Stable DiffusionでNSFWフィルターを回避・無効化する方法

Stable Diffusion

Stable Diffusionで画像生成する際、自分の意思に反して黒塗りなどの画像が出来ることはありませんか?それは、“NSFW”が原因かもしれません。

しかし「“NSFW”って何?」という方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな方のために、“NSFW”とは何か、さらにStable DiffusionでNSFWフィルターを回避・無効化する方法について詳しく解説していきます。

NSFWとは?

NSFWは、Not Safe For Workの略で職場閲覧注意という意味です。具体例としては、裸、暴力、卑語などに関するコンテンツです。

NSFWフィルターに引っかかると?

NSFWフィルターに引っかかると、黒塗りの画像などが生成されることがあります。実際に、画像生成サイト『SeaArt.AI』では以下画像のように表示され、閲覧ができない設定になっています。

Stable DiffusionでNSFWフィルターを回避・無効化する方法

今回はGoogle colabを用いてStable Diffusionを使用する際に、NSFW画像の生成を回避する方法について説明します。手順は以下の通り、簡単です。

手順:txt2imgにて、Negative prompt入力欄『nsfw』と入力する。

本方法でNSFWが解除されない場合は、『(nsfw:1.2)』のように効果を強調したり、以下に示す“NSFWを回避・無効化しやすい呪文(プロンプト)”も追加で入力すると良いかもしれません。

NSFWを回避・無効化しやすい呪文(プロンプト)

先ほどは、ネガティブプロンプト入力欄に『nsfw』と入力しましたが、それ以外の”NSFWを回避・無効化しやすい呪文(プロンプト)”についてもいくつか紹介しますので、ご参考にしてください。

次に、実際に本方法がNSFWを回避・無効化しやすいのか画像を生成して確認していきましょう!

生成画像の比較

まず、以下の画像情報に基づき画像を生成します。(今回は、あえてセクシーに特化した画像が生成されるよう『big breasts, sexy』の単語を入力しています。)

モデル:beautifulRealistic_brav5

プロンプト

1 woman, smile, best quality, big breasts, sexy,

ネガティブプロンプト

EasyNegative

やはり、NSFWにひっかかるようなセクシーな画像が生成されてしまいました。

続いて、他の項目は一切変えず、ネガティブプロンプト入力欄①『nsfw』②『nude』③『revealing clothes』④『on bed』をそれぞれ1単語追加し、生成した画像を示します。

画像①

画像②

画像③

画像④

いずれもNSFWにひっかかるような画像は生成されませんでした。

(生成画像にはランダム性があるため、上記Negative promptを入力すると100%ひっかからないわけではありません。)

また、NSFWにひっかかりにくいモデルのおすすめもあるようです。ぜひ、色んなモデルを試してみましょう!

まとめ

これまでの説明をまとめます。

  • “NSFW”は、職場閲覧注意という意味であり、NSFWフィルターにひっかかかると画像が閲覧できなくなることがある
  • Negative prompt入力欄に所定の単語を入力するだけで、NSFWフィルターを無効化する確率が高くなる。

一方で、AIによる生成画像はランダム性があるので、何回か試しているうちに望みの画像が出来ることもあります。あまり、型にはまりすぎず、楽しみながら画像を生成していきましょう!

逆に、服を着ている美女を脱がすという方法もあるので、気になる方は以下の記事をご覧ください!