AIを使った勉強方法まとめ|生成AIでテスト対策・勉強計画を効率化する完全ガイド

学習方法

ChatGPTやGeminiなどの生成AIが身近になり、「これをテスト対策や資格対策の勉強に活かせないだろうか…」と考える人は多いのではないでしょうか。

実際、AIを使った勉強方法は教材の要約や問題作成、理解度チェック、勉強計画の自動作成など、使い方次第で学習効率を大きく高められます。
一方で、「使い方を間違えるとカンニングになるのでは?」「本当に理解力は身につくの?」と不安を感じる声も少なくありません。

そこで本記事では、生成AIを使った勉強方法を初心者にもわかりやすく解説しながら、テスト勉強・資格対策にAIをどう使えばいいのか、不正にならない正しい使い方や注意点まで含めて、実践的に紹介していきます。

📖この記事のポイント

  • AIを活用することで、テスト対策・勉強計画・暗記までを効率化することができる!
  • 学習内容によって適切なAIを使い分けることが大切!
  • AI学習はどこまでがOKで、どこからが不正と判断されるのかを学習前に理解する!
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監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

AIを使った勉強方法とは?初心者でも失敗しない基本知識

AIを使った勉強方法とは、目的に応じて複数の生成AIを使い分けながら、理解・暗記・計画・アウトプットを効率化する学習法です。現在は、文章生成に強いAI、調べ学習に向いたAI、語学に特化したAIなど、役割の異なる生成AIが数多く存在しています。

大切なのはどのAIが一番すごいかではなく、この勉強にはどのAIが向いているかを知ることです。

AIを使った勉強でできること一覧(要約・問題作成・計画作成)

勉強シーンできること向いている生成AI
要約・解説教材の要約、噛み砕いた説明ChatGPT / Claude
問題作成・テスト対策練習問題作成、理解度チェックChatGPT / Claude
勉強計画の作成学習スケジュール自動作成ChatGPT / Gemini
調べ学習・情報整理検索・比較・情報収集Gemini / Perplexity
英語・語学学習英文添削、会話練習、表現改善ChatGPT / Claude
論文・レポート補助構成整理、文章改善Claude / ChatGPT
ノート・知識管理学習内容の整理・蓄積Notion AI
音声・会話練習発音・スピーキング練習ChatGPT / Gemini(音声)

主要な生成AIの特徴

  • ChatGPT→万能型。要約・問題作成・計画作成まで幅広く対応
  • Gemini→検索・情報収集・最新情報に強い
  • Claude→長文理解・文章改善が得意
  • Perplexity→出典付きで調べ学習をしたい
  • Notion AI→ノート整理・学習管理を一元化したい

AIを学習に取り入れるメリット

AIを使う最大のメリットは、「考える前段階の作業」をAIに任せられることです。

AIを使用するメリット

  • まとめ・整理・問題作成の時間を削減できる
  • 自分の理解度を客観的にチェックできる
  • 勉強計画を立てるストレスが減る
  • 独学でも「質問相手」が常にいる状態になる

AIはサボるための道具ではなく、勉強を続けるためのサポート役です。

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【プロンプト付き】AIを使った勉強方法13選

ここでは、AIを使った勉強方法を13種類ご紹介します。AI学習の魅力は、自分のライフスタイルや目的に応じた勉強方法を叶えられることです。「こんな勉強方法があったらいいのにな」を実現するために、自分の学習の悩みとAIを照らし合わせていきましょう。

①教材をPDF化して要約を生成

AIを使った勉強方法として、教材のPDF化が挙げられます。紙の教材や資料をスキャンしてAIに読み込ませることで、文章の構成やキーワードを分析したうえで、要点を抽出してもらえます。

これにより復習や試験対策が効率化され、理解度がより深まるでしょう。プロンプトは「要点をまとめて」だけでも伝わりますが、「2~5ページまで」のように範囲を指定することで、段階的な学習にも役立ちます。

ChatGPTでは、無料版でもPDFの読み取りが可能です。
以下のように、+マークから、「写真とファイルを追加」を選択してください。

②入力データからオリジナル問題の生成

教科書や自作ノートをAIに入力したうえで「入力データからオリジナル問題の生成をして」と頼めば、さまざまな形式の問題を出力してもらえます。

記述式や選択式など、問題のタイプも自分でオーダー可能です。自分の弱点や理解が不十分な部分を客観的に把握できるだけではなく、学びを深めるための補助ツールとしても役立ってくれるでしょう。

以下は、TOEICのオリジナル問題を作成するプロンプトです。参考にしてみてください。

①出題形式の内訳:
  - Part 5(文法穴埋め)×4問
  - Part 6(文章穴埋め)×2問
  - Part 7(読解)×2問
  - リスニング想定(Part 2 or 3)×2問(音声なしで英文+設問形式)

②各問題ごとに以下を必ず含める:
  - 【Level】:A(600点未満)/B(600–800)/C(800以上)
  - 【Question】:問題文
  - 【Options】:A〜Dの選択肢
  - 【Answer】:正答
  - 【Explanation】:なぜその答えになるのかをTOEIC頻出パターンで説明
  - 【出題意図】:文法・語彙・推論など、狙いを1行で

③最後に【弱点診断】を出力:出題した問題群から学習者が苦手そうな領域を推定し、
  →「例:接続詞と前置詞の混同」「文脈理解力」などの形で示す。

教材内容:(ここに教材やノートを貼り付け)

③ポッドキャストを生成して音声学習

AIツールによっては、学習用のポッドキャストも生成可能です。たとえば「教材やノートの内容を音声に変換して」「要約したうえで10分程度のポッドキャストを作成して」のように入力してみましょう。

音声による学習は、通勤中や家事の合間などにもできる勉強方法です。聴覚的な学習が向いている人はぜひ導入してみてくださいね。

④教材の内容を簡単な言葉でカスタマイズ

AIを使った勉強方法としては、教材の内容のカスタマイズも挙げられます。要約との違いは、自分が理解しやすい言葉やニュアンスで出力してもらえる点です。

たとえば「この分野を学び始めた初心者向けに」や「中学生でも分かるように」など、自身の理解度や学習進捗に応じたカスタマイズも可能です。学習自体へのハードルも下げられ、基礎から学び直したい人にもおすすめの方法といえるでしょう。

⑤過去の問題から傾向と対策を出力

資料の要約や情報整理は、AIの得意分野。過去問集や過去の試験内容のデータをAIに読ませることで、テストや試験の傾向と対策を出力してくれます。

よく出題されるテーマや問題の形式、難易度の変化なども分析してもらえるため、どの分野を集中的に勉強するべきかなどがわかるのが魅力。力を入れたい範囲がわかれば、効率的な学習計画の構築にもつながります。

⑥テキスト内容を表やグラフでデータ化

AIを使った学習では、テキスト内容を図面化する方法もおすすめです。たとえば「テキストを表やグラフで視覚的にまとめて」と入力すれば、データ同士の因果関係や比較などを図形で表現してくれます。

テキストで読むよりもデータの全体像がつかみやすくなり、記憶の定着や分析力の向上が期待できるでしょう。とくに長文の活字を読むのが苦手な人や、文章の読解力に不安が残る人はぜひ試したい方法です。

⑦関連情報のリンクやソースの検索

AIは、膨大な量のデータから関連情報を見つけるのが得意です。学習範囲で不明点があれば「ここに関連する情報が掲載されているURLを教えて」「できれば厚生労働省や論文など公的なソースが欲しい」のように入力してみましょう。

AIは人間よりも遙かに速いスピードで、トピックに関連する信頼性の高いサイトや文献などを探してきてくれます。調べものの時間を短縮し、効率よく学びたい人におすすめの方法といえるでしょう。
以下では、実際にPerplexityに参考文献を調査してもらいました。

⑧YouTubeコンテンツの文字起こしから要約・翻訳

YouTubeコンテンツの文字起こしも、AIを使った学習方法の一つです。YouTubeの文字起こしツール(YouTube内の自動字幕でもOK)を使って、テキスト化したデータをAIに貼り付けてみましょう。

「要約して」「日本語に訳して」などのプロンプトを入力することで、多言語学習や情報収集に役立ちます。海外の学習動画や講義なども学べるのは大きな魅力ですよね。

⑨文章や英文の添削・アドバイス

語学力や表現力、文章力を高めたい人にも、AIを使った学習方法が役立ちます。自分で書いた文章をAIに送り「この文章の文法的なミスや、不自然な表現を添削して」と入力してみましょう。

AIは、より相手に伝わりやすくなるような言い換えの提案や、文体の調整などを提案してくれます。文章力自体が底上げされるだけではなく、TPOに応じた実用的な表現を教えてもらえます。

⑩授業ノートをテスト対策用にカスタマイズ

AIを使った勉強方法では、授業ノートをテスト対策用にカスタマイズしてみましょう。過去の問題も入力すれば、より傾向に応じた内容にまとめてもらえます。
以下が実際の例です。

Before:授業中に書いた普通の日本史ノート

・鎌倉幕府は1192年に源頼朝が開いた。  
・御家人に土地を与えて支配体制を築いた。  
・守護・地頭が地方を治めた。  
・承久の乱では後鳥羽上皇が敗北。  
・その後、朝廷の力が弱まった。  

このままだと、時系列や出題ポイントが分かりずらく、テスト前にどこを重点的に覚えればいいのか分かりません。

After:AIが自動生成したテスト対策ノート

【重要テーマ:鎌倉幕府の成立と特徴】

■ 基本事項
・成立:1192年、源頼朝が征夷大将軍に任命され開幕。  
・政治体制:将軍を頂点とし、御家人に土地を与えて忠誠を確保。  
・地方支配:守護(軍事)・地頭(荘園管理)を設置。

■ 承久の乱(1221年)
・原因:朝廷(後鳥羽上皇)が幕府に反抗。  
・結果:幕府軍が勝利し、朝廷の権限が大幅に低下。  
・影響:武家政権の優位が確立 → 鎌倉時代の安定へ。

■ 出題予想
① 鎌倉幕府の支配構造の特徴を説明せよ。  
② 承久の乱の結果、どのように政治構造が変化したか。  

■ 覚え方メモ
「1192つくろう鎌倉幕府」→「1221に反乱あり(承久)」でセット暗記!

このようにAIは、重要語句の強調や、キーワードの抜き出し、覚え方、想定問題の出題など、幅広いニーズに応えてくれます。自分の弱点も伝えれば、よりオリジナリティの高いノートが仕上がりますよ。

実際に使えるプロンプト

Prompt:
以下の日本史の授業ノートをもとに、テスト対策用に整理してください。

出力構成:
① 重要キーワードと簡単な説明
② 出題されそうなポイント(2〜3問)
③ 覚えやすい語呂合わせや暗記法
④ 一問一答(10問程度)
⑤ 100文字以内のまとめ

条件:

高校生が理解できるレベルでやさしく説明する

年号・人物名・出来事をできるだけ明確に

Markdown形式で見やすく整理する

(ここに自分のノートを貼ってください)

⑪音声モードでスピーキングの練習

AIの音声モードを使用することで、外国語のスピーキングの練習もできます。AIと音声で対話しながら発音やイントネーションをチェックしてもらえるため、リアルタイムなフィードバックを得られるのがメリットです。

忙しい社会人でも自宅にいながら英会話教室のようなレッスンができるのは、AIならではの利点ですよね。会話の難易度やテーマも選べるため、教科書だけではわからない実践的な外国語力が身につきます。

以下は実際に使えるプロンプトです!参考にしてみてください。

You are a friendly native English speaker and also my personal English coach.
I’m a beginner English learner from Japan.
Please speak slowly and clearly, using simple and natural English.
If I make a mistake in grammar, pronunciation, or word choice, please correct me after I finish speaking — not during my sentence.

Let’s have a conversation about [topic].
Ask me one question at a time, and wait for my answer.

After 5–6 turns, please give me short feedback like this:

Grammar mistakes I made

Words or phrases I can use instead

One sentence of overall comment (in simple English)

At the end, please rate my English on a scale of 1 to 10 and tell me one goal for improvement.

Please start by saying: “Hi! How are you today?”

AIを使った英会話練習については、以下の記事も参考にしてください。

⑫論文やレポートの構成考案

AIを使った学習では、論文やレポートの構成考案も可能です。たとえば「〇〇について調査して、論文の構成を考えて」と伝えれば、序論・本論・結論の流れも提案してもらえます。

セクションごとの論理展開のコツや、扱うべきポイントについても教えてくれるため、より説得力のある文章を効率的に作成できるでしょう。長文を書き始める際の心理的なハードルが下がるのもうれしいポイントです。

⑬暗記カードの自動作成

AI初心者にもおすすめな勉強法が、暗記カードの自動作成です。教材やノートなどの内容を入力し、「このテキストから暗記カードを作って」と頼めば、質問と答えのペアでカードを作成してくれます。

苦手分野のカードだけを重点的に作ることもできるので、短時間で効果的に覚えたい人にはピッタリの方法です。

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AIで勉強計画を自動作成する方法

ここでは、AIを使った勉強方法における例をご紹介します。今回の活用例の条件は以下の通りです。

  • 週3時間の勉強でTOEICのスコアを上げたい
  • 1日に確保できる勉強時間は30~40分程度

ご紹介する例を中心に、自身の弱点やライフスタイルに応じて、適切なプロンプトを入力してみましょう。もちろん、進捗に応じた計画変更も可能です。

①目標・期間・勉強時間を入力して計画を作る

まずは上記のように、明確な目標と条件を入力してください。プロンプトが詳細な内容であるほど、より自分に合った学習プランを提案してもらえやすくなります。

たとえば「移動中の学習がメインになる」「〇月の試験日までに間に合わせたい」など、学習場所や期限などを入力すれば、さらに目標実現に近づく回答が得られるでしょう。

上記のプロンプトの結果として出力されたのは、以下のプランとなりました。

まずは現在の状況整理を視覚的にまとめてもらえます。学習における目標実現のためには、現状の把握がスタートライン。自身の弱点がわかっている場合は、さらに情報を追加できます。

次に、週ごとの学習スケジュールを提案してもらえます。もちろん事前に期限を入力していれば、逆算的な計画表の出力も可能です。

こちらは、さらに細分化した学習プランの提案内容となります。追加のプロンプト入力で、特定の週や曜日の学習内容を変えることも可能ですので、積極的に相談してみましょう。

学習に必要な道具やツールなどもAIに紹介してもらえます。とくに具体的な参考書名を提案してもらえるのがうれしいポイント!「どんな教材を買えばいいのかわからない」と悩んでいる人は、ぜひ使いたい機能です。AIの提案と口コミを比較しながら、納得して買える教材をリサーチしてみてくださいね。

最後に、総合的な学習ポイントも提案してもらえます。ライフスタイルに合わせて微調整しつつ、AI+自分のオリジナルな学習プランを組んでいきましょう。

②目標達成のために問題や解説作成をしてもらう

AIを使った勉強では、問題作成や文法解説なども対応可能です。たとえば上記と同じ条件で、練習問題を作成するプロンプトを入力してみましょう。

単語の穴埋め問題とリーディング問題を即座に作成してもらえました。求める学習レベルによって、難易度を調整することももちろん可能です。

その際は「もっと難しく」のような曖昧な内容ではなく、「TOEICで700点を取れるレベル」や「英検1級レベル」などのように、定量的な表現をすることで求める難易度を得やすくなります。

適切にプロンプトを入力すれば、折り畳み用のコードが付いた回答結果も出力可能。解説つきなので「問題を作りっぱなし」にされないのもうれしいですよね。

ほかにも「毎日1日2問で続ける練習セット」「読解中心の練習問題」「一問一答形式の単語テスト用問題」など、ニーズに応じた問題を提案してもらえます。

AIを無料で学べるおすすめサイト7選

「AIで勉強するにも、まずはAIについて学ばないと不安…」「これをきっかけにAIについて無料で学習してみたい」という方のために、数多くあるサイトのなかから実際にAIを活用できるスキルが身につく優良なサイトを厳選して紹介します。

1.AI Academy

AIAcademy

フリープランで120以上のAI関連教材が揃う学習プラットフォームです。生成AIで業務を効率化する方法を学べるのが特徴で、資料や議事録の自動作成、市場・競合情報の分析効率化など実践的な内容が充実しています。

学習進捗の管理機能もあり、計画的にスキルアップを進められる点も魅力です。有料プランでは動画視聴のほかに質問プランや個別指導プランも選べます。まずは無料で試してから検討してみるのも良いでしょう。

2.JMOOC(ジェイムーク)

JMOOC

JMOOCは日本最大の無料オンライン大学講座プラットフォームで、AIの基礎知識からビジネス活用まで幅広くカバーしています。「AI活用人材育成講座」ではAIがどのような問題解決に使えるのか、どのように使えばよいのかを実例を通じて学べます。

大学レベルの高品質な教育コンテンツを利用でき、無料では珍しく修了証も取得可能です。体系的にAIの理論と実践を習得したい方に人気で、累計187万人以上が受講しています。

3.Schoo(スクー)

schoo

Schooはビジネスパーソン向けオンライン学習サービスで、生成AIを使った業務効率化や副業活用に特化した実践的な講座の多くを無料で視聴できます。コンテンツによっては月額980円のプレミアムサービスに入会する必要があるため、最初に学びたい内容の動画があるかどうかをチェックしておくのがおすすめです。

また、最新のAI活用法を継続的に学べるのも大きな魅力。現役のAI専門家や実務者が講師を務めており、机上の理論ではなく実際に使える知識とスキルを習得できます。

4.Google AI Essentials

Google

Google AI Essentialsは、Googleが提供する生成AIの活用に特化したオンライン講座です。約10時間の学習でChatGPTやGeminiなどのAIツールを仕事で効果的に使えるよう設計されています。

メール作成の自動化、資料作成の効率化、アイデア出しなど、実際のビジネス現場で使える具体的なテクニックを学習できます。プロンプトの作り方も丁寧に解説されており、AI活用の基礎を短期間で習得したい方に最適です。

5.スキルアップAIキャンプ

スキルアップAI

スキルアップAIキャンプは、AI人材育成の専門企業が主催する無料勉強会です。生成AIやChatGPT、プロンプトエンジニアリングなど最新技術を無料で学べることで人気を集めています。

AI初心者から中級者まで幅広いレベルに対応した内容で、毎回異なるテーマで最新のAI技術を解説します。質問コーナーもあるため、疑問点をリアルタイムで解決できる点も人気の理由です。継続的な学習習慣を身につけたい方におすすめです。

6.Coursera(コーセラ)

Coursera

Courseraでは、世界トップクラスの大学や企業が提供するAI講座を無料で受講できます。「AI For Everyone(すべての人のためのAIリテラシー講座)」は、AIの基本概念から社会への影響まで専門知識がなくても理解できる内容となっています。

5,800以上の講座の多くは英語中心である点は注意が必要ですが、日本語字幕に対応している講座もあります。AIについて体系的に学びたい方は、ぜひ覗いてみてくださいね。

7.IBM SkillsBuild

IBM

IBM SkillsBuildは、世界的企業IBMが提供する無料学習プラットフォームで、1,000以上のコースがあります。「AIの基礎」「プロンプトの技術習得」など初心者の方向けのコンテンツも豊富です。

Coursera同様多くが英語の講座ですが、日本語で学習できる講座をぜひチェックしてみてください。修了後にはデジタルバッジが取得でき、専門スキルを客観的な証明も可能です。

AI学習はカンニングになる?不正にならない方法とは?

結論から言うと、AIを使って事前に勉強すること自体はカンニングでも不正でもありません。カンニングや不正と判断されるかどうかは、「AIを使ったかどうか」ではなく、どの場面で・どう使ったかによって決まります。

AIを要約や問題作成、勉強計画や理解の補助といった学習準備や復習のために使う行為は、参考書や問題集を使うのと本質的に同じです。

一方で問題になるのは、評価の対象になる場面で、AIが出した答えをそのまま使うことです。この線引きを理解しておけば、AI学習を過度に恐れる必要はありません。

AIを使ったテスト対策はどこまでOK?

テスト対策にAIを使うことは、原則として問題ありません。なぜなら、テスト対策とは本番で自分の力を発揮するための準備だからです。

OKな使い方の例

  • 授業ノートを要約して整理する
  • 出題されそうなポイントを確認する
  • 確認テストや暗記カードを作る
  • 苦手分野を洗い出す
    これらはすべて、試験前の学習補助にあたります。

NGな使い方の例

  • テスト中にAIを使って答えを調べる
  • 持ち込み禁止の試験でAIの出力内容を参照する

つまり、本番でAIを使っていないかどうかということが最も重要な判断基準です。テスト前の準備としてAIを使うことは、効率的な勉強方法の一つと考えて問題ありません。

レポートや課題で問題になるAIの使い方

レポートや課題では、テストよりも不正の判断が厳しくなる傾向があります。これは、考え方や文章構成、意見そのものが評価対象になるためです。以下のような使い方には注意が必要です。

