【Stable Artisan】DiscordでStable Diffusionを使う方法! | romptn Magazine

【Stable Artisan】DiscordでStable Diffusionを使う方法!

Stable Diffusion

画像生成AI「Stable Diffusion」が、2024年5月よりコミュニケーションプラットフォーム「Discord」上で利用可能になりました!これにより、Discord上で手軽にAIイラストを制作し、コミュニティと共有することができるようになります。

本記事では、Stable Diffusionの概要から、Discordでの具体的な利用方法、料金や注意点などについて詳しく解説していきます!

スポンサーリンク

Stable Diffusionとは?

Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)は2022年8月にパブリックリリースでソースやモデルなどが無償公開されたことで話題になったAI画像を生成できるサービスです。つまり、「誰でも使っていいよ」という状態ですので、無料で利用することができます

上手に使いこなすことができれば、思い通りのAI画像を生成することができる非常に便利なツールです。

以下の画像は、Stable Diffusionの操作画面になります。GUI(アイコンなどをクリックしたりタッチしたりすること)で呪文(プロンプト)ネガティブプロンプトの入力、モデルの選択などを簡単に操作することができ、さらに画像を生成することもできます。

また、Stable Diffusionではテキスト(プロンプトやネガティブプロンプト)から画像生成できるだけでなく、既存の画像をテキストで修正することもできます!

呪文(プロンプト)を上手く操れるようになれば、

このようなクオリティの高い画像を生成してくれます。

絵心があまりない方にとって、好きなイラストを作ることもできるので、非常に魅力的です。

※Stable Diffusionの詳しい概要や使い方については、以下の記事で解説しています!

Stable Diffusionの画像生成を最速で学びたいあなたへ!
  • Stable Diffusionの基礎を2時間でマスター!
  • 高スペックPCがない方向けに徹底解説。
  • ControlNetなど、必須級の拡張機能も網羅。
  • 今話題のSDXL、AI動画生成も。
  • 特典として、大人気「おすすめ拡張機能・モデル解説」「プロンプト大全」つき!
\このボタン限定!70%オフキャンペーン実施中!/
70%オフキャンペーン実施中!/

Stable Artisanとは?

画像生成AIの先駆者、Stable Diffusionの最新バージョン「Stable Diffusion 3」が、このたびコミュニケーションプラットフォーム「Discord」に対応しました。

この新機能は、「Stable Artisan」(ステーブルアーチザン)と呼ばれ、訳通りまるで熟練した職人のように高品質な画像を生成するAI botなんです。

Stable Artisanは、Discord内のStability AI Platform APIを活用したマルチモーダル生成AIで、Stable Diffusion Discord Serverにアクセスすることで、コミュニティメンバーと共同で画像の生成や編集を楽しむことができます。

Discordに対応したことで、Stable DiffusionはこれまでのハイスペックなPCだけでなく、スマートフォンからも利用可能になりました。つまり、いつでもどこでも、思い立ったときにすぐ画像を生成できるのです!

ただし、Stable ArtisanはAPIを使用するため、利用には最低9ドル(1,450)からの有料プランへの加入が必要です。無料で使えることがStable Diffusionの強みの一つでしたが、使用目的と予算に応じて検討してみてください。

プロンプトジェネレーターで画像生成プロンプトの参考に!
  • Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
  • 画像生成が思ったようにできない
  • 色々なプロンプトを探したい
など、画像生成AIのプロンプトに関する疑問が解決するかもしれません。

Stable Artisanでできること

Stable Artisanでできることは、おもに以下の7つです。

  1. 高度な画像生成
  2. オブジェクト変換
  3. インペイント(Inpaint)
  4. アウトペイント(Outpaint)
  5. 4Kアップスケール
  6. 背景の削除
  7. 動画生成

それぞれ解説していきます!

