ChatGPTは、面接対策に非常に優れたツールであることをご存知ですか？プロンプト次第では、面接官役はもちろん、内容の添削やフィードバック、質問例のアイデア出しまで、幅広い方面から就活をサポートしてくれます。
今回は、面接対策に使えるChatGPTのプロンプトをご紹介します。今日からでも使えるプロンプトを駆使して、自分ならではの対策方法を考えていきましょう。面接対策にChatGPTを活用する際のポイントも記載していきますので、ぜひお役立てください。
📖この記事のポイント
- ChatGPTは、プロンプト次第で有用な面接対策ツールになる
- 質問に応じたプロンプトを入力することで、臨場感のある面接練習が可能
- 企業情報やシチュエーションを詳しく入力すれば、質問の精度もどんどん上がっていく
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面接練習に使える！ChatGPTのお役立ちプロンプト集
早速、面接練習に使えるプロンプトをシーン別にご紹介します。
ご紹介するプロンプトはもちろんコピペで利用OK。面接先の企業情報やシチュエーションに合わせ、調整して活用してくださいね。
面接の形態によっては、プロンプト同士を組み合わせて使うのも効果的です。リアリティのある組み合わせを探しながら、自分の課題に応じたプロンプトを作成していきましょう。
自己PRの練習に使えるプロンプト3選
- あなたは面接官です。私はIT企業を志望している就活生です。面接官として、自己PRを聞いてください。その後、私の答えに対して深掘り質問をしてください。
- 私は小売業界を志望する就活生として、自己PRに答える練習をしたいです。面接官役として、まず『自己PRをお願いします』と聞いてください。その後、答えをもとに掘り下げ質問を3つ続けてください。
- 広告代理店の面接を想定しています。あなたは面接官になって、私に自己PRを質問してください。回答後、強みやエピソードについて具体的に確認する質問をしてください。
適切な自己PRのためには、事前の自己分析が大切。フレームワークや自分史作成などを活用しながら自分を深掘りし、スムーズな解答につなげていきましょう。エピソードを取り入れる際は、ガクチカと重複していないかを確認してください。
志望動機の練習に使えるプロンプト3選
- あなたは金融業界の面接官です。私に『志望動機を教えてください』と質問してください。回答後に、『なぜ他業界ではなく金融業界なのか』『当社で挑戦したいことは何か』など深掘りしてください。
- 私は教育関連企業を受ける就活生です。面接官として『志望動機を聞かせてください』と質問してください。その後、私の回答をもとに追加質問を2つ以上してください。
- メーカーの面接練習をしたいです。面接官として、私に志望動機を尋ね、その回答に対して『当社を選んだ理由』『入社後のビジョン』を掘り下げて聞いてください。
志望動機では自己の深掘りだけではなく、企業研究の精度が重要です。自分と企業の共通点やシナジーを照らし合わせつつ、整合性の取れた回答ができるように努めましょう。
ガクチカの練習に使えるプロンプト3選
- あなたは商社の面接官です。私に『学生時代に力を入れたことは何ですか？』と質問してください。回答後、『その中で一番苦労した点は？』『その経験をどう仕事に活かせるか？』など追加で聞いてください。
- 私はIT企業を志望しています。ガクチカの面接練習をしたいので、面接官役として質問してください。回答に対して、成果や工夫点を掘り下げてください。
- サービス業の面接を想定しています。面接官役として、私にガクチカを尋ねてください。その後、『その経験から学んだこと』『チームでの役割』について追加質問してください。
ガクチカで重要なのは、成果よりもプロセスです。企業はガクチカを通し、応募者の課題解決力や人間性、価値観などをチェックしています。実績ばかりを重視した内容になっていないかどうかを確認しつつ、学びを企業貢献につなげる構成を心がけましょう。
逆質問の練習に使えるプロンプト3選
逆質問の練習に使えるプロンプト例は、以下の通りです。
- あなたは製薬会社の面接官です。面接の最後に『最後に何か質問はありますか？』と私に聞いてください。その後、私の逆質問に答える形でシミュレーションしてください。
- 私はベンチャー企業を志望しています。面接官役として、最後に『逆質問をどうぞ』と促してください。その後、私がした質問に自然に回答してください。
