「ComfyUIで顔の崩れを改善したい…」
「ADetailerのような機能があればいいのに…」
今回紹介するComfyUIの「Facedetailer」とStable Diffusion WebUIの「ADetailer」は、顔のディテールを細かく調整する点で機能がとても似ています。
とても便利な機能ですので、ぜひこの記事を読んで「Facedetailer」を活用しましょう!
「ADetailer」は、顔や手を自動検出・修正し、表情変更が可能で、画像のクオリティを向上させるStable Diffusionの拡張機能です。直感的で使いやすく、細かなカスタマイズも可能です!
※「ADetailer」については、以下の記事で解説しています。
Facedetailerとは?
「Facedetailer」とは、「ComfyUI-Impact-Pack」の数ある機能の一つです。
「ComfyUI-Impact-Pack」とは、画像の品質をより手軽に、そして効率的に向上させることが可能になる拡張機能です。
「Facedetailer」の特徴は、「ComfyUI-Impact-Pack」の機能の中でも、顔(Face)に特化して、画像の改善を行います!
「FaceDetailer」は、画像内の顔を自動的に検出し、検出結果を改善することで、より魅力的でリアルな画像を生成します。
特に、顔のディテールを細かく調整し、画像の品質を向上させたい場合に有効です。
*「ComfyUI-Impact-Pack」については、以下で詳しく解説しています!
ComfyUIを立ち上げる方法
ComfyUIを立ち上げる手順は、以下の通りです。
- ComfyUIのインストール
- モデル(チェックポイント)・VAEのダウンロード
- SDXL用のComfyUIを立ち上げる
※詳しい手順は、以下の記事で解説しています!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
Facedetailerのインストール方法
「Facedetailer」のインストール方法は以下の3つのステップに分かれます!
①ComfyUI Managerのインストール
②ComfyUI-Impact-Packのインストール
③Facedetailerのノードを追加しワークフローを構築
それぞれ詳しく見ていきましょう!
①ComfyUI Managerのインストール
拡張機能を使うには、「ComfyUI Manager」がインストールされている必要あります。
ですので、必ず「ComfyUI Manager」のインストールをしましょう!
ComfyUI Managerのインストール手順
- ComfyUIのダウンロードファイル内から、インストールした場所のSVD-webui\custom_nodesディレクトリに移動します。
- Gitを使用して、ComfyUI Managerをクローン作成するために、次のコマンドを入力します:git clone https://github.com/ltdrdata/ComfyUI-Manager.git
- これで、次回ComfyUIを立ち上げた際に、ComfyUI Managerが使用可能になります。
- 画面右の欄に「Manager」が表示されていれば、ComfyUI Managerのインストールは完了です。
※「ComfyUI-Manager」の導入方法は、以下の記事で解説しています!
②ComfyUI-Impact-Packのインストール
次に、拡張機能の「ComfyUI-Impact-Pack」をインストールします。
ComfyUI-Impact-Packのインストール手順
- ComfyUIを起動し、メインメニューの「Manager」タブを開きます。
- 「ComfyUI Manager Menu」から「Install Custom Nodes」を選択します。
- 「ComfyUI-Impact-Pack」を探し、チェックをつけて「Install」ボタンをクリックします。
- ComfyUIを再起動します。再起動後、ComfyUI-Impact-Packがインストールされていることを確認できれば、インストール成功です。
※「ComfyUI-Impact-Pack」については、以下の記事で解説しています!
③Facedetailerのノードを追加しワークフローを構築する
それでは、ここからは、「Facedetailer」のノード追加とワークフロー構築を解説していきます!
1. 背景をダブルクリックして、検索して「Facedetailer」のノードを追加します。
ノードが追加されます!
2. 「Facedetailer」ノードの入力側に以下のノードを接続します。
- imge
- model
- clip
- vae
- positive&negative prompt
- bbox_detatector(ノードの追加はAdd Node→ImpactPack→UltrayticsDetectorProviderを選択する)
- sam_model_opt(ノードの追加はSAMLoad(Impact)を選択する)
- segm_detector_opt
3.「Facedetailer」ノードの出力側に「Save Image」ノードを接続します。
ワークフローの全体
以上で「Facedetailer」のインストールが完了です!
Facedetailerの使い方
ここからは、「Facedetailer」に使い方を解説していきましょう!
1. 「Checkpoint」でモデルを選択します。
2. 「Load Image」ノードに修正したい画像をアップロードします。
3. 「UltralyticsDetectorProvider」と「SAMLoader (Impact)」のモデルを設定します。
4. 「Prompt」を入力します。
5. 「Facedetailer」の値を設定しましょう。
6. 準備ができたら「Queue」をクリックして画像を出力します。
修正前の画像(左)&修正後の画像(右)
目の書き込みが増え、とても繊細な目になりました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
【ComfyUI】ADetailerと同じ機能「FaceDetailer」の使い方について解説してきました。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- 「FaceDetailer」は、顔や表情のクオリティを向上させる機能です。
- 「FaceDetailer」は、拡張機能「ComfyUI-Impact-Pack」の中の一つの機能です。
- 「FaceDetailer」は、ノードを追加しワークフローを組むだけで利用可能です。
画像の中でも顔や表情は非常に重要なポイントです。
そのため、顔の修正は頻繁に行われます。
「FaceDetailer」は必須とも言える機能であり、この記事を読んで少しでも理解の助けになれば幸いです。
また、別の記事でもComfyUIについて扱っていますので、そちらもご覧ください!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい