【音楽業界vsAI】ソニーら大手3社が著作権侵害で提訴 | romptn Magazine

【音楽業界vsAI】ソニーら大手3社が著作権侵害で提訴

AIニュース

ソニー・ミュージックエンタテインメントを含む大手レコード会社3社が、AIベンチャー企業2社を相手取り訴訟を起こしました。訴訟の焦点は、これらのAI企業が著名アーティストの楽曲を無許可でAI学習に利用したことです。

訴訟を起こしたのは、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサル・ミュージック・グループ、ワーナーレコードです。被告となったのは、生成AI技術を開発するSunoとUdioという2つの新興企業です。

レコード会社側は、これらの企業が大量の楽曲データを無断でAIの学習に使用したことが著作権侵害に当たると主張しています。損害賠償額は数千億円規模に上る可能性があるとの報道もあります。

訴状では、このような無許可での楽曲使用がアーティストの創作活動を脅かすと指摘しています。具体例として、AIサービスのユーザーがマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」に酷似した楽曲を生成できることが挙げられています。

この訴訟は、AI技術の進展と著作権保護のバランスをどう取るべきかという新たな課題を投げかけています。今後の審理の行方が注目されます。

引用元:JIJI.COM