みなさんは『QuillBot』という、文章の改善と翻訳におけるサポートを提供する革新的なAIツールをご存知でしょうか?
このAIベースのライティングアシスタントは、丁寧かつ迅速に文章作成をサポートし、言語の壁を突破するのに役立ってくれます。
本記事では、そんな『QuillBot』の特徴やメリット・使い方・料金設定などについて詳しく解説していきます!
QuillBotとは?
『QuillBot』(クイルボット)(公式サイト:https://quillbot.com/)は、AIを活用したパラフレーズ(文章の書き換え)ツールです。
ユーザーが入力したテキストを、指定したスタイルやトーンで自然に書き換えることができます。また、添削・要約や文法ミスの訂正、より優れた言い回しを提案してくれるという素晴らしい機能が凝縮されています!
また、クロームやMicrosoft Wordと直接統合することも可能で、既存のライティングツールに簡単に組み込むことができます。
QuillBotの特徴
『QuillBot』の機能は、主に以下の7つといえます。
- Paraphraser…文章の言い換え
QuillBotが提供している中でも特に注目すべき機能です。入力した英文を意味を変えずに別の言い方に変換してくれます。
さらに、Paraphraserはワンクリックで同意語の提案や、言い換え文の提案をたくさん考えてくれます。また、変更の度合いや文章の雰囲気をカスタマイズすることも可能です。
- Grammar Checker…文法やスペルのチェック
- Plagiarism Checker…盗作かどうかのチェック
無料プランでは20ページまで、有料プランでは無制限です。
- Flow…文章作成のアシスト
無料会員登録が必要です。
- Summarizer…要約
- Citation Generator…参考文献を引用してくれる
引用したい参考文献のリンクを入力することで、引用元の情報をまとめたフォーマットを作成してくれます。論文を書くときは必須ですね。
- Translator…翻訳
QuillBotの料金設定
「QuillBot」は比較的無料で利用できる範囲が多くはなっていますが、やはり有料プランに入る方がすべての機能を効果的に使うことができます。
具体的には、無料プランと有料プランで以下のような違いがあるそうです。
料金プランの内訳としては、以下の表のようになります。年間プランで入る方がずっとお得ですので、ビジネスなどで使える方は年間プランがおすすめです!
プラン | 月額料金 |
---|---|
月額プラン | 8.33ドル(1,184円) |
半年プラン | 13.33ドル(1,895円) |
年間プラン | 19.95ドル(2,837円) |
QuillBotの使い方
では、1つ1つの機能をどんな風に使えばよいのか見てみましょう!
①Paraphraser
まずは、QuillBotの代名詞でもある「Paraphraser」からいきましょう。これは、言い換えを提案してくれる機能でしたね。
例として、chatgptで作った以下の英文を言い換えてみます。
The sun is shining brightly, casting warm rays of light across the tranquil meadow.
訳:太陽は明るく輝いており、平和な牧草地に温かな光線を投げかけています。
受け身の形に変換してくれましたね!さらに文の構成もシンプルなものにしてくれています。
また、「Modes」というタブからは文章のスタイルを変更できます。
Standard | 標準スタイル |
Fluency | 流ちょうな |
Formal | フォーマルな |
Academic | 学問的な |
Creative | クリエイティブな |
Custom | カスタマイズされた |
Simple | シンプルな |
Expand | より長く |
Shorten | より短く |
表を参考に、文章のスタイルも変更してみてくださいね!
※言い換えの度合いを、無料版では3段階まで、有料版では4段階まで変更できます。(画面右上の「Synonyms」で変更可能)
※3回以上利用すると、無料のサインアップが必要になります。
②Grammar Checker
「Grammar Checker」は、文章の文法やスペルのミスをチェックしてくれる項目でしたね。
例として、以下のような文法もスペルもぐちゃぐちゃの英文を入力してみます。
I goed too the stoer and byed some apples.
(意味:私は店に行ってリンゴを買いました。)
ちゃんと正確な文法やスペルに直してくれましたね!
何かボタンを押さなくとも、文章入力と同時に自動で訂正した文章が右側に表示されますよ。
※無料版でも、文字数の制限はありません!
③Plagiarism Checker
「Plagiarism Checker」は、コピペしていないかどうかをチェックする機能です。
この機能は、有料プランでしか使えませんのでご注意ください!
画像のように、コピペや盗作している割合を表示してくれるそうです。SEO記事の場合は、コピペが多いと順位が下がってしまうのでチェックしてみるといいかもしれませんね!
⑥Flow
「Flow」は、文章を途中まで入力すると、AIがその文章の続きを自動で生成してくれるという機能です。
以下のジャンルを選ぶこともできます。
すでに作成済みの文章を続きから作ってもらうもよし、新しく作成してもらうのもよしです。
では、今回は例として白紙「Blank Project」から新しい文章を作成してみましょう。
気候変動に関する文章を途中まで書いているものに、文章を足してみます。「Suggest Test」をクリックすると、②のように何パターンかの続きの文章を考えてくれます!
この中から自分の好きなものを選びましょう。
また、QuillBotにあるすべての機能がここではまとめて使えるので、スペルミスなども簡単に直してくれますよ!
※無料会員登録が必要です。
⑤Summarizer
「Summarizer」は、長文を要約してくれる機能です。
例として、以下の宇宙探査に関する文章を要約してもらいましょう。
512単語もあった文章を、150単語の短い文章で要約してくれました!
また、中央上部にある「Summary Length」で文の長さも調整できます。
そして、もっと簡潔に箇条書きで読みたい!という場合は、「Bullet Points」でできますよ!
※要約に必ず入れておきたい言葉がある場合は、無料版では1単語まで、有料版では無制限指定することができます!
⑥Citation Generator
「Citation Generator」は、参考文献・引用を自動作成してくれる機能でしたね。
例として、とある論文のURLをコピーして入力してみます。
まずは、以下の画像を参考にどんなものを引用するのか選んでください。
そして、URLを入力して「Cite」ボタンをクリックするだけです!
長いバージョンと、短いバージョンの2つ作成してくれます!
URLを入力するだけなんて、論文の作成効率がグンと上がりそうですね。
⑦Translator
「Translator」はその名の通り、翻訳してくれる機能です。
左側に翻訳したい文章を入力し、右側のプルダウンメニューから言語を選択します。そして、「Translate」をクリックすると翻訳された文章が出てきます!
言語はたくさん用意されていますので、安心してお使いいただけるかと思います。
「QuillBot」と「Grammary」の相違点
どちらも「AIによる文章添削ツール」という点は共通していますが、どのような箇所に違いがあるのか見てみましょう。
以下に、表にしてまとめてみましたので参考にしてみてください!
QuillBot | Grammary | |
---|---|---|
Paraphraser (言い換え機能) | 無料版でも利用可能 | 有料版でしか使えない |
Grammar Checker (文法・スペルチェック) | 突出した機能はなし | 何故間違えているのかも教えてくれる |
Plagiarism Checker (盗作チェック) | 〇 | 〇 |
Summarizer (要約) | 〇 | × |
Flow (文章の流れ) | 〇 | × |
Citation Generator (参考文献の引用) | 〇 | × |
Translator (翻訳) | 〇 | × |
サービスセンター | 電話対応のみではあるが、迅速な対応をしてくれる | チャットでも電話でも対応可能であるが、常に対応してくれるわけではない |
有料プランの詳細 | 【結論】安い ・月額 19.95ドル(2,837円) ・半年契約 13.33ドル(1,895円)/月 ・1年契約 8.33ドル(1,184円)/月 | 【結論】高い ・月額 29.95ドル(4,260円) ・3か月契約 19.98ドル(2,842円)/月 ・1年契約 11.66ドル(1,658円)/月 |
この表から、以下のように使い分けると良いでしょう。
- 「QuillBot」…添削機能以外のツールも活用したい場合
- 「Grammary」…なぜ間違っているのか詳しく知りたい場合
まとめ
いかがでしたでしょうか?
AIツール『QuillBot』の使い方について解説してきました。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- AIを活用したパラフレーズ(文章の書き換え)ツールで、添削・要約や文法ミスの訂正、より優れた言い回しを提案してくれるといった機能が用意されている
- 有料プランに入ると、すべての機能が利用できる
- 「QuillBot」…添削機能以外のツールも活用したい場合
- 「Grammary」…なぜ間違っているのか詳しく知りたい場合
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