- 大手IT企業の面接を想定しています。面接官として『最後にご質問はありますか？』と聞いてください。私が逆質問をしたら、面接官らしく誠実に答えてください。
逆質問は、企業への本気度や情熱を伝えるための絶好の手段です。効果的な練習のためには、ほかの要素以上に「プロンプト同士の組み合わせ」が重要になります。逆質問は最後に設置するように指示し、自然な導入を意識しましょう。
定番の質問以外にも！面接対策に使える便利なプロンプト
ここでは、定番の質問以外にも使える「面接対策に使える便利なプロンプト」をご紹介します。面接では段階によって聞かれる質問も異なります。どのようなシチュエーションでもすぐに思考を言語化できるように、ChatGPTとの練習で自己理解や思考を深めていきましょう。
最終面接対策に使えるプロンプト3選
- あなたは大手メーカーの最終面接官です。私に『当社でどのように貢献できるか』を質問してください。その後、経営層らしい観点で2〜3回深掘りしてください。
- 私は金融業界を志望しています。役員面接を想定して、面接官役として『なぜ当社でなければならないのか』『将来のキャリアビジョン』などを聞いてください。
- 最終面接の練習をしたいです。あなたは社長役として、私に『これまでの経験をどう活かせるか』『長期的にどう成長したいか』を質問してください。その後に鋭い追加質問をしてください。
最終面接では、社長や役員などの上層部が面接担当になる傾向にあります。一次・二次では聞かれなかったような「将来的な働き方」や「自社でなくてはいけない理由」などが深掘りされる可能性が高いでしょう。ChatGPTへのプロンプトでも、より緊張感のある質問をリクエストしましょう。
キャリアプランの説明に使えるプロンプト3選
- あなたはIT企業の面接官です。私に『5年後・10年後のキャリアプラン』を聞いてください。回答後に『そのために何を努力しているか』を深掘りしてください。
- 私は教育業界を志望しています。面接官役として『どんなキャリアを築きたいのか』『当社の環境をどう活かすのか』を質問してください。
- メーカーの最終面接を想定しています。面接官役として私に『将来的にどんな役割を担いたいか』『そのビジョンに必要なスキルは何か』を質問してください。
キャリアプランが明確であるほど、企業への本気度をアピールできます。とくに最終面接ではしっかりと準備しておきたいテーマの一つ。理想を語るだけではなく、実現までに想定されるプロセスや、学生時代に学んだ要素と貢献のかたちを言葉にして伝えましょう。
圧迫的な質問の準備に使えるプロンプト3選
- あなたは商社の面接官です。圧迫面接を想定して、私に厳しい質問をしてください。例：『なぜ内定が取れていないのか』『他社で落ちた理由は？』 回答後もさらに突っ込んでください。
- 私はコンサル業界を志望しています。圧迫的な質問の練習をしたいので、面接官として『論理が矛盾しているのでは？』『本当にその強みはあるの？』といった厳しい質問をしてください。
- ベンチャー企業の面接を想定しています。あなたは圧迫気味の面接官として、私に『うちの会社で本当にやっていけるの？』『他の大企業の方が合うのでは？』と聞いてください。
企業のなかには、あえて圧迫的な面接をすることで応募者の動向を探る場合があります。本番の緊張感に負けないためにも、プレッシャーを抱かせる質問を出力するプロンプトを入力してみましょう。上記のプロンプトでは、自分のなかで曖昧になっている要素や、整合性が取れていない要素の発見にも役立ちます。
自己理解を深めるための使えるプロンプト3選
- 私の強みと弱みを整理したいです。大学生活やアルバイトでの経験を入力するので、それをもとに就活で使える『強み・弱み』を3つずつ抽出してください。
- 自己分析の練習をしたいです。私がこれまで頑張った経験を入力するので、『行動特性』『価値観』『得意なこと』に分けて整理してください。
- 私は就活生です。自分に合うキャリアを考えるために、『やりがいを感じる瞬間』『苦手なこと』『大切にしたい価値観』を入力するので、それをもとにキャリアの方向性を提案してください。
あらゆる面接対策の基軸となるのが、自己理解の深さです。自分への理解度が深まるほど、自己PRや志望動機、ガクチカなどにも説得力が生まれます。強み・弱みを的確に分析できるプロンプトを通して、思考や価値観の言語化に取り組んでいきましょう。
ChatGPTの効果的な面接対策5つのコツ
ここでは、ChatGPTを使った効果的な面接対策についてご紹介します。ChatGPTの面接対策では、周辺情報の適切な入力が重要です。ただ質問を頼むだけではなく、よりリアリティのあるシチュエーションを準備するコツを学んでいきましょう。
①企業情報をできる限り詳しく記載する
ChatGPTで面接対策をする際は、企業情報をできる限り詳しく記載します。業界だけではなく、事業形態やミッション、ビジョン、ケイパビリティなども記載しましょう。直近の取り組みや競合他社の状況なども入れられればなお良しです。
企業情報が詳細であるほど、ChatGPTの出力の精度も上がり、企業理念に沿った質問のようなリアリティのある内容が生成されます。公式㏋はもちろん、投資家向けのIR情報やニュース記事などもリサーチしましょう。
②面接官のキャラクターを設定する
面接対策では、ChatGPTを面接官役に設定するシーンが多いもの。事前のプロンプトで面接官のキャラクターを設定することで、さまざまなシチュエーションに応じた予行練習が実現します。
たとえば「気難しく厳しい面接官」や「穏やかでフレンドリーな人事担当」「ユーモアがありつつも知的な経営層」などでは、キャラクター次第で質問の内容やニュアンスも変化します。本番を意識したうえで、「圧迫気味」「優しい雰囲気」など状況を変えつつ、さまざまな状況を想定して練習していきましょう。
③一般的な面接の流れを再現してもらう
ChatGPTでの面接練習では、一般的な面接の流れを伝えつつ再現してもらうのがおすすめです。たとえば「自己紹介→自己PR→志望動機→ガクチカ→逆質問の順番に進めてください」と入力すれば、ChatGPTはプロンプトに従います。
全体の流れを踏まえた練習では、セクションごとの時間配分を考えたり、緊張感を抱きながら応答したりが可能です。また一次面接や最終面接など、段階に応じた質問内容についても伝えましょう。部分練習と全体練習を両方繰り返しつつ、回答の精度を上げていきます。
④回答後にフィードバックを依頼する
ChatGPTでより効果的に面接練習をするためには、指示と同時にフィードバックを依頼しましょう。フィードバックに使えるプロンプトでは、以下のような例が挙げられます。
- あなたは面接官です。私に『志望動機を教えてください』と質問してください。私が答えた後、内容について良い点・改善点をフィードバックしてください。
- 面接官として私に自己PRを聞いてください。私が回答した後、論理性・具体性・わかりやすさの観点で評価し、改善例も提示してください。
- 最終面接を想定して質問してください。私の回答後に、面接官として『説得力』『自分らしさ』『企業理解』の3つの観点からフィードバックしてください。
フィードバックを受けると、自分では気づきにくい「面接官に伝わりにくい表現」や「インパクトの弱いエピソード」などがわかります。もちろん、頼めば「回答の改善例」も提示してもらえますよ。効率的にブラッシュアップできれば、内容の質の向上だけではなく自信にもつながります。
⑤音声機能を使って実際に話す
ChatGPTの面接練習で、積極的に活用したいのが音声機能です。音声会話モードを有効にすると、自分の回答内容をマイクがリアルタイムに検知し、より臨場感のある練習が実現します。口に出すことで、暗記の練習や知識の定着に役立つのもうれしいポイントです。
本番により近い環境である音声回答の反復練習は、当日の仕上がりに直結します。録音しながら練習できれば、発音やテンポ、語尾の癖なども発見でき、具体的な改善にもつなげられます。練習段階から緊張感に慣れ、思考の言語化に励みましょう。
ChatGPTで、一次面接から最終面接まで幅広く対策！
本記事では、ChatGPTでできる面接対策のプロンプトや、面接対策のコツを解説しました。
要点をまとめると、以下のとおりです。
- 企業情報や希望するシチュエーションを細かく入力するほど、質問の精度がアップ
- 自己PR・ガクチカ・志望動機・圧迫面接など、幅広いシーンに対応可能
- 音声機能を活用することで、本番を想定した臨場感のある練習にもなる
ChatGPTは、プロンプト次第で優秀な面接対策ツールになります。企業情報を入力するためのリサーチも、総じて面接対策になるのがうれしいポイント。意外な方向性の質問も想定したうえで、本番内容に近い練習を繰り返していきましょう。
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