Stable Diffusionの拡張機能『Deforum』の使い方!アニメーション動画を作ろう | romptn Magazine

Stable Diffusionの拡張機能『Deforum』の使い方!アニメーション動画を作ろう

Stable Diffusion

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Stable Diffusionの拡張機能「Deforum」を使えば、以下のような動画を簡単に生成できます。


今回は、Deforumの導入方法や動画の生成方法を解説します。動画生成に興味ある方は、本記事を読みながらDeforumを導入してみてください。

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「Deforum」とは?

Deforumとは、数秒の動画を簡単に生成する、Stable Diffusionの拡張機能です。複数の画像を生成して、パラパラ漫画の要領で更新します。

8秒の動画の場合、120枚の画像を生成しています。

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「Deforum」の導入方法

以下の手順で、Stable DiffusionにDeforumを導入します。

  1. Stable Diffuison内で「Extensions」→「Available」と進む
  2. 「Load from」をクリックして「Deforum」の項目右側にあるインストールのボタンをクリック
  3. Deforumの項目が追加されていたら「Apply&Restart UI」をクリックして再起動

まずStable Diffusion内で「Extensions」→「Available」と進んで、「Load from」をクリックしてください。

多数の拡張機能が表示されます。Deforumは下から2番目にあるので、一気に下までスクロールしましょう。

Installed内にDeforumが追加されていたら、「Apply&Restart UI」をクリックしてStable Diffusionを再起動させたら導入完了です。

他にも優秀な拡張機能があるので、下記の記事を参考に導入してみてください。

プロンプトジェネレーターで画像生成プロンプトの参考に!
  • Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
  • 画像生成が思ったようにできない
  • 色々なプロンプトを探したい
など、画像生成AIのプロンプトに関する疑問が解決するかもしれません。

「Deforum」の使い方

Deforumで動画を生成する際には、以下の設定を行います。

Checkpoint好きなCheckpointを選ぶ
run・Sampler:サンプラーを選ぶ
・Step:画像生成時のステップ数
・Width、Height:画像サイズ
・Seed:Seed値
・Batch name:生成した画像・動画を保存するファイル名を設定
Keyframes・Animation mode:2D・3Dのどちらでアニメーションを生成するか選ぶ
・Video Input:動画を参照にアニメーションを生成
・Interpolation:プロンプトを時間の変数を使って変化させる
・Border mode:outpaintのモード。繰り返すか折り返すか選ぶ。
・Cadence:拡散される頻度
・Max frames:フレーム数
Prompts・動画生成のプロンプト
・フレーム毎、ポジティブプロンプト・ネガティブプロンプトを入力
Init初期画像を指定する
ControlNet生成時にControlNetを付加する
Hybrid Video前後にビデオの画像を混ぜる
OutputFPSを設定

初めて動画を生成するなら、以下の3つを設定してみましょう。

設定:「FPS」

Outputの項目にある『FPS』は、1秒間に表示する画像の枚数を設定します。FPSが高いほど、動画は滑らかになります。

スマホや一般的なPCでは30FPSまでしか出ないので、初期値の15か30に設定しましょう。

FPSを30に設定しただけだと動画が短くなってしまいます。FPSを高くするなら、次に紹介するKeyframesで『Max frames』を変更してください。

設定:「Keyframes」

「Keyframes」では、生成する動画の設定を行います。まずは「Max frames」から設定してみましょう。

Max framesでは、動画のフレーム数を決めます。初期値の120なら、120枚の画像を使って動画を作るという意味です。

動画の長さは、Max framesと前述のFPSによって決まり、例えば「15FPS×120フレーム」の場合、8秒です。

全体のフレーム数120÷1秒間15フレーム=8秒になります。

高くしすぎると生成に時間がかかってしまうので、まずは初期値の120から挑戦してみてください。

設定:「Animation mode」

「Animation mode」では、どのような動画を生成するかを、以下の4つから決めます。

  • 2D:二次元のアニメーション
  • 3D:三次元のアニメーション
  • Video Input:動画を参照にアニメーションを生成
  • Interpolation:プロンプトを時間の変数を使って変化させる

まずは分かりやすい2Dか3Dから挑戦してみてください。

実際にアニメーション動画を生成してみた!

今回、実際に生成したアニメーションがこちらです。

今回は、以下ののプロンプトで生成しました。

プロンプト

{
    "0": "smile",
    "30": "surprised",
    "60": "sniffle",
    "90": "cry"
}

上記のプロンプトは動画生成に関する呪文で、以下の意味です。

  • “0”: “smile”,:0~29フレームは笑顔
  • “30”: “surprised”,:30〜59フレームは驚いた顔
  • “60”: “sniffle”,:60〜89フレームは悲しい顔
  • “90”: “cry”:90〜120フレームは泣きそうな顔

初期の時点で書き込まれているので、コロン(:)以降を書き換えてください。

ポジティブプロンプトとネガティブプロンプトは、普段画像を生成するときに使う呪文でOKです。

ポジティブプロンプト

masterpiece, best quality, highly detailed, ultra detailed, high resolution, absurdres, 4K, 8K,detailed face,delicate fingers,detailed hair,beautiful hair,break,1 girl,standing pose,face up,looking at viewer,facing front,break,(school uniform:1.2), (blue ribbon:1.2),black hair,Blue eyes, acing front,evening walk

ネガティブプロンプト

nsfw, nude

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はDeforumの使い方について解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • Deforumは動画を生成する、Stable Diffusionの拡張機能
  • 二次元、三次元どちらの動画も生成可能
  • フレーム毎にプロンプトを設定して、動画を生成する

まずは簡単な動画から挑戦してみて、慣れてきたら色々と試してみてください。

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  • 画像生成が思ったようにできない
  • 色々なプロンプトを探したい
など、画像生成AIのプロンプトに関する疑問が解決するかもしれません。