【2024年】ChatGPT:SEO関連のGPTs(旧プラグイン)を全部使って検証してみた

ChatGPT

SEOマーケターの皆さんなら、ChatGPTを使ってSEO対策された記事作成の自動化をしたいと考えている方も多いかもしれません。

ただ、実際にSEO対策の最前線で使うためには、記事を自動で作るだけではダメで、今まで手動でやってきたものと同じクオリティのアウトプットを出していくことが求められます。

この記事では、現役でSEOに携わっている私の目線で、ChatGPTのSEO関連GPTsを厳しく見ていきます。

新しいものが見つかり次第更新していきますので、ぜひ参考にしてください。

ChatGPTのプラグイン機能は2024年4月に終了しました。現在は、GPTsに移行しています。

さらに2024年5月のアップデートにより、無料ユーザーでもGPTs/GPTs Storeを利用できるようになりました!

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ChatGPTのSEO関連GPTs①:SEO.app

総合評価★☆☆☆☆
日本語対応★☆☆☆☆
SEOツールとしての完成度★☆☆☆☆
今後への期待度★★☆☆☆

SEO.appは、

  • 記事作成
  • リライト

などができるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。”きちんとワークするなら”、実際のSEOの現場で使えそうですね。

SEO.appの使い方・使ってみた結果

実際に記事作成をお願いした結果を載せます!

悪くはないのですが、中身がブランクのままです。また、分量が少なく競合性の高いキーワードでは上位表示できそうにありませんね。

また、文字数を増やして、とお願いしたりリライトもお願いしてみましたが、微妙な結果でした。詳しい使い方や結果を知りたい方は以下の記事をご覧ください!

SEO.appの辛口評価

結論としては、現状日本のSEOで使えるツールではなさそうでした。

一番の理由は、日本語のSEO環境を全く理解していないことですね。Netflixの記事作成も、英語圏の内容になっていました。

このツールを使うなら、細かい命令を加えてデフォルトのChatGPTに記事を書かせたほうが良いでしょう。

ChatGPTのSEO関連GPTs②:SEO Assistant

総合評価★★☆☆☆
日本語対応★☆☆☆☆
SEOツールとしての完成度★★☆☆☆
今後への期待度★★★☆☆

SEO Assistantは、キーワード提案やSEOに対応したリライト、競合分析をしてくれるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。

使えるなら役に立ちそうですが、評価を見ていただければわかるように現状は役に立ちません。

SEO Assistantの使い方・使ってみた結果

今回はキーワード提案機能だけ紹介します。

洗濯機おすすめ のサジェストはこちらです。悪くないのですが、これはおそらく英語圏でのアウトプットになります。英語のアウトプットを日本語訳しているだけですね。

もっと使い方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

SEO Assistantの辛口評価

キーワード抽出機能が日本語圏に対応できれば使えるかもしれないですが、ほぼ現状は使えません。キーワードを出すだけであればラッコキーワードで十分ですしね。

ただ、実際の中身の記事作成ではなく、記事のアウトラインを作るところがメインになるので、どちらかというと中身を書いてくれるツールにしてほしいですよね。

今後のアップデートによっては使えるかもしれないと思います。

ChatGPTのSEO関連GPTs③:SEO CORE AI

総合評価★☆☆☆☆
日本語対応★☆☆☆☆
SEOツールとしての完成度★★☆☆☆
今後への期待度★☆☆☆☆

SEO CORE AIはURLの分析やキーワード分析ができるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。

評価を見ていただければわかるように、正直あまり使えませんでした。詳しく見ていきましょう。

SEO CORE AIの使い方・使ってみた結果

URL分析の方を使ってみた結果を紹介します。

使い方は簡単で、URLを送るだけです。ただ、以下の画像を見ていただければわかるように、かなりメチャクチャな結果になっています。

分析してもらった記事は、マイベストさんの「洗濯機 おすすめ」の記事です。

洗濯機がなぜか「Rechargeable Batteries(充電電池)」に変わっていますし、日本語の記事なのに英語の文章に変わっています。

使ってみた結果について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧下さい。

SEO CORE AIの辛口評価

上で述べたように、そもそも期待したアウトプットが得られませんでした。

おそらくSEO.app等と同様、英語圏で作られたツールである影響でしょう。

また、そもそものツールの機能として、ページスピードなどを分析するだけであればわざわざChatGPTを使う必要なくないか?と感じました。

ですので、今後この機能が日本語に対応されたとしても、SEOで必須のGPTs(旧プラグイン)!とはならないのではないでしょうか?

