最近話題となっているAIですが、技術がどんどん進化しています。その中でもAIアバターを作成出来るサービスが登場したのをご存知でしょうか?
また、自身の顔写真を使ったり、顔出しをするのが嫌な人にとってもAIアバターは自分の代わりに文書を読んでくれたり、発表をしてくれたりする優れものです。
中でも今回紹介するD-IDという動画生成AIですが、アップロードした画像をアバターとして喋らせることができるとても便利なツールです。
さらに、日本語にも対応しており、他の生成AIと組み合わせることで台本など半自動で作成が可能です。
本記事では、D-IDを活用したAIアバターの作り方をAI初心者の方でもわかるように解説しますので、是非最後までご覧ください。
D-IDとは?
D-IDは、AIを使用してリアルタイムで動くアバターを作成できる新しいプラットフォームです。この技術により、写真からリアルな動きと表情を持つアバターを生成することが可能です。
D-IDは、AIアバターにまるで命を吹き込んだかのような動きを作成可能なサービスで、写真をアップロードするだけで、動くアバターを作成できるので今まで簡単に出来なかったアニメーションを作成できるようになります。
D-IDの料金と機能
D-IDの料金体系は、基本的な機能が無料で利用できるフリートライアルとなっており、幅広い機能を使うためには有料版の購入が必要です。
主に、写真からのアバター作成、アバターと音声を合わせる、表情のカスタマイズなどプランによっていろいろな機能があります。
以下が料金表です。
無料版 | Lite | Pro | Advance |
$0/month | $4.7/month | $16/month | $108/month |
D-IDの使い方を解説!実際にAIアバターを作ってみた!
実際にAIアバターを作りながら使い方を以下の流れで解説します。
1.D-IDのウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成します。
2.アップロードする顔写真を選びます。
3.写真をアップロードし、アバターをカスタマイズします(表情、動きなど)
4.作成したアバターを保存し、共有します。
それでは、実際にアカウント作成からやってみましょう。
1.D-IDのウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成します。
右上の「START FREE TRIAL」を選択します。
左下の「Guest」を選択します。
下部の「Login/ Signup」を選択します。
Googleアカウントなどでログインすることでアカウント作成完了です。
2.アップロードする顔写真を選びます。
右上の「Generate Videos」を選択します。
上記の画面になります。
3.写真をアップロードし、アバターをカスタマイズします(表情、動きなど)。
上記の画面から好きなアバターを選択します。
※HQと記載のアバターは有料版で利用可能です。
右のメニューの部分にお話をさせたい内容を入力します。
右上の「Generate Video」を選択します。
4.作成したアバターを保存し、共有します。
この画面になるので、アカウントにログインして完了です。
実際にアバターにお話をさせた動画を作成しましたので、下記よりご覧ください。
D-IDの活用例を紹介!
この章では、D-IDを活用した事例をいくつか紹介します。
・AIナレーションへの活用
・AIと会話できるサービス
・歴史上の人物に声を入れる
・D-IDと他サービスとの連携
・D-IDとChatGPT
・D-IDとHey Gen
いろいろな使い方がありますので、活用シーンを想像して見てください。
AIナレーションへの活用
上記のようにAIナレーションを自動生成可能なため、SNSのショート動画にも応用できそうです。
AIと会話できるサービス
AIと顔を合わせながら会話できるサービスにも活用可能です。コミュニケーションが苦手な方への会話練習や、面接の練習などにも活用されそうですね。
歴史上の人物に声を入れる
歴史上の人物に声を入れるのも面白そうです。例えば、日本の浦賀に来航したペリーさんに声を入れて当時の思いとかをお話ししてもらうなんて言うのもできてしまいます。
D-IDと他のサービスとの連携
D-IDはAIツールなので、他のAI生成系サービスとも相性が良いです。そのため、他サービスと連携することでさらに便利になりますので、下記の3つのサービスとの連携について紹介します。
D-IDとChatGPT
ChatD-IDというサービスがあります。これは、最先端のAIを活用してリアルなデジタルアバターと対話できるサービスなのですが、テキストを入力するだけで質問やそれに対する回答なども実際に会話しているかのように楽しむことができます。
また、このサービスはリアルタイムに会話できることが特徴なので、主に英会話をするために活用されています。
リアルなアバターが実際に英会話を自分としてくれるので、リアルな人間と大差なく練習ができるので英会話教室などに頼らなくてもよくなりますね。
D-IDとCanva
D-IDとCanvaを組み合わせたサービスで「D-ID AI Presenters」があります。
これは、写真から動画を生成できるAI技術で、好きな画像をアップロードして文章を入力するだけで動画が完成するというすごいサービスです。
Chat GPTで台本を半自動作成して、物語を作成することなんかもできそうですね。
また、D-ID AI Presentersを使って作成したデザインにアバターを追加し、プレゼンテーションやマーケティング資料をより良くすることも可能になります。
いろいろな人が使い始めることで、新しい使い方も生まれてきそうなので、今後の動向が楽しみですね。
D-IDとHey Gen
D-IDとHey Genは同様の生成AIサービスです。動画を作成するという点では、ほぼ違いはありません。
D-IDとHey Genの連携により、個人の声を使用してアバターに音声を吹き込むことが可能になります。
これにより、自分が話さなくてもまるで自分がプレゼンテーションをしているかのような動画も作成可能となります。
その他のAIアバター作成ツール
メモ:画像と概要を解説してください。使い方は簡単な解説で大丈夫です。
この章では、D-ID以外のAIアバター作成ツールについて紹介します。今回は、
・PhotoDirector
・Vivid AI
・MyEdit
の3つを紹介しますので是非ご覧ください。
PhotoDirector
PhotoDirectorは、サイバーリンク(CyberLink)社が提供する写真編集ソフトウェアです。このソフトウェアは、プロレベルの写真編集機能を提供しつつ、使いやすさにも重点を置いているため、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに人気があります。
下記に簡単な使い方を紹介しますので参考にご覧ください。
Photo directorには2つのモードがあります。
「フルモード」と「エクスプレスモード」です。
起動時に、この二つのモードを選択するところから始まります。
フルモードはその名の通り、すべての機能を使えるモードなので、細かい編集などこだわりたい方向けのモードです。
エクスプレスモードは、とにかく素早く編集したい方向けのモードになっています。
エクスプレスモードで大枠を編集して、フルモードで細かい部分を編集するというような使い方もできますね。
Vivid AI
Vivid AIは、CyberLink社が開発した画像生成系AIおよび写真編集アプリです。このアプリは、写真を様々な芸術スタイルに変換するよう設計されています。
面白いポートレートを生成したり、日常の写真を新しい素晴らしいイメージに変えたり、Magic Avatarで写真を編集したりする機能が含まれています。
特に、「Magic Avatar」ツールでは、高度なAI技術を使用してユニークなポートレートを作成することができます。
例えば、コミックブックのスーパーヒーローや未来のサイボーグなど、さまざまな役割を試すことができます。
以下に基本的な機能を紹介します。
vivid AIには6つの機能があり、
- AIシーン
- AIファッション
- AIアバター
- AIスカイ
- AI背景
- テキストから画像生成
となっています。
AIシーンで夏の写真を冬にしたり、AIファッションで写真の人物の服装を変えたり。
AIアバターでは自分そっくりのものを作成できたりとすごい機能が盛り沢山です。
MyEdit
My Editは、AIベースのオンライン写真編集ツールです。
このツールを使うと、不要なオブジェクトや背景を簡単に除去したり、写真をイラスト風に変換するなど様々な機能があります。
また、音声編集機能もあるのでボイスチェンジャーのような使い方もできるようになりました。
先に紹介した、vivid AIと似ている点で下記の通り、
- AI着せ替え機能
- AIアバター
- AIでアニメ化
- AIシーン
- AIイラスト変換
などがあります。しかしながら、音声編集機能はMY E ditならではの機能ですね。
【D-ID】AIアバターの作り方まとめ
D-IDは、AI技術を利用して簡単にアバターを作成できるツールということがおわかりいただけたかと思います。
基本機能は無料で使えるため、AI初心者でも手軽にアバターを作成することが可能です。写真をアップロードするだけで、リアルな動きや表情を持つアバターを作ることが可能です。
また、D-IDは他のサービスとも連携が可能で、ChatGPTやCanvaなどと組み合わせることで、教育、プレゼンテーション、エンターテイメントなど様々な分野で応用が期待されています。プレミアムプランではさらに高度なカスタマイズが利用できるため、用途に応じて機能を拡張することも可能です。
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