Stable Diffusionで画像を生成している際に、「この呪文(プロンプト)をテンプレートとして保存しておきたい!」「また入力し直すのが面倒くさい…」などと思う方は多いのではないでしょうか?
そんな方のために、Stable Diffusionでお気に入りの呪文(プロンプト)を保存する方法を解説していきます!
それだけでなく、保存した呪文(プロンプト)を呼び出す方法や削除・編集方法などもご紹介しますので、是非参考にしてみてください!
※Stable Diffusionの基本的な使い方については、以下の記事で解説しています。
Stable Diffusionでお気に入りのプロンプトを保存する方法
Stable Diffusionでは、『Styles』としてお気に入り・テンプレートの呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトを保存することができます。
呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトをStable Diffusionに保存する方法は以下の手順になります。
- 保存したい呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトが入力されている状態で、“Generate”ボタンの下にあるディスクアイコンをクリック
- Stylesの名前を入力して完了
①保存したい呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトが入力されている状態で、“Generate”ボタンの下にあるディスクアイコンをクリックします
②Stylesの名前を入力します
これで、プロンプトの保存が完了です!
Stable Diffusionでお気に入りのプロンプトを呼び出す方法
続いて呼び出す方法を解説していきます。
- Stable Diffusionの“Generate”ボタンの下にある、“Styles”の空欄を開く
- 保存した呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトの名前が表示されるので、呼び出したいStylesを選ぶ
- 呼び出したいStylesを選んだ状態で、クリップボードのアイコンをクリック
①Stable Diffusionの“Generate”ボタンの下にある、“Styles”の空欄を開きます。
②保存した呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトの名前が表示されるので、呼び出したいStylesを選びます。
③呼び出したいStylesを選んだ状態で、クリップボードのアイコンをクリックします。
これで、プロンプトの呼び出しが完了です!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい
Stable Diffusionでお気に入りのプロンプトを削除・編集する方法
保存した“Styles”(呪文(プロンプト)やネガティブプロンプト)を編集したり削除したりする操作は、Google ColaboratolyでStable Diffusionを使っている方はできなくなっています。
ローカル版を使っている方は、「Stable Diffusion-webui」フォルダ内の『Styles.csv』に保存した呪文(プロンプト)が入っているので、
- 編集:『Styles.csv』をメモ帳で開き、好きな呪文(プロンプト)に変更したら上書き保存でOKです。
- 削除:『Styles.csv』を右クリックで編集を押し、呪文(プロンプト)を主導で削除すればOKです。
Stable Diffusionでお気に入りのプロンプトを保存前に消してしまった時は?
気に入った呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトを間違えて消してしまったりすることは多々ありますよね…。
でもご安心ください。Stable Diffusionでは過去に生成した画像の情報を読み込む機能が備わっています!
- 『PNG Info』に画像を読み込ませる
- 『Image browser』で履歴をチェックする
この2つの方法について詳しく解説していきます。
対処法①:『PNG Info』
『PNG Info』はStable Diffusionにデフォルトで内蔵されている機能なので、簡単にメタデータを入手することができます。
- 『PNG Info』タブを開く
- メタデータを知りたい画像を読み込む
①『PNG Info』タブを開く
②メタデータを知りたい画像を読み込む
たったこれだけの作業で簡単にメタデータを手に入れることができます!Stylesとして保存ができないモデルやSamplerについても記載されているので非常に便利ですね。
対処法②:『Image browser』
『Image browser』はStable Diffusionに簡単にインストールできる便利な拡張機能で、過去に生成した画像のメタデータをチェックすることができる優れものです。
使い方は簡単で、生成した画像が一覧で表示されます。
この中で、メタデータを知りたいものを開くと、
・呪文(プロンプト)
・ネガティブプロンプト
・Steps数
・Sampler
・CFGスケール
・Seed(シード)値
・Model hash
・モデル名
の情報が一目でわかるように表示されます。
※『Image Browser』の導入方法や詳しい使い方については、以下の記事で解説しています!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Stable Diffusionでお気に入りの呪文(プロンプト)を保存する方法、保存した呪文(プロンプト)を呼び出す方法や削除・編集方法などをご紹介してきました!
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- お気に入りの呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトは、『Styles』として保存や呼び出しをすることができる
- Google ColaboratelyでStable Diffusionを利用している方は、『Styles』の編集や削除はできない
- Stable Diffusionでお気に入りの呪文(プロンプト)を保存前に消してしまった時の対処法
- 対処法①:『PNG Info』に画像を読み込ませる
- 対処法②:『Image browser』で履歴をチェックする
こだわった画像生成を行うためには、呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトは大切な要素になってきます。ですので、気に入った呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトがあれば小まめに保存しておきましょう。
さらに以下の記事では、呪文(プロンプト)やネガティブプロンプトをたくさんご紹介していますので、併せて参考にしてください!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい