Midjourneyには、生成結果を調整するための「パラメーター」があります。
意味を理解しておくと、仕上がりのブレを抑えたり、狙いに寄せやすくなります。
この記事では、主要パラメーターの意味と使いどころをまとめて解説します。
パラメーターをいちいち調べ直さなくても、必要な時にサッと参照できる“手元の一覧”として使ってください。
「なんとなく付けてるだけ」から脱出して、“必要な時だけ、必要なパラメーターを使う” という状態を狙っていきましょう。
📖この記事のポイント
- Midjourneyの“パラメーター”は 仕上がりの方向性を細かくコントロールするための記号
- 見た目・精度・参照・処理速度…と役割ごとに分類して使うのがコツ
- 表で「意味+使い所」がひと目で分かるので、必要な時に必要なパラメーターだけを使える
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無料AIセミナーを見てみるMidjourneyのパラメーターとは?基本を理解しよう
Midjourneyでいう「パラメーター」は、プロンプトの最後に付ける“追加指示”のことです。
- アスペクト比を変える
- 画像の雰囲気を整える
- 生成速度を変える
などを細かく調整するために使います。
また、書き方には簡単な決まりがあり、基本的には「数値を付ける」タイプが多いですが、“数値を付けないもの” もあります。
Web版とDiscord版では入力場所(UI)が少し違いますが、「プロンプトの末尾につける」という考え方は同じです。
【一覧表】Midjourneyで使える全パラメーター
Midjourneyで使えるパラメーターは種類が多く、役割もバラバラです。
ここでは用途ごとに整理しながら、ひと目で引ける形で一覧にまとめました。
まずは「どんな系統の調整ができるのか」をざっくり掴んでください。
細かい意味や使い方は、このあとの各セクションで個別に解説していきます。
| パラメーター | 構文例 | 役割 / 効果 | 系統カテゴリ |
|---|---|---|---|
| –ar | --ar 16:9 | アスペクト比の変更 | 見た目調整 |
| –s | --s 200 | アート性・美しさの調整 | 見た目調整 |
| –chaos | --chaos 50 | ランダム性の上げ下げ | 見た目調整 |
| –weird | --weird 80 | 独創性・奇妙さの付与 | 見た目調整 |
| –style | --style raw | スタイルの選択 | 見た目調整 |
| –q | --q 1 | 品質の調整 | 詳細度 |
| –stop | --stop 50 | 中断して粗い絵を作る | 詳細度 |
| –tile | --tile | タイル状の連続生成 | 詳細度 |
| –sref | --sref URL | 画像スタイルを参照 | 参照系 |
| –cref | --cref URL | キャラの外見を参照 | 参照系 |
| –iw | --iw 1.5 | 画像の重み設定 | 参照系 |
| –seed | --seed 1234 | 乱数固定で再現性を上げる | 参照系 |
| –fast | --fast | 高速モード | 処理速度 |
| –relax | --relax | リラックスモード | 処理速度 |
| –turbo | --turbo | 超高速 | 処理速度 |
| –repeat | --repeat 4 | 同じプロンプトで複数生成 | 処理速度 |
| –v | --v 6 | バージョン指定 | バージョン指定 |
| –niji | --niji 6 | Nijiモード(アニメ系) | バージョン指定 |
| –video | --video | 動画出力 | バージョン指定 |
| –no | --no text | 除外指定 | その他 |
| –stealth | --stealth | ステルス生成 | その他 |
| –public | --public | パブリック生成 | その他 |
画像の見た目を調整するパラメーター
このカテゴリでは、画像全体の 「雰囲気」や「印象の方向性」 を調整します。
| パラメーター | 役割の要点 |
|---|---|
--aspect(--ar) | 画像の縦横比を変更する。 横長 / 縦長 / 正方形など、構図の印象をコントロールできる |
--style(--s) | “美しさ・芸術性” をどれくらい反映させるかの度合いを調整する |
--chaos(--c) | 生成結果のランダム性を強める。 数値が高いほど意外性のある出力になりやすい |
--weird(--w) | 奇妙さ・独自性を強め、現実離れした造形を誘発しやすい |
--style(raw / cute / scenic など) | 絵のジャンル寄りを決める。 リアル寄せ / 可愛い系 / 景色特化…と方向性を切り替えられる |
![]() –ar 1:1 | ![]() –ar 16:9 | ![]() –ar 4:5 |
![]() (基準) | ![]() weird 30 | ![]() weird 200 |
“見せ方のニュアンスを変えたいとき” に触るのがこのパラメーター群です。
同じテーマでも、印象操作だけで別作品っぽさを作れます。
画像の品質・詳細度を調整するパラメーター
このカテゴリでは、生成される画像の「精密さ」や「停止タイミング」など、細部のクオリティに関わるパラメーターを調整します。
仕上がりの密度や、どこまで描写するかをコントロールする時に便利です。
| パラメーター | 役割の要点 |
|---|---|
--quality(--q) | 画質を上げるほど、細部の描写が丁寧になる(ただし生成コストは増える) |
