OpenAIの「Canvas」が全ユーザーに開放、AIとの対話で効率的なコンテンツ制作が可能に | romptn Magazine

OpenAIの「Canvas」が全ユーザーに開放、AIとの対話で効率的なコンテンツ制作が可能に

AIニュース

米OpenAIは12月10日(現地時間)、クリスマスシーズンの特別イベント「12 Days of OpenAI」の4日目として、AIアシスタントと対話しながらコンテンツを作成できる機能「Canvas」(キャンバス)を全ユーザーに公開したと発表しました。

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Canvasとは

Canvasは、ChatGPTとの対話を通じて効率的に文章作成やプログラミングを行える新機能です。画面は左右に分割され、左カラムでAIと相談しながら、右カラムで実際のコンテンツを編集することができます。2023年10月からβ版として有料プラン(ChatGPT PlusおよびTeam)のユーザーにのみ提供されていましたが、今回の発表により無料ユーザーも利用可能となりました。

主な機能と改善点

主な機能と改善点は、以下の通りです。

アクセシビリティの向上

新たに追加されたツールボックスのアイコンからCanvasを簡単に起動できるようになり、β版と比較してアクセシビリティが向上しています。ツールボックスには以下の機能が搭載されています。

  • 画像生成機能
  • 検索機能
  • 理由説明機能(有料ユーザーのみ)
  • Canvas機能

新機能の追加

今回のアップデートでは、以下の新機能が追加されました。

  1. Python実行環境の統合
  • Canvas内で直接Pythonコードを実行可能
  • コーディング作業の効率化を実現
  1. カスタムGPT対応
  • Canvas機能をカスタムGPTでも利用可能
  • より専門的な用途での活用が可能に
  1. 絵文字サポート
  • 文章作成時の表現力向上
  • よりビジュアル的なコミュニケーションをサポート

今後の展望

OpenAIは「12 Days of OpenAI」を通じて、次々と新機能を公開しています。Canvasの一般公開は、AIツールの民主化という観点から重要な一歩と言えます。無料ユーザーにも高度な機能が解放されることで、より多くのユーザーが効率的なコンテンツ制作を行えるようになると期待されています。

また、Python実行環境の統合により、プログラミング教育やソフトウェア開発の分野でも活用の幅が広がることが予想されます。カスタムGPTとの連携は、業界特化型の専門的なコンテンツ制作をさらに効率化する可能性を秘めています。

画像で見る機能概要は以下の通りです。

今後も OpenAIは、ユーザーフィードバックを基にCanvasの機能改善や新機能の追加を継続していくものと見られます。AIツールの発展により、コンテンツ制作やプログラミングの世界がさらに効率化されることが期待されます。