を生成するためのLoRAという種類のAI学習モデルです。
LoRAは既存モデルに追加学習して要素を固定させるためのツールなので別途モデルの導入は必要ですが、韓国人美女を対象にいろんな服装をさせたり、いろんなポーズを取らせたり、様々なシチュエーションでの画像生成が可能になります。
現在はCIVITAIにて『KoreanDollLikeness (v2.0)』が公開されております。
ダウンロードは下記リンクにて実施可能です。
※『Lora』についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
※『civitai』の詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてください。
『KoreanDollLikeness』をGoogle Colabに導入する方法
Google Colaboratry上で「StableDiffusionUI-Voldemort V1.3」の環境でStable Diffusionを使用されている場合の『KoreanDollLikeness』導入方法を説明します。
この場合の手順は下記のようになります。
- CIVITAI上の『KoreanDollLikeness』のページから『KoreanDollLikeness (v2.0)』をダウンロードする。
- 『KoreanDollLikeness (v2.0)』をGoogle deive上に保存する。
- Google Colab上にコードを追加する。(下記を参照ください)
- 後は通常通りStable Diffusionを起動すれば、Stable Diffusionに『KoreanDollLikeness』が導入される。
2.のGoogleドライブへの保存先は、以下になります。
/content/drive/MyDrive/stable-diffusion-webui/models/Lora/
SD1.5の下の欄に下記記のコードを記載する。
!mkdir /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/
!cp /content/drive/MyDrive/stable-diffusion-webui/models/Lora/kdllorav20.safetensors /content/stable-diffusion-webui/models/Lora
Google Colab環境に『KoreanDollLikeness』が導入できました!
※「Google Colab」での環境構築については、以下の記事を参考にしてください。
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
『KoreanDollLikeness』をローカル環境に導入する方法
「Stable DiffusionWebUI」のローカル環境に『KoreanDollLikeness』を導入する方法を説明します。
この場合の手順は下記のようになります。
- CIVITAI上の『KoreanDollLikeness』のページから『KoreanDollLikeness (v2.0)』をダウンロードする。
- ダウンロードしたデータを「\webui\models\Lora」に保存する
- 後は通常通りStable Diffusionを起動すれば導入完了です。
『KoreanDollLikeness』の使い方
Stable Diffusionで『KoreanDollLikeness』を使う方法は下記手順です。
- TOP画面の『Lora』をクリックする
- 開いた画面で『kdllorav20』をクリックする
- 呪文(プロンプト)欄に<lora:kdllorav20:1>が追加されたらOKです。
この後、通常通りに呪文(プロンプト)を記載して画像生成すると、『KoreanDollLikeness』に基づいた韓国人美女の画像が生成されます。
<lora:kdllorav20:1>の「:」の後ろの数字は『KoreanDollLikeness』の重みを表しています。
『KoreanDollLikeness』のおすすめパラメータ設定
『KoreanDollLikeness』のおすすめパラメータはCIVITAIのダウンロードページにて以下のように推奨されています。
- VAE:vae-ft-mse-840000-ema-pruned (リアルモデル用)
- Sampler:DPM++ SDE Karras(最高のクオリティを得るために推奨)
- Steps:20~35
- Clipskip:1または2
- pscaler:Latent (bicubic antialiased)
- CFG Scale:5~9
- txt2imgのLORAの重み付け:0.2~0.7を推奨
- img2imgのノイズ除去強度:0.4~0.7
『KoreanDollLikeness』を導入したのにイメージ通りの画像が生成できない時は、ぜひ確認してみてください!
実際に『KoreanDollLikeness』を使って韓国人美女を生成してみた!
『KoreanDollLikeness』を導入して簡単な呪文(プロンプト)で韓国人美女の画像を生成してみました!
プロンプト自体に特に人物に関する記述はありませんが、『KoreanDollLikeness』を導入するだけで韓国人美女の画像ができました。
プロンプト
forest,1 girl, looking at viewer,upper body,<lora:kdllorav20:0.6>
ネガティブプロンプト
(worst quality, low quality:1.3),(depth of field, bokeh:1.4),nsfw,
※モデルは『yayoiMix_v20.safetensors』、設定は上記の推奨設定を使用しました。
『KoreanDollLikeness』の著作権・商用利用について
『KoreanDollLikeness』のライセンス文を以下の様に要約しました。
要するに、このLoRAを使って生成した画像については、商用利用可能なようです。
ただし、LoRAについて中身を調整して商用利用する場合や、サービスとして提供する場合は、同じ使用制限をライセンスに含める必要がありそうです。
- このモデルはオープンアクセスで、CreativeML OpenRAIL-Mライセンスに基づく権利と使用方法が詳細に指定されています。
- ライセンスの規定により、違法または有害な出力やコンテンツを生成または共有することは禁止されています。
- 作者は生成された出力に権利を主張せず、ユーザーは自由に使用できますが、ライセンスで設定された規定に従う責任があります。
- 重みを再配布し、モデルを商業的にまたはサービスとして使用することができますが、ライセンスの使用制限を含める必要があり、CreativeML OpenRAIL-Mのコピーをすべてのユーザーに提供する必要があります。
まとめ
Stable Diffusionで韓国人美女を生成できるLoRAとして『KoreanDollLikeness』について、導入方法、使用方法、おすすめの設定の紹介をしてきました。
今回のポイントを以下のようになります。
- 『KoreanDollLikeness』というLoRAを導入すると、簡単に韓国人美女画像を生成できる
- 『KoreanDollLikeness』はCIVITAIにてダウンロード可能
- 推奨設定があるため、確認して使用すること
- KoreanDollLikeness』で生成した画像については商用利用可能
『KoreanDollLikeness』を導入すると簡単なプロンプトで韓国人美女が生成できます。
簡単に導入できるので、活用して様々なシチュエーションの韓国人美女の画像を生成してください!
※『KoreanDollLikeness』の日本人美女バージョンである『JapaneseDollLikeness』について紹介した記事もありますので、是非参考にしてください!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい