ChatGPTのメモリー(Memory)機能で会話・設定を記憶出来るように!使い方を徹底解説 | romptn Magazine

ChatGPTのメモリー(Memory)機能で会話・設定を記憶出来るように!使い方を徹底解説

ChatGPT

2024年2月からテスト実装されていたChatGPTのMemory機能が、4月29日からChatGPT Plusのユーザーであればだれでも利用できるようになりました!

でも、新機能なので「どのような機能なの?」「どうやって使うの?」と思っている方も多いかもしれません。

そこで本記事では、ChatGPTのメモリー(Memory)機能の概要や特徴・使い方を徹底的に解説していきます。とっても便利な機能ですので、チェック必須です!

本記事は、2024年5月時点での情報となります。

※2024年5月13日に、ChatGPTの新しいLLM「GPT-4o(オムニ)」が登場しました!以下の記事で詳しい概要や使い方について解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

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ChatGPTのメモリー(Memory)機能とは?

ChatGPT Plusでの告知画像

ChatGPTのメモリー(Memory)機能とは、ChatGPTでの会話の内容や設定を記憶させて、同じ情報を繰り返すことをなくす機能です。

今までは、新しいチャットが始まってしまうと以前の会話の内容がリセットされていましたよね。これがなくなるので、かなり効率よくChatGPTを利用できるようになりますね!

ChatGPTのメモリー(Memory)機能の特徴

主な機能としては、以下のようなものがあります。

  1. ユーザーとの対話を通じて情報を自動的に記憶します。
  2. ユーザーはメモリー機能を自分で制御できます。たとえば、「覚えて」というキーワードを使って、明示的に情報を記憶させることができます。
  3. 「何を覚えているか」と尋ねることもできます。
  4. チャットを通じて特定のメモリを削除することも可能です。 例えば、ユーザーの好みに合わせたトーンやフォーマットを記憶し、適用することもできます。
  5. 重要な特徴として、ユーザーの発言内容に基づいて自動的にメモリを更新します。
  6. 初期設定で「オン」になっています。

つまり、メモリー(Memory)機能は利用すればするほど、その記憶力は向上と改善を重ねていくということです。

ChatGPTのメモリー(Memory)機能で出来ること

メモリー(Memory)機能では、以下の4つのことができます。

①メモリー(記憶)の状態確認

ユーザーはChatGPTに「これまでの会話内容を教えて」と尋ねることで、メモリーに保存されている会話内容を確認できます。ChatGPTは記憶している情報を要約し、ユーザーに提示します。

これにより、ユーザーは過去の会話を振り返り、必要な情報を取り出すことができます。メモリーの確認機能は、長期的な会話やプロジェクトで特に役立ちます。

②メモリー(記憶)の自動的な情報更新機能

ChatGPTのメモリー(記憶)は、会話が進むたびに自動的に更新されます。ユーザーが新しい情報を提供すると、ChatGPTはそれを記憶し、以降の会話で活用します。

これにより、ユーザーは会話の内容を手動で更新する必要がなく、自然な対話の流れを維持できます。自動更新機能はメモリーの管理を簡素化し、ユーザーにとって便利な機能となっています。

③アカウントとの統合

メモリー機能はユーザーのアカウントと連携しています。つまり、ログインしている限り、どのデバイスからでも同じ会話の記憶にアクセスできます。

これにより、ユーザーはスマートフォンで始めた会話をPCで続けたり、他のデバイスで過去の会話を参照したりすることができます。アカウント連携により、シームレスな会話の継続が可能になります。

④チャットでの会話内容の記憶

ChatGPTのメモリー機能では、過去の会話内容を記憶することができます。これにより、ユーザーは前の会話で話した内容を参照しながら、新しい話題を展開することが可能です。

例えば、ユーザーが「前回話した旅行の続きを教えて」と言えば、ChatGPTは前回の会話を思い出し、旅行の詳細を提供し続けることができます。この機能によって、より自然で文脈に沿った会話が実現します。

ChatGPTのメモリー(Memory)機能のメリット

メモリー(Memory)機能では、以下の4つのメリットがあります。

①会話の継続性

メモリー機能により、ChatGPTは過去の会話内容を記憶し、文脈に沿った応答ができます。これによって、ユーザーは前回の会話からシームレスに話を続けることができ、より自然で継続的な対話が可能になります。

②時間の節約

過去の会話内容を再度説明する必要がないため、ユーザーは時間を節約できます。ChatGPTが会話の文脈を理解しているため、ユーザーはいちいち前提条件を説明し直す手間が省けます。

③学習の効率化

メモリー機能により、ChatGPTはユーザーとのやりとりから継続的に学習できます。ユーザーの言葉遣いや話題の傾向を把握することで、より適切な応答を生成できるようになります。これにより、ユーザーはChatGPTとのコミュニケーションをより円滑に行えます。

④情報の一元管理

アカウントと連携したメモリー機能により、ユーザーはどのデバイスからでも同じ会話にアクセスできます。これによって、情報を一元的に管理でき、デバイス間で会話内容が失われるリスクを減らせます

ChatGPTのメモリー(Memory)機能の使い方

では、メモリー(Memory)機能を実際に使う方法を解説していきます!

①メモリー(Memory)機能のオンオフの切り替え方法

メモリー機能をオフにしたい場合は、画面左下の「Settings」→「パーソナライゼーション」→Memoryをオフで操作します。

引用:OpenAI

下記のように、緑のボタンをクリックして「オフ」にしましょう!

②特定のメモリー(記憶)を削除する方法

この方法では、ChatGPTに忘れてほしい情報がある場合、それを直接伝えることでメモリから削除できます。また、「設定」の「個人用設定」から「メモリの管理」に進むと、特定のメモリを表示して削除することができます。ここで全てのメモリをクリアすることも可能です。

「Setting」→「パーソナライゼーション」→「Manager」→記憶させていた指示文の削除ができます!

下記画像のように、パーソナライゼーションを開いたら「Manage」をクリックしましょう。

続いて、記憶されている情報が羅列されていますので、削除したい情報の右側のゴミ箱マークをクリックします。

そして、「Delete」を押したら削除が完了です!

ChatGPTのメモリー(Memory)機能のデメリット・注意点

メモリー(Memory)機能には、デメリットや注意点もいくつかありますので、チェックしておきましょう!

①チャット自体とリンクしていない

ChatGPTのメモリー機能は、チャット機能とは独立して動作しています。つまり、メモリーに保存された情報がチャットに自動的に反映されるわけではありません。ユーザーがメモリーの内容を活用するには、明示的にChatGPTに指示する必要があります。

例えば、「前回の会話で話した旅行の続きを教えて」のように、具体的な指示を与える必要があります。このような仕様になっているため、ユーザーは会話の流れを意識しながらメモリーを活用する必要があります。

②カスタム指示と異なる機能である

カスタム指示は、ChatGPTに特定のタスクやロールを割り当てる機能ですが、メモリー機能はあくまでも会話内容を記憶するためのものです。カスタム指示では、ChatGPTに「あなたは旅行代理店の従業員です」のように指定の役割を与えることができますが、メモリー機能ではこのような設定はできません。

メモリー機能は、会話の内容を記憶し、文脈に沿った応答を生成するために使用されます。ユーザーはこの違いを理解し、目的に応じて適切な機能を使い分ける必要があります。

③機密情報を覚えてしまう可能性がある

メモリー機能は会話内容を自動的に記憶するため、ユーザーが意図せずに機密情報をChatGPTに覚えさせてしまう可能性があります。例えば、個人情報や企業秘密などをうっかり話してしまうと、ChatGPTはそれを記憶し、後の会話で参照してしまうかもしれません。

このリスクを避けるために、ユーザーは機密情報をChatGPTに話さないよう注意する必要があります。

また、必要に応じてメモリーをクリアする機能も用意されているので、機密情報を話してしまった場合はすぐにメモリーを消去することが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ChatGPTのメモリー(Memory)機能について、詳しく解説してきました。

今回のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • ChatGPTのメモリー(Memory)機能とは、ChatGPTでの会話の内容や設定を記憶させて、同じ情報を繰り返すことをなくす機能
  • ChatGPTのメモリー(Memory)機能の特徴
    • ユーザーとの対話を通じて情報を自動的に記憶します。
    • チャットを通じて特定のメモリを削除することも可能です。 例えば、ユーザーの好みに合わせたトーンやフォーマットを記憶し、適用することもできます。
    • 重要な特徴として、ユーザーの発言内容に基づいて自動的にメモリを更新します。
  • ChatGPTのメモリー(Memory)機能で出来ること
    • メモリー(記憶)の状態確認
    • メモリー(記憶)の自動的な情報更新機能
    • アカウントとの統合
    • チャットでの会話内容の記憶
  • ChatGPTのメモリー(Memory)機能のメリット
    • 会話の継続性
    • 時間の節約
    • 学習の効率化
    • 情報の一元管理

とっても便利な機能ですので、ChatGPT Plusのメンバーの方は是非利用してみてくださいね!

※ChatGPT Plusへの加入方法は、以下の記事で解説しています!

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