日本で初めて、著者の声をAI技術で再現したオーディオブックがaudiobook.jpで配信開始されました。
このAIニュースのポイント:
- 株式会社オトバンクが、AI技術を活用してプロのナレーターの朗読を著名人の声に変換する新サービスを開始しました。
- 第一弾として、キングコング西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』が、西野さんの声で2024年2月8日から配信されます。
- この新技術により、著者本人の声でオーディオブックを楽しむことが可能になり、ユーザーからは聴きやすさが向上したとの評価を得ています。
これまで、著者自らの声でのオーディオブック化は、収録時間の確保や朗読技術が必要とされるなど、実現には多くの課題がありました。しかし、AI技術の進歩により、これらの課題を克服し、著者の声を再現することが可能となりました。特に、西野亮廣さんのような多忙な著者でも、自身の声で読み聞かせる新しい体験を提供できるようになったことは、業界にとって画期的な成果と言えます。
「完全AI」ではない、プロの朗読技術とのコンビネーション
現在のAIによる音声合成技術は、特定の人の声を再現して文章を読み上げることも可能です。しかし、長時間聴き続ける場合は、やはり人の朗読と比べて聴きやすさに劣ります。
そのためこのプロジェクトでは、「プロのナレーターの朗読を、AI技術で他の著名人の声に変換」という手法が使われました。その結果として高品質で聴きやすいオーディオブックが完成したとのことです。
出典: PRTimes
