ChatGPTで「図解力」が爆上がり!マインドマップを簡単に作る5つの方法

ChatGPT

「頭の中を整理したいけど、マインドマップを作るのは面倒…」「見やすく図解したいけど、デザインやツールに自信がない」と感じたことはありませんか?

ChatGPTを使えば、プロンプトを入力するだけでマインドマップがすぐに完成。テーマと使いたい形式(画像形式・Mermaid記法など)を伝えるだけで、ChatGPTが最適なプロンプトも用意してくれます。

この記事では、ChatGPTでマインドマップを作る5つの方法を紹介します。

実際に使えるプロンプト付きで解説しているので、資料作成や思考の整理など、幅広く活用できますよ。

今回の記事でわかること
  • ChatGPTでマインドマップを作成する仕組み
  • 画像・HTML・Mermaid記法など5つの方法
  • 目的に合わせたプロンプトの作り方
  • 文字化けの対策とフォント設定の方法

生成AIの進化は速く、日々新しいAIツールが登場しています。「ツールが多すぎて、どれを使えばいいか、わからない」といった悩みもあるでしょう。

romptn aiが提携する「SHIFT AI」では、ChatGPTなどのAIツール活用法を紹介するセミナーを定期的に開催しています。

無料で参加できますので「最新のAIツールを知りたい」方は、ぜひ下記よりお気軽に申し込んでみてください!

\累計受講者10万人突破/

ChatGPTでマインドマップを作る方法

ChatGPTでマインドマップを作る方法は以下の5つです。

  • 画像生成
  • HTML&CSSを使う
  • mermaid記法を使う
  • markmapを使う
  • PlantUMLを使う

1つずつ見ていきましょう。

今回は、「ダイエット」をテーマにそれぞれの方法でマインドマップを作ってみます。

画像生成

まずは、ChatGPTの画像生成機能を使う方法です。

プロンプトはChatGPTに作ってもらいました!

あなたは、資料・プレゼンテーション用のマインドマップを専門に描くデザイナーです。以下の条件に従い、マインドマップを作成してください。
【中心テーマ】自分に合ったダイエット法を見つける
【マップ構成】
■ 食事管理
・基本方針 
- 摂取カロリーを把握する 
- バランスの良い食事を意識
・具体的な工夫 
- タンパク質を意識(鶏胸肉、豆腐) 
- 炭水化物は朝・昼に集中 
- 夜は軽めにする
・記録・ツール 
- カロミル/あすけんで記録 
- 食事写真を残す

■ 運動習慣
・運動の種類 
- 有酸素運動(ウォーキング・エアロバイク) 
- 無酸素運動(自宅筋トレ・スクワット)
・時間帯と頻度 
- 朝活でストレッチ 
- 週3〜4日の軽い運動
・習慣化の工夫 
- タイマーアラームでリマインド 
- YouTube動画で楽しく継続

■ メンタル
・習慣・モチベーション維持 
- 毎日の達成感を可視化(チェックリスト) 
- 月末にご褒美ルール・リバウンド防止 
- 無理な目標は立てない 
- チートデイを設定
・自分を励ます方法 
- SNSで成果報告(匿名OK) 
- 比較より振り返りを重視

できたマインドマップがこちらです!

マインドマップの形はきれいですが、追加の編集ができず、何度も生成し直す必要がある点がネックです。

また、文字化けが起きるため、テキスト量が多いマインドマップには向きません。ちょっとしたイメージ作りに便利です。

HTML&CSSを使う

ChatGPTは、HTML+CSSコードで図を出力することも可能です。canvasを使って、ChatGPT上で表示できます。

「ダイエット」をテーマにしたマインドマップを、HTMLとCSSを使ってで作ってください。資料に使えるハイクオリティなものを求めています。

プロンプトはシンプルにしてみました。

各要素がうまく線で結ばれなかったり、要素同士が重なってうまく表示されなかったりと、レイアウト崩れが起こる場合もあります。そのため、コーディングの知識がない人には少しハードルが高いと感じられるかもしれません。

しかし、コードの数値を書き換えるだけで簡単に修正できるので、初心者でも使いやすい方法です。今回、各要素の配置は以下の数値を調整しました。

【調整した箇所】

mermaid記法を使う

ChatGPTは、Mermaid記法にも対応しています。コードで図を描く記述法で、Mermaid Live Editor や Notionなどで表示できます。

「ダイエット」をテーマに、以下のカテゴリでマインドマップを作りたいです。- 食事管理- 運動- 生活習慣- 水分補給- メンタルケア- 記録と目標
各カテゴリには3つずつ具体的な項目を追加してください。日本語でお願いします。

簡単なプロンプトですが、かなりきれいなマインドマップになっています!

