今までイラストレーターの方に依頼しないといけなかったゲーム素材が
簡単に作れるようになったらな・・・と思ったことはありませんか?
Stable Diffusionとあるものを組み合わせることで簡単に素材を生成できます。
Stable Diffusionでゲーム素材を生成する方法について紹介します。
Stable Diffusionでゲーム素材を生成する方法
▪️完成イメージから逆算しよう!
ゲーム素材の中でも、キャラクター・武器・呪文など様々な要素がありますが、
今回は、地図に絞って作ってみることを目標にしてみます。完成イメージはこんな感じ。
上記の地図を作るにはどうすればいいでしょうか。
一連の手順を解説します。
①素材の部品を生成する
②素材の配置を決める
③素材を生成する
④「img2img」でもう一度生成する
①素材の部品を生成する
まずは、部品集めです。
具体的には、土台になる地図画像。素材になる城と山の画像を生成します。
▪️地図画像
▪️呪文(プロンプト)
(RPG map:1.5),
overhead shot,
from above,
medieval Europe style,
illustrated,
overall view,
one castle,
multiple forests and mountains,
▪️ネガティブプロンプト
text, error, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg, black&white, monochrome, 3d,
▪️城の素材
▪️呪文(プロンプト)
(one castle:1.5),
picture
2d,
(RPG map:1.5),
overhead shot,
from above,
medieval Europe style,
illustrated,
▪️ネガティブプロンプト
text, error, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg, black&white, monochrome, 3d,
▪️山の素材
▪️呪文(プロンプト)
(one mountain:1.5),
picture
2d,
(RPG map:1.5),
overhead shot,
from above,
medieval Europe style,
illustrated,
▪️ネガティブプロンプト
text, error, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg, black&white, monochrome, 3d,
②素材の配置を決める
出来上がった素材を配置します。ここではこんな形でラフでOK。
自分が作りたい部分を画像編集ソフトで切り取る。土台の地図に貼り付ける。
配置を決めたら、編集後の画像を使って次の工程に進みます。
今回は、山に囲まれた城というイメージで作成しています。
③素材を生成する
編集後の画像を元に「img2img」をかけていきます。
呪文(プロンプト)は、地図の素材を生成した時と同様で生成してみました。
いかがでしょうか。割とリアル寄りの画像が出てきました。
イメージより少しリアルすぎるので、もう少しRPGよりのテイストにしたいと思います。
特にCFGスケール、Denoiging Strengthの値を変えることで馴染ませ具合を調整できます。
④「img2img」でもう1度生成する
最後に、「img2img」にかけて完成です。
「img2img」にかける理由は、自分の理想の絵に近づけるため。
何度か画像を生成していると、好みの画像に巡り会えるかも!
1枚目はRPGゲームに使えそうで好みです。このように画像編集ソフトとStable Diffusionを組み合わせると、ゲーム素材に使えるような画像を生成することが可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
簡単にゲーム素材を生成する方法について解説してきました。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- Stable Diffusionで素材を手にいれる
- 手に入れた素材を画像編集ソフトで組み合わせる
- 組み合わせた画像をimg2imgで馴染ませる
今回はゲーム素材として、地図を生成しましたが、
そのほかキャラクターや武器にも応用できそうです。
Stable Diffusion と画像編集ソフトの組み合わせでゲーム素材だけでない、可能性も無限大です!
気になった方はぜひ試してみてください。
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい