「アプリ開発をしてみたいけど、プログラミングスキルがないから諦めている…」「アイデアはあるのに、形にする技術がなくて悩んでいる…」そんな思いを抱えている方に朗報です!
2024年末から注目を集めているAIツール「Lovable(ラバブル)」を使えば、プログラミング知識がなくても数分でウェブアプリを作れるようになりました。
この記事では、Lovableの基本情報から使い方、料金プラン、活用事例まで徹底解説します。プログラミング初心者の方でも、この記事を読めばすぐにLovableを使いこなせるようになりますよ!
- Lovable(ラバブル)とは?
- Lovableの4つの主要機能
- Lovableの使い方
- Lovableの料金プラン・日本語対応・商用利用について
- Lovableと他のAIツールとの比較
- Lovableの活用事例5選
Lovable(ラバブル)とは?

Lovable(読み方:ラバブル)は、2024年末から2025年にかけて正式リリースされた、AI駆動型のウェブアプリ開発プラットフォームです。最大の特徴は、プログラミング知識がなくても誰でも使える点と、爆速でアプリを開発できる点にあります。
従来のアプリ開発と比較して約20倍のスピードでアプリを作成できるため、アイデアを素早く形にしたいスタートアップや個人の開発者から絶大な支持を得ています!
Lovableの意味は「愛らしい」「好感が持てる」という英語で、誰でも愛着を持って使えるツールという意味が込められているそうです。
Lovableの仕組み
Lovableは以下のような仕組みで動作しています。

- ユーザーが自然言語で「こんなアプリを作りたい」と伝える
- AIが瞬時にコードを生成(React.js + Supabase構成)
- リアルタイムでプレビューを確認しながら調整
- 完成したアプリをワンクリックで公開
技術的には、Lovableは内部でReact.jsやTailwind CSS、Supabaseなどの現代的なウェブ開発技術を使用しており、複雑な設定を自動で行ってくれているんです!
Lovableの4つの主要機能
Lovableには、初心者でも簡単にアプリを作れる便利な機能がたくさんあります。ここでは特に重要な4つの機能を紹介します!
①AI駆動のコード生成

Lovableの最大の特徴は、自然言語(テキスト)での指示から完全なアプリを生成できる点です。例えば、
- 「タスク管理アプリを作って」
- 「リマインダー機能も追加して」
- 「デザインをもっとポップにして」
このような指示を出すだけで、AIが自動的にコードを生成してくれます。プログラミング知識がなくても、思い描いたアプリを作れるのが魅力的ですよね。
さらに、Figmaのスクショや手描きのワイヤーフレームをアップロードすれば、それを元にUIを自動生成することもできます!
②リアルタイムプレビューとチャット型の調整機能

生成されたアプリはリアルタイムでプレビューできるため、すぐに動作確認が可能です。気に入らない部分があれば、
- 「ボタンの色を青にして」
- 「ログイン機能を追加して」
- 「もっとシンプルなデザインにして」
などと指示するだけで、AIがすぐ修正してくれます。このチャット型の開発スタイルを使えば、試行錯誤しながら理想のアプリに近づけることができます。
③ワンクリックでのデプロイと共有

アプリが完成したら、「Publish」ボタンを押すだけで公開できます。オリジナルのURLが発行されるため、すぐに友人や同僚などと共有可能です。
無料プランではPublicでの公開のみですが、有料プランではPrivateプロジェクトとして非公開で開発することもできます。
④外部サービスとの連携(GitHub・Supabase)
Lovableはいろいろな外部サービスと連携できます。

- GitHub連携:生成されたコードをGitHubリポジトリと同期できるため、チーム開発や既存のワークフローに組み込みやすい
- Supabase連携:データベースやユーザー認証機能を簡単に実装できる
- その他API連携:様々な外部APIと簡単に連携可能
このような連携機能により、シンプルなデモアプリから本格的なサービスまで幅広く開発できます!
Lovableの使い方
Lovableの使い方はとってもシンプルです!以下の5つの操作だけでアプリを作成できます。
①アカウント登録
まずはLovableの公式サイトにアクセスし、右上の「Sign up」からアカウントを作成します。GitHubアカウント、Googleアカウント、またはメールアドレスで登録可能です。


日本語対応はまだ完全ではありませんが、UIはとてもシンプルなので、英語が苦手な方でも問題なく使えるでしょう。
②プロジェクト作成
ログイン後、画面中央のテキスト入力欄に作りたいアプリの概要を入力します。ここでのポイントは、できるだけ具体的に書くことです。

例えば「タスク管理アプリ」ではなく「締め切り日や優先度を設定できるシンプルなタスク管理アプリ。完了したタスクにはチェックマークを付けられるようにして。全体的なデザインはミニマルで統一感のあるものにしたい」のような具体的な指示を出すと、より理想に近いアプリが生成されます。
なお、日本語でも指示を出すことができますが、細かい部分まで伝えたい場合は英語の方が正確に反映されることもあります。
③AIによるコード生成を待つ
指示を入力して「↑(送信)」ボタンを押すと、AIがコードの生成を開始します。だいたい、数十秒から数分でアプリの初期バージョンが完成します。

アプリの規模や複雑さによって所要時間は変わりますが、シンプルなアプリなら1分もかからずに完成することも多いです!
④プレビューと調整
生成されたアプリはすぐにプレビュー画面で確認できます。試しに操作してみて、気になる点があれば画面左下のチャットボックスから調整指示を出しましょう。

例えば、
- 「ボタンをもっと大きくして」
- 「全体的にフォントサイズを大きくして」
- 「スマホ表示を最適化して」

このように、会話形式で調整を重ねながら理想のアプリに近づけていきます。
⑤デプロイと共有
アプリが完成したら、画面上部の「Publish」ボタンを押してデプロイします。数十秒でアプリが公開され、固有のURLが発行されるので、そのURLを共有するだけで誰でもアプリを使えるようになります。



また、GitHubと連携しておけば、生成されたコードをダウンロードして独自にカスタマイズすることも可能です。
連携方法は、下記の公式動画を参考にしてください!
Lovableの料金プラン
Lovableは無料プランから有料プランまで4つのプランが用意されています。2025年4月現在の料金プランは以下の通りです。

無料も含めた各プランを比較した表を作ってみたので、ぜひ参考にしてください!
無料プラン | Starterプラン | Launchプラン | cale1プラン | Teamプラン | |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 無料 | $20/月 | $50/月 | $100/月 | 要相談 |
メッセージ制限 | 1日5通まで(月間50通まで) | 月間100通まで | 月間250通まで | 月間500通まで | 要相談 |
プロジェクト | Public(公開)のみ | Private(非公開)無制限 | Private(非公開)無制限 | Private(非公開)無制限 | Private(非公開)無制限 |
おすすめな用途 | ・お試し ・学習用 ・趣味のプロジェクト | ・個人開発 ・フリーランス ・MVPの作成 | ・中規模プロジェクト ・スタートアップ | ・大規模プロジェクト ・企業での利用 | ・専用サポートが必要な場合 ・大企業 ・特殊な要件のあるプロジェクト |
その他 | デプロイ可能(Public) | Lovableバッジ削除可能 | Lovableバッジ削除可能 | 追加特典として、VIPイベント参加、新機能への早期アクセス | 追加特典として、さまざまなカスタマイズが可能 |
無料プランでも十分な機能が揃っていますが、メッセージ数の制限があるため、複雑なアプリを作る場合は有料プランの検討をしましょう。
Lovable AIは日本語に対応している?
Lovableは現状では完全な日本語対応はされていませんが、AIへの指示は日本語で出すことができます。つまり、操作画面は英語ですが、アプリの開発指示は日本語で行えるということです!

例えば、「タスク管理のアプリを作ってください。締め切り日と優先度を設定できる機能が欲しいです。全体的にシンプルなデザインを希望します。」のように日本語で指示を出しても、AIはそれを理解して適切なアプリを生成してくれます。
また、アプリ内のテキストも日本語で表示できるよう指示することも可能です。例えば「アプリの言語を日本語にしてください」と指示すれば、ボタンやラベルなどが日本語化されます。
ただ、細かい仕様や専門的な機能の説明は、英語の方がより正確に伝わることがあるため、重要な部分は英語で指示することをおすすめします。
Lovableの商用利用について
Lovableで作成したアプリは商用利用が可能です。公式の利用規約によれば、Lovableを使って作成したアプリの著作権はユーザー(あなた)に帰属します。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 無料プランには制限あり:無料プランではPublicプロジェクトしか作成できないため、ソースコードは公開されます。機密性の高い商用アプリには有料プランの使用をおすすめします。
- 生成されたコードの品質:商用利用する場合は、生成されたコードの品質やセキュリティをチェックすることをおすすめします。特に重要なビジネスロジックやユーザーデータを扱う部分は慎重に確認しましょう。
- Lovableのクレジット:無料プランで作成したアプリには「Made with Lovable」のバッジが表示されます。これを削除するには有料プランへのアップグレードが必要です。
商用利用を前提とする場合は、Starterプラン($20/月)以上の契約をおすすめします。非公開プロジェクトが作成でき、Lovableのバッジも削除できるためです。
Lovableと他のAIツールとの比較
Lovableと似たようなAIアプリ開発ツールとして、Bolt.new、Replit、Uizardなどがあります。ここでは、それぞれの特徴を比較してみましょう。
Lovable vs Bolt.new

- Lovableの強み:フルスタック開発(フロントエンド+バックエンド)、シンプルな操作性、GitHub連携
- Bolt.newの強み:フロントエンド開発に特化、API連携の豊富さ、指示出しから完成までの速度
【比較】Lovableはより幅広い機能を持つフルスタックアプリを作りたい場合に、Bolt.newはフロントエンド重視のアプリを素早く作りたい場合に適しています。
Lovable vs Replit

- Lovableの強み:ノーコードでの開発、UI/UXの質、デプロイの簡単さ
- Replitの強み:バックエンド機能の質、高度なコード編集、教育用機能
【比較】Lovableは開発経験が少ない方に、Replitはコーディングスキルがある方や学習目的の方に適しています。
※Replitの詳しい使い方については、下記記事で解説しています。
Lovable vs Uizard

- Lovableの強み:機能実装の柔軟性、バックエンド統合、動作するアプリの作成
- Uizardの強み:デザイン品質、プロトタイピングの速さ
【比較】Lovableは実際に動作するアプリを作りたい場合に、Uizardはデザインプロトタイプに特化したい場合に適しています。
Lovableの活用事例5選
では最後に、Lovableを使ったな活用事例を考えてみたので、5つほど紹介していきます!

①スタートアップのMVP開発
アイデアはあるけど技術力やエンジニアリソースが足りない…そんなスタートアップにぴったりです。
例えば、新しいSaaSサービスのアイデアがあれば、投資家への提案前に最小限の機能を持つプロトタイプを数時間で作成できます。ユーザー登録、基本的なダッシュボード、簡単な分析機能など、核となる機能を実装したデモアプリを短時間で作れば、アイデアの実現を証明できます!
②ポートフォリオサイト
デザイナーやフリーランサーの方なら、自分の作品を効果的に見せるポートフォリオサイトがすぐに必要になるケースは多いはず。
「作品ギャラリー、自己紹介、スキル一覧、お問い合わせフォームを含むポートフォリオサイト」といった指示だけで、洗練されたサイトを30分程度で作成可能です。HTML/CSSの知識がなくても、自分のブランドカラーや好みのデザインテイストを反映させたサイトが作れます!
社内ツールの開発
経費申請、休暇管理、タスク割り当てなど、社内で使う小規模なツールの開発に最適です。
「経費申請フォーム、承認ワークフロー、レポート機能がある経費管理システム」と指示するだけで、IT部門に依頼せずとも管理部門が自前で必要なツールを作れます。外部ベンダーに頼む必要もなく、組織固有のニーズに合わせてカスタマイズできるのが魅力ですね!
イベント用ウェブサイト
展示会、セミナー、ワークショップなど、期間限定のイベント用ウェブサイトをすぐに立ち上げられます。
「申し込みフォーム、スケジュール表示、スピーカー紹介ページがあるカンファレンスサイト」というプロンプトで、必要な機能を備えたサイトがすぐに完成です。イベント終了後にサイトを更新したり、次回イベント用に再利用したりするのも簡単です。
趣味に活かしてみる
「映画コレクション管理アプリ」「家計簿アプリ」「自分だけのレシピ管理ツール」など、個人的に欲しいと思っていたけれど作る手段がなかったアプリを自分で作れます。
市販のアプリでは細かい要望を満たせない場合でも、Lovableなら「映画の評価、視聴日、メモを記録できて、ジャンルでフィルタリングできる映画管理アプリ」のように具体的に指示して、自分専用のアプリを作れるのが魅力です!
このように、Lovableはプログラミングスキルがなくても、アイデアを形にしたいさまざまなシーンで活躍してくれます!
【FAQ】Lovableに関するよくある質問
Lovableを使う際によくある質問とその回答をまとめました。
- Qコーディング経験がなくても使えますか?
- A
はい、全くコーディング経験がなくても使えます。自然言語(テキスト)での指示だけでアプリを作れるよう設計されています。ただ、より良い結果を得るには、作りたいアプリの要件をできるだけ具体的に説明するのがコツです。
- Q作成したアプリのコードを編集できますか?
- A
はい、GitHub連携機能を使えば、生成されたコードをダウンロードして編集できます。また、ChatGPTのようにAIに「このコードを修正して」と指示することもできます。
- Q日本語のアプリを作れますか?
- A
はい、アプリのテキストを日本語にするよう指示すれば、日本語対応のアプリを作れます。インターフェース自体は英語ですが、アプリ内のテキストは日本語にできます。
- Q無料プランでどこまでできますか?
- A
無料プランでも基本的なアプリ開発とデプロイが可能です。ただし、1日5メッセージ、月50メッセージの制限があり、プロジェクトは公開設定のみとなります。簡単なプロトタイプやお試し利用に適しています。
- Q複雑なアプリも作れますか?
- A
基本的なCRUD操作(データの作成・読み取り・更新・削除)を持つアプリなら問題なく作成できます。ただ、かなり複雑なビジネスロジックや高度な機能を持つアプリは、AI生成後に手動でのカスタマイズが必要になる場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Lovable(ラバブル)を使えば、プログラミング経験がなくても、わずか数分でウェブアプリを開発・公開できることがお分かりいただけたと思います!
Lovableの特徴をまとめると以下のようになります。
- ノーコードでアプリ開発:プログラミング知識不要で、自然言語の指示だけでアプリ作成
- 爆速開発:従来の20倍のスピードでアプリを開発可能
- 日本語対応:AIへの指示は日本語でも可能
- 商用利用OK:作成したアプリは商用利用可能(有料プラン推奨)
- 柔軟なプラン:無料から始められる料金体系
たった1年前までは考えられなかったことが、今では現実となっていますね。Lovableのようなツールを使えば、プログラミングの知識がなくても、アイデアを形にすることができるのです。
ぜひ無料プランから試してみて、あなたの理想のアプリを作成してみてくださいね!