GPTs「Mermaid Chart: diagrams and charts」を使えば、ChatGPT上ですぐに確認できますよ。

見た目がきれいで再編集も簡単なため、チーム共有にも最適です。

markmapを使う

markmapは、マークダウン記法でマインドマップを描けるツールです。ChatGPTに「マークダウン形式で書いて」と指示すると、対応した構造を出力してもらえます。

マークダウンとは、文章をシンプルな記号で装飾・構造化できるマークアップ言語です。

あなたはマインドマップ作成に特化したプロンプトエンジニアです。  
以下の条件に従って、Markdown形式で「ダイエット」をテーマにした**階層構造のマインドマップ風アウトライン**を作成してください。


---

【目的】  
ダイエットに関する知識や方法を、思考整理やアイデア発想に役立つように構造化したいです。

---

【形式】  
- Markdown記法(見出しと箇条書き)を使って出力してください。  
- 第一階層は `##`(中見出し)で、主要カテゴリを表してください。  
- 第二階層は `-`(箇条書き)で具体的な内容を書いてください。  
- すべて**日本語**で記述してください。  
- 出力はMarkdownのコードブロックにまとめてください( ````markdown ~ ```` で囲ってください)。  

---

【構造イメージ】  
- 中心テーマ:ダイエット  
- 第一階層(カテゴリ例):食事管理、運動、生活習慣、メンタルケア、記録・目標管理など  
- 各カテゴリごとに、2〜4個の具体例を挙げてください。

