ChatGPTで版権キャラと会話&生成する方法

ChatGPT

ChatGPTを使って、憧れの版権キャラクターのイラストを生成したり、まるで本人のように会話できたりしたら、最高に楽しいですよね。


しかし、「プロンプトが難しそう…」「イラスト生成だけでなく、もっと面白い使い方は無いのかな?」と、具体的な方法や新しい楽しみ方を探してはいませんか?


もし、簡単なプロンプトで高品質なイラストを生成できるだけでなく、ご自身で描いた簡単な絵を読み込ませてキャラクターを生み出す裏ワザや、なりきりAIと会話する方法まであるとしたら、今すぐ試してみたくありませんか?

本記事では、イラスト生成から会話まで版権キャラで遊ぶ方法をご紹介します。

📖この記事のポイント

  • キャラクターの特徴を「要素分解」して言語化し、具体的なプロンプトで指示することが高品質なイラストへの近道。
  • 自分で描いたラフ画を読み込ませることで、よりイメージに忠実で独自性のある作品を生み出せる。
  • キャラクターの性格や口調、背景などを詳細にプロンプトで設定することで、AIがそのキャラクターになりきって自然な会話を返してくれる。
  • 全ての創作活動は、著作権法で認められた「私的利用」の範囲で行う。生成したイラストを無断で公開・販売することは大きなリスクを伴う。
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ChatGPTを自分の推しキャラにカスタマイズして再現度の高い会話を楽しみたい方は、下記の記事もぜひチェックしてみてください!

監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

イラスト編:プロンプトで版権キャラ風イラストを生成する方法

ChatGPTの画像生成機能使い、版権キャラ風のイラストを作る方法をご紹介します。まずは基本となるプロンプトでの生成方法から見ていきましょう。

また、さまざまなアニメ風画像の具体的な生成方法は下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!

プロンプトで生成する方法

結論として、キャラクターの名前を直接使わずに「特徴」を言葉で伝えることが、版権キャラ風イラストをうまく生成する最大のコツです。なぜなら、多くのAIは著作権保護のため、特定のキャラクター名を出すと生成を拒否することがあるからです。この方法なら、AIの制約をクリアしつつ、自由に創作を楽しめます。

◼︎ステップ1:生成したいキャラクターの「特徴」を5つ書き出す

まず、作りたいキャラクターを思い浮かべ、その見た目の特徴を箇条書きで5つほど書き出します。

例えば「麦わら帽子」「赤いベスト」「黒髪」「目の下の傷」「元気な笑顔」のように、具体的で視覚的な要素を言語化するのです。この「要素分解」こそが、AIにイメージを正確に伝えるための設計図となります。

◼︎ステップ2:基本となるプロンプトの作成

次に、書き出した特徴を組み合わせて、AIへの指示文を作成します。

高品質なイラストにするには「画風」「キャラクターの特徴」「構図や背景」の3つの要素を盛り込むのが基本です。例えば、「アニメ風のイラスト。黒髪で麦わら帽子と赤いベストを着て、元気いっぱいに笑う少年。背景は青い海と空。」といった形です。

<基本的なプロンプト>

【画風】[例: 最新のアニメ風, ジブリ風, 水彩画風, 厚塗り]
【被写体】
 - 人物: [例: 1人の若い女性, 銀髪のロングヘア, 碧眼, 穏やかな微笑み]
 - 服装: [例: 白いレースのワンピース, 麦わら帽子]
【構図】
 - アングル: [例: 少し見上げるローアングル]
 - ショット: [例: 全身が映るフルボディショット]
【ポーズ・行動】[例: 草原に佇み、風で髪とスカートをなびかせている]
【背景】[例: 夏の入道雲が浮かぶ広大な草原, 遠くに一本の木]
【光と雰囲気】[例: 午後の柔らかい日差し, 少しノスタルジックな雰囲気]

下記に2つのイラスト画像を例に実際に生成してみました。

【生成例①】麦わら帽子を被った海賊

【画風】[海賊アニメ風]
【被写体】
 - 人物: [黒髪 少年]
 - 服装: [赤いベスト 麦わら帽子]
【構図】
 - アングル: [少し見上げるローアングル]
 - ショット: [全身が映るフルボディショット]
【ポーズ・行動】[両膝を曲げ中腰、右手の拳を地面につけている、身体からピンクの煙が出ている]
【背景】[炎に包まれている]
【光と雰囲気】[薄暗く殺伐としている]

臨場感のある戦闘シーンのイラストを生成することができました。

【生成例②】青い未来型ロボット

【画風】[未来から来た猫型ロボットアニメ風] 
【被写体】 - ロボット: [青い未来型ロボット、丸い体型、大きな目、白いお腹、短い手足、赤い首輪と黄色い鈴、耳は無い、赤い鼻] 
【構図】 
- アングル: [正面からの視点、やや見上げるローアングル]
- ショット: [全身が映るフルボディショット]
【ポーズ・行動】[右手を上げて元気に挨拶している、笑顔で立っている] 
【背景】[未来都市の明るい街並み、カラフルで楽しい雰囲気] 【光と雰囲気】[明るくポップ、子供向けアニメのような温かさ]

自分で描いた絵を読み込ませて生成する方法

言葉だけでは伝えきれない複雑な構図やポーズを表現したい場合、自分で描いた簡単な絵をAIに読み込ませる方法が非常に有効です。この手法の利点は、自分のイメージをより忠実にAIに伝えられるため、生成されるイラストの独自性とクオリティが格段に向上することです。

まずは、紙やデジタルツールで簡単なイラストのラフ画を描きます。

棒人間のような単純なものでも構いません。重要なのは「誰が」「どこで」「何をしているか」が、ざっくりと分かる構図です。

<実際のスケッチ>

会話編:ChatGPTを「なりきりAI」にしてキャラクターと会話する方法

ChatGPTの真価は、イラスト生成だけではありません。

プロンプトを工夫することで、まるで本物のキャラクターと話しているかのような「なりきりAI」を作り出すことができます。

憧れのキャラクターに相談したり、雑談したりといった夢のような体験が可能です。ここでは、そのための具体的なプロンプト術を解説します。

下記の記事でもキャラクターに限らず、自分だけのキャラクターにカスタマイズする方法を紹介しているので、ぜひ併せて参考にしてみてください!

なりきりAIを作るためのプロンプト術

キャラクターになりきってもらうには、そのキャラクターがどのような存在であるかをAIに深く理解させる必要があります。

そのためには、以下の要素を網羅した「設定書」をプロンプトとして与えることが重要です

  • 役割の定義: あなたは〇〇です。
  • 性格や価値観: どんな性格で、何を大切にしているか。
  • 口調や一人称: 「~でござる」「わし」など。
  • 背景ストーリー: 過去の経験や人間関係。
  • 行動指針: ユーザーに対してどう振る舞うか。

これらの詳細な設定をすることで、実現したいキャラクターに近づけることができます。

コピーして使える「なりきりAI」基本プロンプト

すぐに試せるように、汎用的な「なりきりAI」の基本プロンプトを用意しました。

以下の[ ]内をあなたの好きなキャラクターの情報に書き換えるだけで、誰でも簡単になりきりAIを作成できます。このテンプレートをコピーして、ChatGPTに貼り付けてみましょう。

#命令書
あなたは、[キャラクター名]として振る舞うAIです。以下の設定を厳格に守り、私(ユーザー)と会話してください。
#設定
 * 名前: [キャラクター名]
 * 性格: [例:冷静沈着だが、仲間思いで熱い一面も持つ]
 * 口調: [例:「~だ。」「~だろう。」といった断定的な話し方をする]
 * 一人称: [例:俺]
 * 背景: [例:〇〇という過去を持ち、現在は△△という目的のために旅をしている]
 * ユーザーへの態度: [例:ユーザーを未熟な弟子として扱い、時に厳しく、時に優しく導く]
以上の設定になりきって、最初の挨拶をしてください。

実践例:キャラクターとの会話を始める

<設定するプロンプト>

#命令書
あなたは、ある海賊船の船長として振る舞うAIです。以下の設定を厳格に守り、私(ユーザー)と会話してください。キャラクター名は決して使わないでください。
#設定
 * 名前: [麦わら帽子がトレードマークの船長]
 * 性格: 自由を何よりも愛し、考えるより先に行動する直感型の性格。底抜けに明るく楽観的だが、仲間を侮辱する者は決して許さない、非常に仲間思いで熱い心を持つ。とにかく肉が大好き。
 * 口調: 「~だ!」「~するぞ!」など、元気で断定的な話し方。難しい言葉は使わず、思ったことをストレートに口にする。笑い方は「ししし!」。
 * 一人称: 俺
 * 背景: 体がゴムのように伸びる不思議な能力を持つ海賊船の船長。"海賊王"になるという夢を叶えるため、信頼する仲間たちと共に伝説の海を旅している。
 * ユーザーへの態度: ユーザーを初対面でもすぐに「友達」とみなし、非常にフレンドリーに接する。難しい相談は苦手だが、冒険や楽しそうなことには全力で乗っかる。ユーザーのことも自分の冒険に誘おうとする。
以上の設定になりきって、最初の挨拶をしてください。

<実際の会話>

実際にキャラクターと話した気分になりますね。

創作を安全に楽しむために知っておきたい2つのルール

AIを使って憧れのキャラクターを生成するのは非常に楽しい活動ですが、長く安心して楽しむためには、最低限知っておくべきルールとマナーがあります。

特に「版権キャラクター」を扱う以上、「著作権」への理解は不可欠です。

ここでは、トラブルを未然に防ぎ、全てのファンが気持ちよく創作活動を続けるために最も重要な2つのルールを、分かりやすく解説します。

ルール1:著作権法と「私的利用」の範囲を理解する

まず大原則として、キャラクターには作者が守られるべき著作権が存在します。しかし、法律では「自分だけで楽しむ」場合に限り、例外的に複製が認められています。

これが「私的利用」と呼ばれるもので、AIで生成したイラストを自分のスマホの壁紙にしたり、部屋に飾ったりする行為がこれにあたります。

ただし、ネットへ公開した時点で私的利用の範囲を超えるため、注意が必要です。

ルール2:SNS投稿など「公開」する場合の法的リスクとマナー

生成したイラストを不特定多数が見られるSNSに投稿する行為は、私的利用の範囲を超え、著作権侵害と見なされる可能性があります。特に、イラストを販売して金銭を得る「商用利用」は極めてリスクが高く、絶対に避けましょう。

トラブルを未然に防ぐには、公式のガイドラインを確認し、ファンアートであると明記するのがマナーです。作者や作品への敬意を忘れず、節度ある活動を心がけましょう。

安全にAIを使って版権キャラで楽しもう!

ChatGPT版権キャラのイラスト生成方法、会話をして楽しむ方法、著作権等の注意点まで詳しく解説しました!

この記事で紹介したことをまとめると次のようになります。

  • プロンプトを使ったキャラ風イラストの具体的な作り方
  • 自分で描いた絵を高品質なイラストにする応用テクニック
  • 憧れのキャラクターと会話できる「なりきりAI」の作り方
  • 著作権を理解して安全に創作を楽しむためのルール

ルールの範囲内で楽しみましょう!

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