ChatGPTはなんでも質問に答えてくれることが評判で、便利ではありますが、「最新の情報は回答できないって聞いたことがある。」「最新の情報に答えてもらうにはどうすればいいの?」という疑問を持つ方も少なくないと思います。この記事ではそんな方のために、
- ChatGPTは最新の情報に回答できるのか
- ChatGPTに最新情報を回答してもらう方法
について解説していますので、是非最後までご覧ください。
※2024年5月13日に、ChatGPTの新しいLLM「GPT-4o(オムニ)」が登場しました!以下の記事で詳しい概要や使い方について解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
ChatGPTは最新情報が回答できない?
ChatGPTに最新の情報について聞くとこのように、2021年9月までの情報しか把握していないと回答されてしまいます。
この回答をされる原因は、ChatGPTが話すように、OpenAIがChatGPTの学習データに2023年10月までのものしか使用していないからです。また、ChatGPTは元の学習データを使って質問に回答しているので、ウェブ上の情報を抜粋して回答することができません。
これらの原因から、基本状態のChatGPTは最新の情報に回答することができないのです。
ChatGPTで最新情報を検索する方法
先ほど説明したように、ChatGPTは何もしていない状態で最新情報を聞いても答えられません。しかし、GPTs(旧プラグイン)を使ったり、Chrome拡張機能を使ったりして基本状態のChatGPTに機能を与えることで最新の情報を扱えるようになります。
GPTs(旧プラグイン)を使う
ChatGPTに最新情報の回答を可能にする1つ目の方法は、GPTs(旧プラグイン)を使うという方法です。
ChatGPTのウェブ検索で最新の情報取得を可能にするGPTs(旧プラグイン)で有名なものには性能が高いと評判のWeb Pilotがあります。実際にWeb Pilotで先ほどChatGPTが答えられなかった最新の情報を尋ねると、
このように10個の最新の情報を即座に入手して回答し、引用元の記事も教えてくれました。
以下の記事でWebPilotのダウンロード方法や詳しい使い方を解説しているので興味があればぜひご覧ください。
Chrome拡張機能を使う
ChatGPTに最新情報検索を可能にする2つ目の方法として、Chrome拡張機能、WebChatGPTを使う方法があります。WebChatGPTは、質問に対して関連する検索エンジンの検索結果をプロンプトに組み込むことで、ChatGPTとの会話にWeb上の情報を取り入れることを可能にします。
実際に、先ほどと同様に「2023年8月19日のニュースは?」と質問すると
このように最新のニュースを引用元の記事と一緒に回答してくれました。
WebChatGPTのダウンロード方法は簡単で、
1.Chromeを追加ボタンを押す
2.ChatGPTの質問画面下部のWeb accessをオンにする
3.ChatGPTに質問する
以上の操作だけです。設定なども必要なく、お金もかからないので手軽でおすすめです。
しかし、ひとつ難点を挙げるとすれば指定した通りの回答が得られないことです。プラグインのWeb Pilotは指定せずとも10個のニュースを箇条書きで教えてくれましたが、Chrome拡張機能のWebChatGPTは「2023年8月19日のニュースを10個教えて」と質問しても、
このように先ほどと一緒で、3つの回答しか得られませんでした。やはり性能の部分を見るとChatGPT Plusのプラグイン機能の方が良さそうです。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、
- ChatGPTは学習データに2023年10月までの情報を使っているので、基本の状態のままでは最新の情報に答えられない
- ChatGPTに最新の情報を回答してもらうためには、GPTs(旧プラグイン)(Web Pilot)とChrome拡張機能(WebChatGPT)を使うという2通りの方法がある
ということを解説しました!最新情報が回答できるようになったChatGPTは弱点が減ってもっと便利に使えそうですね!
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