「Windows Copilotって何種類があるの?」「どれが一番使いやすいの?」と思っているAI初心者の方々は多くいらっしゃると思います。
AIの世界は変化が早く、特にMicrosoftが提供するWindows Copilotは、まだリリースされて日が浅いため知らない人も多いです。
しかし、実はWindows Copilotを分けることはそれほど難しくありません。
この記事では、Windows Copilotの種類を初心者でも分かりやすく解説し、あなたの状況にあわせたCopilotを使う方法を探すお手伝いをいたします。
Windows Copilotとは?
Windows Copilotは、Microsoftが提供している新しいAIツールです。
2023年12月にPCに組み込まれるWindows in Copilotがリリースされました。その後も続々新機能がリリースされています。
Windows Copilot 概要
Copilotとは「副操縦士」の意味で、あなたのPC操作を補助してくれるという意味合いも込められています。
ChatGPTのような会話形式に加えて、Microsoftのofficeのソフト、WordやExcelなどにAI補助機能を追加できたことが注目されています。
ChatGPTでは有料でしか使えない GPT-4が無料でも使えるため、 GPT-4を試してみたい方にもおすすめです。
Windows Copilotの機能
Copilotは、ユーザーが効率的に作業を進めるサポートをしてくれます。
例えばWordでは原稿案を作成できたり、Excelでは数字のまとめ直しやグラフ化、PowerPointではWordの原稿を企画書に変換し、画像の挿入ができます。
Outlookではメールの優先順位付けや下書き、長いスレッドの要約、Teamsは会議の要約やタスクの整理ができます。Chatを使うと出張の計画や用語の検索が容易になります。
Excelの例をひとつ詳しくご紹介します。
エクセルでは自動的にグラフやピボットテーブルを追加してくれます。さらに列の追加や適切な関数の提案なども行なってくれます。
Windows Copilotは、さまざまな作業プロセスを自動化できることが期待されています。特に煩雑なタスクを簡単に処理することができれば仕事の効率が良くなります。
Chat機能についても詳しくご紹介します。対話型でアシスタント機能や、テキストの生成や要約、さまざまな言語で検索ができる、Office文書などが作れる等の機能があります。
メール文章や、簡単な表のまとめ、文章の下書きの作成など文章を作らなければならない仕事はAIに任せられるかもしれません。
Windows Copilotの種類を徹底解説!
実はCopilotは複数の種類があり、どのツールの話をしているのかで初心者の方を混乱させてしまう恐れがあります。
それぞれのツールの特徴をつかんで、使い方を学んでいきましょう。中には無料で使えるサービスもあるので、無料で使えるものは積極的に触れていくことをおすすめします。
ひとつずつ種類を解説していきます。
Copilot(旧Bing)
Copilot(旧Bing)は、チャットツールで、ブラウザ上で使用することができます。
ChatGPTの無料版とは異なりインターネットに接続できるのでユーザーが求める研究や市場分析などのタスクも手伝ってくれます。Bingの検索トップページからアクセスでき、無料で使えます。
情報ソースも出力してくれるため、情報の正確性とアクセスの速さを重視するユーザーに最適です。情報ソースをデフォルトでは出力してくれないChatGPTに比べ優位性があると言えます。
Copilotに触ったことのない方は無料で使えるこの機能から触ってみるとよいでしょう。
誰でもすぐ始められるところがおすすめできる理由です。
またChatGPTでは有料版でしか使えないGPT4やGPT4 Turboを使うことができます。
ChatGPTの有料版にする前にGPT4を体感したい場合はここで試してみることをお勧めします。
Copilot in Windows
Copilot in Windowsは、WindowsOSに搭載されたAIアシスタントです。
このツールは、アイコンを選択したり、Windowsボタン+Cで呼び出すことが可能です。
PCを使う上でのタスクをサポートします。Bingなどを開かなくてもCopilotを呼び出せることが魅力です。
こちらも無料で使えるため、画像生成など、ついでにAIにやらせておきたい作業などを頼んでおくと仕事がスムーズに進むでしょう。
ただし、Windows11の一部ユーザーにしか導入されておらず、いつインストールされるのかタイミングが読めません。
既にWindowsにインストールされているユーザーはここから使ってもよいかもしれません。
まだWindowsにインストールされていない場合は、BingからCopilotを触ることをおすすめします。
Copilot PRO
Microsoft 365の個人向けの優良プランです。
365の課金に加え、月額3,200円を支払うと使用することができます。
ただし、まだまだ機能としては十分ではなく、ネット上でも不満の声が多いです。
例えば現状、Excelでは日本語が使えず、テーブル上でしか表を操作することができません。また用意された指示文(プロンプト)であれば動きますが、自由形式で英語で指示を出しても使えません。
例えばPowerPointに関しても、自動でスライドを作らせても数スライド程度しか作れないため、実用で何十スライドも作成する実際の業務にはまだ使えるレベルではありません。
ChatGPTと比べるとできることの少なさに驚いてしまいますが、これからできることが増えていくと思われるのでこれからに期待です。
これからのリリースでもっとofficeとの連携が増えることを期待しています。
Copilot for Microsoft 365
Copilot for Microsoft 365は、一部の企業や教育関係者のみが使用できるプランです。価格は組織によって異なります。
これは、筆者は使うことができないサービスのため実際には触っていませんし、法人向けのためなのかネットにもほとんど体験された情報があがっていないように見えます。
情報によるとMicrosoft 365アプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)のofficeソフトの使用を支援するAIアシスタントです。Copilot PROとどれだけ違うのか気になるところです。
文書作成、データ分析、プレゼンテーションの準備など、ビジネスシーンでの生産性向上を目的としています。ビジネスユーザーにとって、日常の業務を効率化するためのツールです。
GitHub Copilot
GitHub Copilotは、開発者向けに設計されたAIコーディングアシスタントです。
使える言語はPython、JavaScript、TypeScript、Ruby、Go、C#、C++などを得意としています。
コードの提案、バグの特定、コーディング作業の効率化をサポートします。
特定のアプリで提供されるわけではなく、対応したコードエディタに、専用のプラグインをインストールすることで使えるようになります。
不慣れなプログラミング言語でもAIがコードを提案してくれるため、開発する速度が早くなります。
開発プロジェクトにおいて、コーディングのスピードと品質の向上を図りたい開発者には欠かせないツールです。
ただし、すべて正確なコードを提案してくれるわけではないため、誤ったコードになっていないかプログラマーによるレビューが必要です。
価格は3つのプランがあり、一番安いもので月10ドル、もしくは年100ドル程度です。
コードを書く人は導入を検討してみることをおすすめします。
Windows Copilotの種類のまとめ
いかがでしたか?
今回の記事をまとめると
- Copilotにはいくつかの種類がある
- 無料のものと、有料のものがあり、無料で使える範囲を知っておくと便利に使える
- 必要に応じて有料プランをつかってさらに便利につかうとよい
でした。
初心者の方には、まずBingのCopilotから始めることをおすすめします。
このサービスは、無料でかつ、Copilotとは何ができるかを大まかに理解できます。
その後、状況にあわせて特定のニーズに応じて他のCopilot種類に移行するのか、そのまま使い続けるかを選択すると良いでしょう。
Windows Copilotを最大限に活用するには、まず各ツールの機能と利用方法をしっかりと理解することが重要です。
オンラインのチュートリアルや公式ドキュメントを参照し、可能な限り多くの機能を試してみてください。
まずは触ってみることが大切です。気軽な気持ちでAIと触れておきましょう。
- ChatGPTで〇〇を効率化したい
- スライドを作るならどのAIツールがおすすめ?
- おすすめのGPTsが知りたい
同じ悩みを解決した人がいるかもしれません。ぜひ質問してみてください!