--stop | 指定%で生成を止め、荒さを残した途中段階の絵として出力できる |
--tile | パターンを継ぎ目なく連続させる “タイル生成” 用。壁紙、柄素材などに活用しやすい |
![]() 基準 | ![]() –tile | ![]() –q 2 |
精度を上げたい時は --q 1 ~ 2、逆にラフな “ざっくり絵” を作りたい時は --stop を使う、
といったように、ここは「仕上げ印象の調整」に直結するパラメータ群です。
画像参照系のパラメーター
生成のたびに表情や線の乱れが出やすい場合、“元画像を参照して統一感をキープする” 時に使うのがこの系統です。
キャラの見た目を固定したり、特定の画風だけを引き継ぐなど、「前に作った絵とのズレ」を抑えたい場面で役立ちます。
| パラメーター | 役割の要点 |
|---|---|
| –sref | スタイルリファレンス。画像の“絵柄・画風”だけを引き継ぎやすい。既存ビジュアルの雰囲気を保ったまま別ポーズを生成したい時に便利 |
| –cref | キャラクターリファレンス。“見た目=キャラクターそのもの” を参照する。髪型/目/服などを固定して一貫性を担保できる |
| –iw | 参照画像の影響度の強さ。値を上げるほど「参照画像の主張が強くなる」 |
| –seed | シード値の固定。同じseedなら“同じ乱数の流れ”で近い結果を再現しやすい |
![]() 基準 | ![]() iw 1.4 | ![]() iw 0.4 |
![]() 基準 | ![]() cref | ![]() seed固定 |
生成速度・処理に関するパラメーター
このカテゴリでは、生成スピード・処理負荷・処理の繰り返しなど「制作フロー」そのものに影響するパラメーターを調整します。
量産したい時 / 重い処理を避けたい時 / 何度も自動生成させたい時など、“作業性”を最適化するのに便利なゾーンです。
| パラメーター | 役割の要点 |
|---|---|
| –fast | 生成を高速化するモード。 とにかく “早く結果が欲しい” 時に便利。 ただし品質はやや落ちやすい |
| –relax | 待ち時間は長くなるが、追加コストがかからず生成できる“ゆっくりモード”。 時間がある時の量産に向く |
| –turbo | 超高速モード。 結果表示が圧倒的に早いが、消費コストも大きく増える |
| –repeat(–r) | 同じプロンプトを繰り返し生成。 バリエーションを並列で確認したい時に便利 |
バージョン・モード指定のパラメーター
このカテゴリでは、Midjourneyの “どのモデルで生成するか” を明示します。
モデルは表現傾向が変わるため、同じプロンプトでも雰囲気・線の出方・色のクセがかなり変わります。
特に「人物」「アニメ寄り」「リアル」など、ジャンルがはっきりしているテーマほど、モデル指定は影響が大きいゾーンです。
| パラメーター | 役割の要点 |
|---|---|
| –version ( –v ) | Midjourneyのモデルを指定(例:v6 / v6.1 など) |
| –niji | アニメ・漫画向けモデル。人物の描写や色味の出方に強い |
| –video | 生成過程を動画として出力できるモード(検証・研究向け) |
モデル指定は「作品の方向性」を一番先に決める部分です。
“絵そのものの文脈”を先に固めてから、細かい調整パラメーターへ進む方がブレが少なくなります。
その他の便利なパラメーター
このカテゴリは、特定の要素を “除外” したい時 や公開 / 非公開 の生成環境を切り替えたい時 に使う補助的なパラメーターです。
作品の方向性には直接は触れないけど、“余計なものが入ってきて困る”“公開したくない” みたいな場面で急に役に立つゾーンです。
| パラメーター | 役割の要点 |
|---|---|
| –no | 指定した要素を生成から除外する(例:–no hands → 手を排除) |
| –stealth | 生成を非公開で実行するモード(※プラン制限あり) |
| –public | 公開モードで生成する設定。共有・検証で便利 |
「含める」だけじゃなくて、“いらないものを消す” という逆方向の操作も覚えておくと、生成精度が一気に安定します。
パラメーター使用時のよくある失敗例と対処法
パラメーターは便利ですが、“いざ使う” となると急にうまくいかないケースも出てきます。
ここでは、実際よく起こるつまずきポイントをまとめました。
| よくある状態 | 原因・対処 |
|---|---|
| アスペクト比を変えたら画像が崩れた | 極端な比率変更で破綻しやすい。 まずは近い比率(1:1→4:5→9:16…のように段階)で試すと安定しやすい |
| パラメーターが反映されない | 入力場所 or モデルバージョン違いが多い。 Web版 / Discord版 / –niji / –v の対応をまず確認 |
| 生成時間が長すぎる | –q が高すぎる / –stop を未設定が原因になりやすい。 用途に合わせて軽量化を検討 |
| バージョンによって使えないパラメーターがある | 古い提示例をコピペすると発生しやすい。 必ず “そのバージョンで有効か” を確認してから使用 |
まとめ
Midjourneyは「プロンプトだけ」よりもパラメーターを“理解して選ぶ”ことで作品の個性を出すことができます。
ただし、やみくもに入れると破綻しやすいので、以下のことを意識しながら楽しんでくださいね!
- 比率を極端にしすぎない
- そのバージョンで有効な記法かを確認
- 必要なパラメーターだけを使う
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