ChatGPTのSEO関連GPTs④:Website Performance

総合評価★★★☆☆
日本語対応★★★☆☆
SEOツールとしての完成度★★★☆☆
今後への期待度★☆☆☆☆

Website Performanceは、ページスピードなどのWEBサイトのパフォーマンスを測定してくれるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。

かなりシンプルですね。

Website Performanceの使い方・使ってみた結果

使い方は簡単で、SEO分析してほしいURLを送るだけです。

このサイトを分析してもらった結果が以下の画像です。

きちんと使えるツールですね。英語で表記されている部分はありますが、ChatGPTに頼めば翻訳ももちろんしてくれます。

「こちら」を押すと、更に詳細な分析結果が見られました。

こちらについてもっと知りたい方は以下の記事をご覧ください。

Website Performanceの辛口評価

このツール自体は、きちんとワークするツールでした。

ただ、感じたこととしては、このツールをわざわざChatGPTで使う必要があるか?ということです。URLをSEO分析してくれるツールはすでに他にありますし、これらの分析をChatGPTの他のGPTs(旧プラグイン)と一緒に使うこともなさそうです。

というところから考えると、実用的に使えるツールではないなと思います。

ChatGPTのSEO関連GPTs⑤:Speedy Marketing

総合評価★★★☆☆
日本語対応★☆☆☆☆
SEOツールとしての完成度★★☆☆☆
今後への期待度★★★★☆

Speedy Marketingは、ブログ記事を自動で生成してくれるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。

記事を生成するだけで、最初からSEO対策ができているという触れ込みです。

Speedy Marketingの使い方・使ってみた結果

今回は、マイベストさんの記事のように、「冷蔵庫 おすすめ」というキーワードで記事を書いてもらいました。

かなり長いアウトプットだったので、画像はアコーディオンにしておきます。

しっかり記事を書いてくれましたが、英語を日本語に翻訳しているため、どうしても日本語SEO的におかしいところが存在しますね。

もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

Speedy Marketingの辛口評価

日本語のSEO環境に対応していないため、正直現状は使えないです。

ただ、割としっかり記事を作ってくれるので、今後日本語SEOに対応してくれれば、十分使えるツールになるのではと感じました。

今後に期待ですね!

ChatGPTのSEO関連GPTs⑥:Sembot

総合評価★★★☆☆
日本語対応★★★☆☆
SEOツールとしての完成度★★☆☆☆
今後への期待度★★★★☆

Sembotは、キーワード分析や記事のトラフィック分析ができるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。

SEO分析プラグインですね。機能も多く、キーワードデータの取得、広告データの取得、競合キーワード分析、SERPs出力、トラフィック分析ができます。

Sembotの使い方・使ってみた結果

キーワード分析ツールを使った結果が以下です。

「洗濯機 おすすめ」の検索VolはウーバーサジェストやGoogleのキーワードプランナーだと90,500で、Ahrefsだと29,000です。

実際の値よりは小さくなっています。

また、入札額は表記がドルですね。キーワードプランナーのデータだと最低入札額が7円(≒ 0.05円)で、最高入札額が26円(≒0.19円)なので、ぴったり一致しました。

すべての機能を紹介すると長くなってしまうので、詳しい使用感が知りたい方は以下の記事をご覧ください。

Sembotの辛口評価

ChatGPTのGPTs(旧プラグイン)「Sembot」は他のSEO関連GPTs(旧プラグイン)と違って、きちんと地域指定できるのがすごいところです。

他のGPTs(旧プラグイン)では基本的にアメリカの検索結果しか出力できませんでしたが、こちらは地域を「日本」にすることで日本のSEO対策ができます。

ただ、やはり地域が違う影響なのか、使いやすいツールとは言えないのが現状です。

ただ今後アップデートされてきちんと正しい値が出るようになれば、ChatGPTだけあれば記事が完成する、という未来は来るかもしれないと思いました。

ChatGPTはマークダウン形式での出力もできるので、ChatGPT上で作って、あとはコピペだけすればOKというのはできそうです。

今後に期待ですね。

ChatGPTのSEO関連GPTs⑦:SEO

総合評価★☆☆☆☆
日本語対応★☆☆☆☆
SEOツールとしての完成度★☆☆☆☆
今後への期待度★★☆☆☆

SEOは、記事の基本的なSEO対策の状況分析をしてくれるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。

記事執筆ではなく、分析の方ですね。

SEOの使い方・使ってみた結果

このサイトの記事を分析してもらった結果が以下です。

他のツールと同様、こちらのツールも日本語をきちんと認識してくれず翻訳されてしまうので、キーワードを正しくカウントしてくれないですね。

詳しい内容が知りたい化は以下の記事をご覧ください。

SEOの辛口評価

ChatGPTのGPTs(旧プラグイン)「SEO」は、正直言って名前負けしています。

日本語だとうまく動かないというのもありますが、その機能は他のツールで十分じゃない?

と感じてしまいました。

とはいえ、今後ChatGPTが記事作成のプラットフォームになっていくとしたら、分析として使えなくはないかもしれません。

まずは日本語に対応してほしいですね。

ChatGPTのSEOプラグイン⑧Bramework

総合評価★☆☆☆☆
日本語対応★☆☆☆☆
SEOツールとしての完成度★☆☆☆☆
今後への期待度★★☆☆☆

Brameworkは、キーワードの取得やSEO対策ができているか分析してくれるChatGPTのGPTs(旧プラグイン)です。

基本的にはSEO分析ツールですね。

Brameworkの使い方・使ってみた結果

毎回同じにはなってしまいますが、こちらでも「洗濯機 おすすめ」の関連キーワードやキーワードデータを出してもらいました。

出力自体はできているのですが、どうしてもアメリカでの調査結果になっているらしく、検索Volが10以下になっています。

他の使い方も検証しているので気になる方は以下の記事をご覧ください。

Brameworkの辛口評価

ChatGPTのGPTs(旧プラグイン)「Bramework」は、現状は使えないツールというのが結論ですね。

分析ツールであれば、やはり日本語SEOにも対応してほしいです。

ただ、ChatGPTは文章の出力はすでに得意なので、この分析ツールが進化して日本語にも対応できれば、SEO分析用のツールとして割と使えるツールになるのではと思っています。

今後に期待ですね!

ChatGPTのSEO関連のGPTs(旧プラグイン)についてのまとめ

ここまで8つのSEOツールを紹介して来ましたが、いかがだったでしょうか。

この記事をまとめると

  1. SEO.appは記事生成やリライトができるChatGPTのGPTsだが、日本語だと現状は役に立たない
  2. SEO Assistantはキーワード提案や競合分析ができるChatGPTのGPTsだが、日本語に対応していないため使えない
  3. SEO CORE AIはURL分析ができるChatGPTのGPTsだが、そもそもあまり使えない機能
  4. Website PerformanceはWEBサイトのSEOパフォーマンスを分析してくれるツールで、きちんと使える機能ではあるが、わざわざこのGPTsを使う必要はなさそう
  5. Speedy Marketingはブログ記事を自動で生成してくれるChatGPTのGPTsだが、日本語力が弱く現状は使えない。日本語に対応してくれれれば使えるツールになるかもしれない。
  6. Sembotはキーワード分析や記事のトラフィック分析ができるChatGPTのGPTsで、日本語に対応していた。ただいまいち精度が低かったため、今後のアップデートに期待。
  7. SEOは記事の基本的なSEO対策の状況分析をしてくれるChatGPTのGPTsで、日本語に対応していないため使えないツールだった
  8. Brameworkはキーワードの取得やSEO対策ができているか分析してくれるChatGPTのGPTsで、現状は使えないが日本語に対応すれば使えそうなツールだった。

かなり辛口で評価しましたが、現状は日本語SEOにおいてはすべて役に立たないツールとなっていますね。

今後、役に立つSEOツールがあればどんどん紹介していきます。

他にもromptnではChatGPTに関する記事を沢山執筆していますので、ぜひご覧ください!

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