NGな使い方の例

  • AIが書いた文章をほぼそのまま提出する
  • 自分の考察や結論をAIに丸投げする
  • 「自分で考えた」と偽って提出する

特に注意すべきなのは、AIが生成した内容を自分の成果物として提出する行為です。これは、多くの学校や教育機関で不正と判断される可能性があります。

AIを使った勉強の3つの注意点

AIは正しく使えば強力な学習ツールですが、使い方を間違えると学習効率が下がったり、トラブルにつながる可能性もあります。
ここでは、AI学習で特に注意しておきたい3つのポイントを解説します。

①AIに任せすぎると理解力が下がる

AIは要約や解説が得意な反面、すべてをAIに任せてしまうと考える機会が減ってしまうという落とし穴があります。既にこれを実感している人も多いのではないでしょうか。特に、答えや解説をすぐに見てしまう使い方を続けると、自分で考える前に正解を知る癖がつきやすくなります。

要約を読んだあとに問題を解く、説明を見たあとに自分の言葉で言い直すなど、アウトプットとセットで使うことで、理解力の低下を防げます。

②間違った情報・古い情報をそのまま信じてしまう

生成AIは非常に便利ですが、常に正確とは限りません。事実と異なる情報や、すでに変更されている制度・定義を出力することもあります。その大きな理由の一つが、カットオフと呼ばれる仕組みです。

多くの生成AIは、「いつまでの情報を学習しているか」という明確な学習期限を持っています。そのため、最近変更された制度やルール、最新の試験範囲・出題傾向、新しく発表された用語や定義については、古い情報をもとに回答してしまう可能性があります。

最終的な確認は、一次情報で必ず裏取りをすることが重要です。この一手間を挟むだけで、AIによる誤情報や古い知識が原因の失点やトラブルを防げます。

③テストやレポートで不正と判断される使い方がある

AI学習で最も注意すべきなのが、不正と判断される使い方です。テスト本番でAIを使うことや、レポート・課題でAIが作成した文章をそのまま提出する行為は、多くの場合、不正と見なされる可能性があります。

最終的な内容は必ず自分の理解と判断で仕上げることが大切です。

AIを使った勉強方法に関するよくある質問

Q
AIを使った勉強は無料プランだけでも十分ですか?
A

多くの場合、無料プランだけでも十分にAI学習は可能です。要約、問題作成、暗記カード作成、簡単な計画立案などは、無料でも対応できます。

ただし、PDFを何度も読み取りする、試験まで時間がなく一日で無制限に使いたい場合などには、無料プランだと制限を感じることがあります。

Q
スマホだけでもAIを使った勉強はできますか?
A

はい、スマホだけでも十分に可能です。要約・問題作成・暗記カード・音声学習などは、スマホで完結します。ただし、長文教材の整理やレポート作成などは、PCやタブレットの方が作業効率は高くなります。
まずはスマホで試し、必要に応じて環境を整えるのがおすすめです。

まとめ

本記事では、生成AIを使った勉強方法、テスト勉強・資格対策にAIをどう使えばいいのか、不正にならない正しい使い方や注意点、AIそのものを無料で学習できるサイトまで詳しく解説しました!

ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 目的に応じて複数の生成AIを使い分けることで、理解・暗記・計画・アウトプットを効率化できる
  • AIを使用することで、テストや資格試験の対策、学習計画の作成、外国語の会話練習などまでできる
  • 学習時点ではAIの使用は問題ないものの、レポート提出や試験当日のAI使用は不正になる可能性が高い
  • AIを学習に使うことで、古い情報や間違った情報をそのまま信じてしまうリスクがある

AIの使い方と注意点を押さえれば、AIはカンニングでもズルでもなく、学習を継続するための強力な味方になります。まずはできるところから、今日の勉強にAIを一つ取り入れてみてください。小さな効率化の積み重ねが、学習の質と成果を大きく変えていくはずです。

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AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップについて解説しているほか、受講者の方には、ここでしか手に入らないおすすめのプロンプト集などの特典もプレゼント中です。

AIについて効率的に学ぶ方法や、業務での活用に関心がある方は、ぜひご参加ください。

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