①高度な画像生成

  • Stable Diffusion 3の最先端の技術を活用し、テキストプロンプトからリアルで高品質な画像を生成できる
「夕暮れ時のビーチで、カクテルを片手に佇む女性」のプロンプトで生成した画像
  • ユーザーは詳細なプロンプトを入力することで、希望通りの画像を得ることが可能 例: 「夕暮れ時のビーチで、カクテルを片手に佇む女性」といったプロンプトから、指定されたシーンの画像を生成

②オブジェクト変換

  • 既存の画像内のオブジェクトを、別のオブジェクトに変換する機能
  • 例えば、写真内の車を別の車種に変えたり、家具を別のデザインに置き換えたりできる
  • 画像全体の雰囲気を保ちつつ、特定の要素だけを変更できるのが魅力

③インペイント(Inpaint)

  • 画像の一部を選択し、その部分だけを別の画像や描画で置き換える機能
  • 例えば、風景写真の空の部分だけを選択し、そこに雲や鳥を追加するなど
  • 画像の一部を修正・編集する際に便利

※詳しくは、以下の記事が参考になります!

④アウトペイント(Outpaint)

  • 既存の画像を拡張し、周囲の部分を生成する機能
  • 例えば、人物写真しかない場合でも、背景を追加して自然な画像に仕上げることができる
  • 画像のサイズを大きくしたい場合や、構図を変更したい場合に有用

※詳しくは、以下の記事が参考になります!

⑤4Kのアップスケール(高画質化)

  • 低解像度の画像を高解像度(4K)にアップスケールする機能
  • 画質を維持したまま画像サイズを大きくできるため、印刷物やデジタルサイネージなどに活用可能
  • 鮮明な大判の画像が必要な場面で重宝する

※詳しくは、以下の記事が参考になります!

⑥背景の削除

  • 画像から背景を自動で削除し、主要被写体のみを抽出する機能
  • 人物や物体を背景から切り抜いて、別の背景に合成したりするのに便利
  • パスやマスクを手動で作成する手間が省ける

⑦動画生成

  • テキストプロンプトから短い動画を生成する機能。静止画だけでなく、動きのある映像をAIで作成可能
  • 例えば、「街を歩く人々」といったプロンプトから、実際に歩行者が行き交う様子のアニメーションを生成できる
  • 動画コンテンツ制作のスピードアップや、創造的なビジュアル表現に活用できる

Stable Artisanを利用するメリット

Stable Artisanを利用することで、ユーザーは以下のようなメリットを得ることができます!

①誰でも簡単に創造性を発揮できる

  • 高度な画像生成や編集機能により、ユーザーは自分のアイデアを自由に表現できる
  • テキストプロンプトから簡単に画像を生成できるため、発想を広げやすい
  • 既存の画像を変換・拡張できるので、新しい創造的なビジュアルを探求できる

②時間の節約になる

  • AIによる自動生成機能で、高品質な画像をすばやく作成できる
  • 背景削除や画像のアップスケールなど、手動では時間のかかる作業を効率化できる
  • プロンプトを工夫することで、意図に沿った画像を短時間で得られる

③アクセシビリティが向上する

  • Discordへの対応により、PCだけでなくモバイルからも利用できる
  • いつでもどこでもアイデアを形にできるので、創作活動の敷居が下がる
  • プロンプトベースの操作で、専門的なスキルがなくても直感的に使える

④コストパフォーマンスが高い

  • 同様の機能を持つ他のツールと比べて、比較的リーズナブルな価格設定
  • 多機能なため、複数のツールを別々に購入する必要がなく、コスト削減につながる
  • 創作活動への投資対効果が高い

Stable Artisanの料金

先ほども少しお話ししましたが、Stable Artisanを利用するには、月額最低9ドル(約1,450円)の有料プランに加入する必要があります!

プランの詳細は以下の通りです。

全てのプランに3日間の無料トライアルが付いているので、実際に使ってみてからプランを選ぶことができます。

クレジットは画像生成や編集に使用されるポイントで、プランが上がるほど毎月のクレジット量が増えます。標準プランの900クレジットでも十分な量ですが、より多くの画像を生成・編集したい場合は、プロプラン以上がおすすめです。

また、プロプラン以上ではチャット履歴が残るようになります。これにより、過去の会話やプロンプトを振り返ることができ、アイデアの継承やコラボレーションがスムーズになりそうですね。

これらを踏まえつつ利用頻度やニーズに合わせて、最適なプランを選びましょう!月額制なので、いつでもプランの変更や解約が可能です。

①こちらにアクセスして、入りたいプランの「Get Started」をクリック

※年払いの方がお得なので、1年通して利用するよと言う方はそちらがおすすめです!

②お持ちのメールアドレスでサインインする

③支払いを完了する

これで完了です!

Stable Artisanの使い方

ではここから実際にStable Artisanを使っていきます!

まずは、こちらのStable Diffusion Discord Serverにアクセスして、表示名を入力し「招待を受ける」をクリックしましょう。

Discordアカウントを持っている方はログインし、持っていない方は下記画面でサインアップします。

この画面になれば、Stable DiffusionのDiscordへの入室が完了です!

Stable Artisanへのログインは、Discordアカウントからにしておかなければ利用できないのでご注意ください!

①基本的な画像生成のやり方

「#〇〇」というのがチャンネルと言う部屋みたいなもので、どの部屋でも画像生成が出来るようになっています。

今回は、「#artisan-5」に入ってみます。

チャット欄に「/credits」と入力し、コマンドを送信してみてください。すると、クレジットの消費量を見ることができます!

Stable Artisanでは、クレジットを消費して画像生成する仕組みになっています。

単純な画像生成であれば6.5クレジット、動画生成は20クレジット消費するということです!

画像生成する場合は、「/dream」コマンドを使います。その隣に「prompt」と出るので、作成したい画像のプロンプトを入力していきましょう!

今回は、下記プロンプトで生成してみます。(ひまわり畑にいる美女)

Beautiful woman in the sunflower field

※プロンプト入力の際は、こちらの記事が参考になります!

これで送信すると、画像が生成されます!

いかがでしょうか?とっても簡単ですよね!

②生成した画像を編集する方法

Discordで画像を生成したあと、その画像をさらに編集することもできるんです。

「View&Edit Image」を選択します。

すると、下記画像のようにボタンがいろいろ出てきます。

それぞれの項目の意味は、以下の通りです。

  • Search and Replaxe:検索と置き換え機能
  • Creative Upscale:高解像度化できる機能
  • Outpainting:画像の周りにさらに背景を生成する機能
  • Reuse as Sketch:スケッチを高品質な画像に変換
  • Reuse as Structure:構造物として再利用
  • Remove Background:背景を削除
  • Video:動画生成機能
  • Reroll:画像の再生成

1つずつ試してみましょう!

元画像はこちらになります。

①Search and Replaxe:検索と置き換え

使いたい機能がある場合は、そのボタンをクリックしましょう。

今回は、人から猫に変換してみます。

送信を押すと、こんな感じで変換されました!

②Creative Upscale:高解像度化

続いてはアップスケール機能です。今回はデフォルトで設定してみました!

プロンプトにはどんな風にアップスケールしたいか、CREATIVITYには反映させる度合いを1~100で選択しましょう。

完成した画像がこちらです!元画像とも比較してみました。

③Outpainting:画像の周りにさらに背景を生成する

Outpaintingをクリックしたら、下に新しくボタンが出てきます。背景を広げたい箇所を示したボタンをクリックしましょう。

そして、広げたい部分のプロンプトを入力して「送信」します。今回は「Sky(空)」にしてみました。

完成した画像がこちらです!

④Reuse as Structure:構造物として再利用

今回は、「Beautiful night view of the moon(月のきれいな夜景)」をプロンプトにしてみました。

完成した画像がこちらです!

元画像の女性のシルエットはほぼ同じで背景画像が作れる画期的な機能とのことです。

⑤Remove Background:背景を削除

この機能はボタンを押すだけです!完成した画像がこちらです。

⑥Video:動画生成機能

こちらの機能もボタンを押すだけです!完成した動画がこちらです。

こんな風にいろいろな機能がありますので、ぜひ試してみてくださいね!

Stable Artisanでのプロンプト入力のコツ!

Stable Artisanでは、画像生成のための指示文であるプロンプトを工夫することで、ユーザーの意図を細かく伝えることができます。以下は、プロンプトで指定可能な主な設定項目です。

  • prompt:生成する画像の内容を英語で指定します。例えば、”a cat sitting on a window sill” と入力すれば、窓辺に座る猫の画像が生成されます。
  • negative_prompt:画像に含めたくない要素を指定します。メインプロンプトで “a dog” と指定し、ネガティブプロンプトで “cats” と入力すれば、猫が写り込まない犬の画像が生成されます。
  • seed:画像生成の元となる乱数シードを指定できます。同じプロンプトとシード値で生成すれば、同じ画像が再現されます。
  • aspect:生成する画像の縦横比を指定できます。1:1(正方形)や16:9(ワイド)など、用途に合わせて選択可能です。
  • model:画像生成のベースとなるモデルを、Stable Diffusion 3(SD3)とStable Diffusion Core(Core)から選べます。SD3は高品質な画像生成に特化し、Coreはよりスピーディな生成が可能です。
  • image:一度に生成する画像の枚数を指定できます。デフォルトは2枚ですが、必要な枚数を選択可能です。

これらの設定は全て任意で、必要な項目だけを指定することができます。最低限メインプロンプトだけでも、Stable Artisanは高品質な画像を生成してくれます。

ただし、生成枚数を指定しない場合、デフォルトの2枚が同時に生成されます。この場合、消費クレジットも2枚分の13クレジットとなるので注意が必要です。

慣れないうちは、メインプロンプトから始めて徐々に設定を増やしていくのがおすすめです。試行錯誤を重ねながら、自分なりのプロンプトの書き方を見つけていきましょう!

【プライベート生成したい方向け】Stable Assistantの使い方

Discordチャンネルでの生成だと、他の利用者にプロンプトや生成した画像が丸見えになるんです。

でも、あまり見られたくないな…と思う方もいらっしゃいますよね?そんな時は「Stable Assistant」がオススメです!アカウント情報やクレジットも共有されているので、安心して利用できます。

まずは、こちらにアクセスして、ログインしましょう。

そうするとチャット画面が開くのですが、ここにプロンプトを入力するだけです!

もしかすると、Discordよりこちらの方がシンプルで操作しやすいかもしれませんね…!

生成された画像の上の左アイコンを押すと「再生成」、右のアイコンを押すと詳細設定が可能です!

例えば、「Remove Background」をクリックして「Confirm」を押すと背景を削除できます。

こんな感じで自分だけのプライベート空間で画像生成もできるので、ぜひ試してみてくださいね!

有料プラン(無料トライアル)を解約する方法

最後に有料プランを解約・退会する方法についてもご説明しておきます。

Discordで「/faq」コマンドを使用します。

上記を要約すると、以下のように書いています。

  • Stability AIによるStable ArtisanはDiscordに登場した。
  • Artisanの使用にあたっては、プランの選択とクレジットの購入が必要。
  • 詳細は提示されたURLから確認可能。
  • サブスクリプションをキャンセルするには、Discordアカウントでログインし、右上のアカウントアイコンをクリックし、「サブスクリプション」の管理でキャンセル。
  • Discordに直接Artisanを招待することもできる。

ということですので、Stable Assistantのサイトから解約できるみたいです。

上記にある通り、Discordアカウントでログインして右上のアカウントアイコンから、サブスクリプションの管理→キャンセルの順で進んでいきます。

「プランをキャンセル」を2回押すと退会が完了です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Stable Artisanは、先進のAI技術を活用した画像生成ツールであり、Discord上で手軽に利用できる点が大きな魅力でしたね。

柔軟性のある料金プランにプロンプトも詳しく設定できるので、自分のニーズに合わせて最適な利用が可能です。今回ご紹介してきたようにStable Artisanを使えば、アイデアを即座に視覚化し、新たな表現の可能性を探究できるでしょう。まずは無料トライアルで体験し、この革新的なツールで画像生成を始めてみませんか?

プロンプトジェネレーターで画像生成プロンプトの参考に!
  • Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
  • 画像生成が思ったようにできない
  • 色々なプロンプトを探したい
など、画像生成AIのプロンプトに関する疑問が解決するかもしれません。