AI副業のやり方・手順を徹底解説｜初心者でも稼げるようになる具体的なロードマップ

「AI副業って本当に稼げるの？」「未経験でも始められるの？」そんな疑問を持っていませんか？

ChatGPTをはじめとする生成AIツールの普及により、専門知識がない初心者でもAI副業で収入を得ることが現実的になりました。

とはいえ、「何から始めればいいのか分からない」「どのツールを使えばいいの？」「本当に自分にもできるのか不安…」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな悩みを解決すべく、AI副業の始め方を5つのステップで徹底解説します！ジャンルの選び方から、ツールの使い方、案件の獲得方法、稼ぐためのコツまで、初心者が知りたい情報を解説しました。

この記事を読めば、「AI副業の全体像」が理解でき、今日から実際に行動を起こせるようになります。ぜひ最後までご覧いただき、あなたもAI副業の第一歩を踏み出してください！

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

AI副業が稼げる理由

AI副業とは、ChatGPTや画像生成AIなどのAIツールを活用して収入を得る働き方のことです。記事作成、画像制作、動画編集、翻訳など、さまざまな分野でAIを使って効率的に稼ぐことができます。

AI副業が注目される最大の理由は、少ない労力で高品質な成果物を生み出せる点にあります。従来なら数時間かかっていた作業が、AIを活用することで数十分に短縮できるのです。

さらに、AIツールの進化により、専門的なスキルがなくても参入できる分野が急増しています。画像生成AIを使えばデザインの知識がなくてもイラストを作れますし、動画編集AIを使えば初心者でもプロ並みの動画が制作可能です。

そして何より、初期費用がほぼかからない点も大きな魅力です。多くのAIツールは無料版から始められ、パソコンとインターネット環境さえあれば今日から副業をスタートできます。有料版も月額2,000〜3,000円程度なので、従来の副業と比べて圧倒的に低リスクで始められるのです。

AI副業を始める際の手順5ステップ

AI副業で収益を得ることを目指すには、正しい手順で進めることが重要です。ここでは、未経験者でも確実に収益化できる5つのステップを詳しく解説します。

ステップ①：自分に合った副業ジャンルを選ぶ

AI副業で成功するための最初のステップは、自分のスキルや興味に合ったジャンル選びです。間違ったジャンルを選ぶと、継続できずに挫折する原因になります。

副業ジャンル選定の3つの基準

初心者が避けるべきジャンル

ステップ②：必要なAIツールを選んで準備する

ジャンルが決まったら、そのジャンルに最適なAIツールを選びます。最初は無料版で試し、本格的に稼げるようになってから有料版に切り替えるのが賢い方法です。

文章生成おすすめAIツール

画像生成おすすめAIツール

動画編集おすすめAIツール

ステップ③：必要なスキルを身につける

AIツールを準備したら、次は基本的な操作スキルを習得します。ここで重要なのは「完璧を目指さない」こと。案件を受注できる最低限のレベルを目指しましょう。

スキル習得は「インプット（学習）」と「アウトプット（実践）」の両輪で進めることが成功の鍵です。知識を入れるだけでも、実践だけでもうまくいきません。

インプットのための効果的な学習方法

アウトプットで実践力をつける方法

ステップ④：クラウドソーシングサイトへ登録する

スキルが身についたら、実際に案件を探すためのプラットフォームに登録します。以下はクラウドソーシングサイトの比較表です。

クラウドソーシングサイトは「案件を探す場所」であると同時に、「あなたのスキルを売り込む営業ツール」でもあります。そのため、魅力的なプロフィール作成が案件獲得の鍵となります。

魅力的なプロフィール作成のコツ

ステップ⑤：実際に案件を受注して実績を積む

ついに実践です。プロフィールを整えたら、実際に案件に応募して受注を目指しましょう。

初心者が最初から高単価案件を獲得するのは困難です。最初の5〜10件は「実績作り」と割り切って、単価よりも「確実に受注できるか」「良い評価がもらえるか」を重視しましょう。

初案件の選び方3つのポイント：

案件を受注したら、納品前に必ず最終チェックを徹底します。誤字脱字がないか、指定の文字数・形式を満たしているか、AIの不自然な表現を修正したか、クライアントの要望を満たしているかを確認しましょう。AIが生成したものをそのまま納品するのは厳禁です。必ず人の目でチェックし、加筆修正を行うことで、クライアントの信頼を得られます。

最初の案件で良い評価（★5）をもらえると、次の案件が格段に受注しやすくなります。納期厳守、丁寧なコミュニケーション、迅速な修正対応を心がけましょう。最初の1ヶ月で5件の実績と★5評価を獲得することを目標にすれば、徐々に単価の高い案件や継続案件にも挑戦できるようになります。焦らず着実に実績を積み上げていきましょう。

初心者でも始めやすいAI副業4選

AI副業には様々なジャンルがありますが、ここでは特に初心者が始めやすく、案件も豊富な5つの副業を詳しく解説します。それぞれの仕事内容、必要なスキル、おすすめツール、そして現実的な月収目安を紹介するので、自分に合った副業を見つけてください。

①Webライター

ブログ記事、商品説明文、メールマガジンなど、様々な文章をAIツールを活用して作成します。クライアントから指定されたテーマやキーワードに基づいて、読者に価値を提供する文章を執筆し納品します。SEO対策を意識した記事作成や、企業のオウンドメディア向けの記事など、幅広いニーズがあります。

必要なスキル

おすすめのAIツール

文字単価は0.5円〜3円程度が相場です。初心者は0.5〜1円からスタートし、実績を積むことで1.5〜2円以上の案件も獲得できるようになります。月5万円稼ぐには、文字単価1円で50,000文字（2,500文字の記事を20本）の納品が目安です。

②画像制作

企業のSNS用画像、ブログのアイキャッチ画像、バナー広告、ロゴデザイン、商品パッケージのモックアップなど、様々な画像を制作します。クライアントの要望やブランドイメージに合わせて、視覚的に魅力的な画像を作成し納品します。

AIツールの進化により、デザインの専門知識がなくても高品質な画像が作れるようになりました。テンプレートを活用したり、テキストから画像を生成したりと、様々なアプローチで制作できます。InstagramやX用の投稿画像、YouTubeのサムネイル制作などの需要も高まっています。

必要なスキル

おすすめのAIツール

画像1枚あたりの単価は500〜3,000円程度が相場です。SNS用の簡単な画像なら500〜1,000円、バナー広告やロゴデザインなら1,500〜5,000円以上になることもあります。月5万円稼ぐには、1枚1,000円の画像を50枚納品するイメージです。作業に慣れれば1枚30分〜1時間で作成できるようになります。

③動画編集

YouTubeやTikTok、Instagram向けの動画編集、企業のプロモーション動画、商品紹介動画、インタビュー動画などを制作します。不要な部分のカット、テロップ（字幕）挿入、BGM追加、エフェクト適用など、素材を魅力的な動画に仕上げる作業です。

AIツールを使えば、自動で無音部分をカットしたり、音声を認識して字幕を自動生成したりできるため、従来は何時間もかかっていた作業が大幅に短縮されます。動画編集の経験がなくても、AIのサポートでプロ並みの編集が可能になりました。

必要なスキル

おすすめのAIツール

動画編集の単価は1本3,000〜10,000円程度が相場です。10分程度のYouTube動画なら3,000〜5,000円、企業のプロモーション動画なら10,000円以上になることも。月5万円稼ぐには、1本5,000円の動画を10本納品するイメージです。慣れれば1本2〜3時間で編集できるようになります。

④文字起こし

会議やインタビュー、講演会、YouTube動画などの音声データを文字に起こす仕事です。議事録作成、インタビュー記事の素材作り、YouTube動画の字幕作成、ポッドキャストの書き起こしなど、様々な用途があります。

AI音声認識技術の発展により、自動で音声をテキスト化できるようになったため、作業時間が大幅に短縮されました。AIが8割の作業を行い、人間が誤認識を修正したり、読みやすく整形したりする流れが一般的です。

必要なスキル

おすすめのAIツール

文字起こしの単価は音声1分あたり100〜300円程度、または1時間あたり5,000〜15,000円が相場です。素起こし（そのまま起こす）なら低単価、ケバ取り（不要な言葉を削除）や整文（読みやすく整形）が必要な場合は高単価になります。月5万円稼ぐには、1時間の音声（単価10,000円）を月5本納品するイメージです。AIを使えば1時間の音声を1〜2時間で文字起こしできます。

他の種類の副業についても知りたいという方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

未経験でもAI副業で稼ぐためのコツ

ここでは、未経験者が最短で稼げるようになるための5つの重要なコツを解説します。

最初は低単価でも実績を優先する

AI副業を始めたばかりの時期は、収益よりも「実績作り」を最優先に考えましょう。実績がゼロの状態では、どんなに魅力的なプロフィールを作っても、クライアントから選ばれる確率は低くなってしまいます。

この段階での目標は「お金を稼ぐこと」ではなく「良い評価を集めること」です。★5の評価が5〜10個集まれば、その後の案件受注率は飛躍的に向上します。

実績ができると、クライアントからの信頼度が上がり、単価交渉もしやすくなります。さらに、継続案件の依頼や、より高単価な案件へのスカウトも届くようになるのです。

得意分野・経験を活かす

AI副業で稼ぐためには、「AIが使える」だけでなく、「自分ならではの強み」を掛け合わせることが重要です。あなたの過去の経験や知識、趣味や興味のある分野は、他の人にはない貴重な武器になります。

ライティングの場合は、営業職の経験があれば営業ノウハウの記事、子育て経験があれば育児メディアの記事というように、実体験に基づいた説得力のあるコンテンツが作れます。画像制作なら、ファッション好きならアパレル系のバナー、ゲーム好きならゲーム系のビジュアルというように、自分が好きなテイストの案件で強みを発揮できます。

興味のある分野で副業を始めることで、楽しみながら専門性を高められ、結果的に高単価案件を獲得できるようになります。AIと自分の強みを組み合わせることで、替えの効かない存在になれるのです。

プロンプトの精度を高める

AI副業で成功するかどうかは、プロンプト（AIへの指示文）の質で大きく変わります。同じAIツールを使っていても、プロンプトの書き方次第で成果物のクオリティに雲泥の差が生まれるのです。

まず「何を作りたいか」という目的を明確にし、次に「誰に向けたものか」というターゲットを指定します。さらに文字数や形式などの具体的な条件、文体やトーン、そして避けるべき内容を明記することで、AIは的確な出力をしてくれます。

最初はうまくいかなくても、試行錯誤を繰り返すことで徐々に精度が上がっていきます。自分だけの「勝ちパターン」を見つけることが、安定して稼ぐための近道です。

継続的に学習して最新ツールをキャッチアップする

AI業界の技術進化は驚くほど速く、半年前の「最新ツール」が今では古くなっていることも珍しくありません。継続的に学習し、新しいツールや機能をいち早く取り入れることが、競合との差別化につながります。

新しいツールが登場したら、すぐに無料プランで試してみることをおすすめします。実際に触ってみることで、そのツールの強みや使いどころが理解でき、案件の幅が広がる可能性があります。

必ず人間の目でチェックする

AIは便利なツールですが、完璧ではありません。事実誤認、不自然な表現、文脈のズレなど、様々なミスが含まれている可能性があります。

納品前には必ず以下の事項などをチェックしましょう。

AI副業を始める前に知っておくべき注意点

AI副業は手軽に始められる一方で、知らずに失敗してしまうリスクもあります。ここでは、事前に理解しておくべき重要な注意点を4つ解説します。これらを把握してから始めることで、トラブルを避け、安心して副業に取り組めます。

AIに頼りすぎて低評価を受けるリスク

「AIが自動で作ってくれるから楽に稼げる」という考えは、最も危険な誤解です。AIが生成したコンテンツをチェックせずにそのまま納品すると、クライアントから低評価を受け、最悪の場合は契約解除や報酬未払いにつながります。

AIには「ハルシネーション」と呼ばれる、存在しない情報を事実のように出力してしまう現象があります。例えば、実在しない統計データや架空の企業名を自信満々に提示することがあるのです。また、文脈が不自然だったり、同じ表現を繰り返したり、クライアントの意図とズレた内容になることもよくあります。

クライアントが求めているのは「AIが作った成果物」ではなく、「あなたがAIを活用して作り上げた高品質な成果物」です。AIには下書きや構成、リサーチを任せ、最終的な品質管理は必ず人間が行う。この役割分担を守ることが、継続的に案件を獲得し、良い評価を積み重ねるための絶対条件です。

著作権侵害・利用規約違反には注意

AI副業で最も気をつけるべきは、著作権侵害と利用規約違反です。知らないうちに法律やルールを破ってしまうと、損害賠償請求や法的トラブルに発展する可能性があります。

著作権に関する注意点は主に2つあります。1つ目は、AIが生成した画像やテキストが既存の著作物に酷似している場合、著作権侵害とみなされる可能性があること。特に画像生成AIでは、有名キャラクターや著名人の顔に似た画像が生成されることがあるため要注意です。2つ目は、AIに学習させるために他人の著作物を無断で使用すると、それ自体が著作権侵害になる場合があることです。

利用規約違反も深刻な問題です。多くのAIツールには「商用利用禁止」「生成物の販売禁止」といった制限があります。無料プランでは商用利用不可、有料プランなら可能というケースが多いため、必ず規約を確認しましょう。また、生成したコンテンツを「AI生成である」と明記しなければならないケースもあります。

必要な場合は確定申告を

副業で一定額以上の収入を得た場合、確定申告が必要になります。申告を怠ると、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課されるため、必ず理解しておきましょう。

確定申告が必要なケースは、年間の副業所得（収入から経費を引いた金額）が20万円を超えた場合です。例えば、副業で年間30万円稼ぎ、AIツールの利用料や通信費などの経費が5万円かかった場合、所得は25万円となり、確定申告が必要になります。ただし、これは給与所得者（会社員）の場合で、フリーランスの方は所得が48万円を超えると申告が必要です。

競合の増加による単価下落の可能性

AI副業の参入障壁は低く、誰でも簡単に始められるため、競合が急速に増加しています。その結果、案件の単価が下落傾向にあることも事実です。この現実を理解した上で、長期的に稼ぎ続けるための戦略を持つことが重要です。

長期的に稼ぎ続けるための戦略

AI副業のやり方に関するよくある質問(FAQ)

まとめ

いかがでしたでしょうか？

AI副業の始め方について、基本知識から具体的な手順、おすすめツール、稼ぐコツ、注意点まで詳しくご紹介しました！

この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。

AI副業で稼ぎたいけど何から始めればいいか分からなかった方や、本当に自分にもできるのか不安だった方にとって、かなり役立つ情報だったのではないでしょうか？

ぜひ、この記事で学んだ知識を活かして、AI副業の第一歩を踏み出してみてください。あなたの成功を心から応援しています！