---

【出力例】

````markdown
# ダイエット

## 食事管理
- 摂取カロリーを把握する
- 栄養バランスを意識する
- 間食を減らす
- 食事のタイミングを整える

## 運動
- 有酸素運動(ウォーキング、ジョギング)
- 筋トレ(自重トレーニング、ジム)
- ストレッチやヨガ
- 日常生活の活動量を増やす

## 生活習慣
- 睡眠の質を高める
- 規則正しい生活リズムを整える
- アルコール・カフェインの摂取を見直す

## メンタルケア
- モチベーション維持の工夫
- ストレス対策(趣味、瞑想など)
- SNSとの距離を意識する

## 記録・目標管理
- 体重・体脂肪率を記録する
- 毎週の振り返りを行う
- 小さな目標を設定して達成感を得る

こちらもきれいで見やすいですね。すっきりしたマインドマップが欲しいときにおすすめです!

PlantUMLを使う

PlantUMLは、テキストベースで図を作成できるツールです。シーケンス図やクラス図のほかに、実はマインドマップも描けます。

こちらも、ChatGPTでプロンプトを作ります。

あなたはマインドマップ作成に特化したプロンプトエンジニアです。

以下の条件に従って、PlantUML形式のマインドマップコードを作成してください。

【テーマ】
ダイエット

【構成】
第一階層に以下の6カテゴリを表示してください:
- 食事管理
- 運動
- 生活習慣
- 水分補給
- メンタルケア
- 記録と目標設定

各カテゴリには、第二階層として3つの具体的な項目を追加してください(内容は自然でバランスのとれたものにしてください)。

【条件】
- 日本語で記述すること
- PlantUMLの`@startmindmap`〜`@endmindmap`で囲むこと
- 階層は「*」「**」「***」を用いて記述すること

上記条件を満たすPlantUMLコードを出力してください。

放射状ではなく、markmapのときの図と同じように右側に要素が広がる図が出力されました!

マインドマップの作成手順

ChatGPTでマインドマップを作るステップは以下のとおりです。

①テーマを指定する

②プロンプトを作る

③canvasやMermaid Live Editorで表示する

Mermaid記法でもマインドマップを作りながら、順番に解説していきます。

①テーマを指定する

まずは「どんなマインドマップを作るか?」というテーマを決めましょう。

ChatGPTに聞いてみたところ、マインドマップ向きのテーマを出してくれました。

ここでは「資格の勉強法」にしてみます。

②プロンプトを作る

テーマが決まったら、ChatGPTに出すプロンプトを作成します。どの出力形式を使いたいか(Mermaid、HTML、画像など)も指定するとスムーズです。

出力されたプロンプトがこちらです!

あなたはMermaid記法に詳しいプロンプトエンジニアです。  
以下の条件に従って、日本語で構成されたマインドマップをMermaid形式で出力してください。

【テーマ】  
資格取得の勉強法

【マップ構成】  
■ 勉強計画の立て方  
・試験日から逆算する  
・1日の勉強時間を決める  
・スケジュール表を作る  

■ 勉強法の選び方  
・テキストで学ぶ  
・動画講座を利用する  
・アプリやオンライン教材を使う  

■ モチベーション管理  
・進捗を見える化する  
・小さなご褒美を設定  
・SNSで勉強記録を投稿する  

■ 時間の作り方  
・朝活を取り入れる  
・スキマ時間を活用する  
・スマホ時間を見直す  

■ アウトプットの工夫  
・過去問を繰り返す  
・人に説明して覚える  
・ノートにまとめ直す  

■ 試験直前の対策  
・苦手分野の集中対策  
・模試で時間配分を練習  
・当日の持ち物を準備  

【出力形式】  
Mermaidの `mindmap` 構文を使い、放射状の階層構造で出力してください。  
すべて日本語で記述してください。

箇条書きと同じ形のシンプルなコードなので、必要に応じて要素の追加や書き換えも簡単です。

③canvasやMermaid Live Editorで表示する

出力されたコードを、Mermaid Live Editorなどに貼り付けて表示します。

視認性は、Mermaid記法が一番高そうです!

ChatGPT上ですぐマインドマップが見られるのは画像生成かHTML&CSSの2つですが、手軽に作って修正したいなら、Mermaid記法かマークダウンでコードを作るのが最短でしょう。

コードを外部ツールに貼り付ければ、すぐにマインドマップが出来上がります。

レイアウトが崩れている場合の対処法

Mermaid記法やマークダウン記法は、レイアウト崩れの心配が少なく、見た目の良さが魅力です。HTML&CSS形式の場合は、ズレやはみ出し、重なりが起きやすい場合があります。

この場合、作ったコードを再度ChatGPTに投げて、問題点を抽出してもらいましょう。再度新しいコードを生成すると、改善がみられます。

また、ChatGPTでマインドマップを作ると文字化けすることがあります。

ChatGPTの文字化けを解消するには、Google Fontsで日本語フォントをダウンロードします。

一番上の「Fonts」から「Noto Sans Japanese」を選択します。

右上の「Get font」をクリックします。

「Download all」をクリックすると「Noto Sans Japanese」がダウンロードできます。

ダウンロードしたzipファイルを解凍しましょう。

「static」というフォルダの中に、フォントのファイルが入っています。

どれでも良いので、ChatGPT上にアップロードすると文字化けを回避できます。

文字化けが解消されました!

まとめ

ChatGPTを使えば、マインドマップも驚くほど簡単に作成できます。

プロンプトもコードもChatGPTが考えてくれるので、まずはテーマを指定して、気軽に作ってみましょう。

HTML+CSSであれば、ChatGPTのcanvasでコードを編集し、そのままチャット画面に表示できます。画像生成で作るのも可能ですが、文字化けや編集できない点がネックです。

「きれいなマインドマップがほしい!」という人は、Mermaid記法やマークダウン記法を試してみてください。外部ツールにChatGPTが書いたコードを貼り付けるだけで、見た目も良く、すぐに使えるマインドマップが出来上がります。

この記事では以下の内容を解説しました。

  • ChatGPTでマインドマップを作る5つの方法
  • それぞれのメリット・デメリット
  • プロンプトの作り方と具体例
  • レイアウト崩れや文字化けの対処法

散らばった情報を整理したい人は、ぜひChatGPTを使ってマインドマップにチャレンジしてみてください。

romptn aiが提携する「SHIFT AI」では、AIの勉強法に不安を感じている方に向けて無料オンラインセミナーを開催しています。

AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップについて解説しているほか、受講者の方には、ここでしか手に入らないおすすめのプロンプト集などの特典もプレゼント中です。

AIについて効率的に学ぶ方法や、業務での活用に関心がある方は、ぜひご参加ください。

\累計受講者10万人突破/