近頃はAIで絵を描く技術の進歩が目覚ましいですね。
その代表であるStable Diffusionは、単純に単語から絵を描くだけでなく、絵から絵を描いたり、洋服だけ変更したりと様々な応用が利く便利なツールです。
しかし情報が多すぎて、何から始めればいいのか分からない。ネットの情報では信憑性が低い。そう思われている方も少なくないのではないでしょうか?
今回はそんな方向けに、Stable Diffusionを解説している本を紹介したいと思います。
Stable Diffusionのおすすめ本・参考書
AIで画像生成する。ということは聞いたことがあっても、実際に何から始めればいいのか分からない人は多いのではないでしょうか?
次から紹介する本は、そんな何も知らない初心者からでも、素晴らしい絵が描けるようになる本の紹介です。
- 0からはじめるStable Diffusion: AI画像生成を初心者むけにわかりやすく解説!
- 0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能編: AI画像生成を初心者むけにわかりやすく解説!
- 画像生成AIプロンプト大全: Stable Diffusion・DALL-E3・Midjourneyで使えるプロンプトを画像付きで徹底解説
では、1つずつ見ていきましょう。
①0からはじめるStable Diffusion: AI画像生成を初心者むけにわかりやすく解説!
初めに紹介する本はromptn編集部が出版している「0からはじめるStable Diffusion」です。
Stable Diffusionをローカルで使用する場合は、VRAMが12GB以上あるビデオカードの使用が推奨されているため、ゲーミングPCなどをすでに所持していないと中々手が出しにくいもの。
本書ではGoogleColabを用いることで、ハイスペックなPCをお持ちでない方でも画像生成を楽しむことができます。
そして基本的な立ち上げ方やプロンプトの使い方などの解説だけではなく、初心者が陥りやすい悩みを取り上げており、初歩に躓くような課題はこの本で解決することができるでしょう。
初心者が陥りやすいミスや課題は似通ったものが多く、この本を読めば最低限の理解ができるので、そこから自身で調べて解決していくのも容易になります。
実際にこの本を読みながらStable Diffusionを操作した人のレビュー結果を見ると、「この一冊を読んでおけば大抵はなんとかなる」「他にもいくつかstable diffusionの記事はありますが、この本が一番丁寧に解説されていました」などの高評価を得ています。
②0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能編: AI画像生成を初心者むけにわかりやすく解説!
次に紹介するのは、romptn編集部が出版している「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能編」です。
こちらの本では、GoogleColabだけではなくローカル環境についても導入部分や作業環境の作成、拡張機能の導入法などが記載されており、高スペックなPCをすでに持っていて、ローカルで色々と試したい方にはおすすめの一冊となっています。
また本の内容も、基本的な操作方法というよりは、Stable Diffusionを扱う時に重要となってくるモデルや拡張機能について焦点を当てて紹介しており、より実践的な内容となっています。
実際にStable Diffusionを使って簡単な絵が描けるようになった時に初めに困るのが、どんなモデルがあるのか分からないということです。
モデルによってアニメ調の絵なのか写真のようなリアルな絵なのかが変わりますが、その中でもさらにモデルによって得意な色彩や絵のタッチがあり、本書ではそれを画像付きで紹介しています。
そのため自分のイメージに近い絵のモデルを使用することで、より自分の描きたい絵を描くことができるようになります。
またStable Diffusionで描いた絵を使って、様々なサイトにアップしたり、商用利用することを考えている人もいると思います。
本書では各モデルにおける商標利用についても記載してあるので、ここで可否を簡単に確認することができます。
そしてStable Diffusionで様々な便利機能である拡張機能についても相当数の説明がされています。
Stable Diffusionの拡張機能は日々増えており、何が自分の描きたい絵に必要なのか情報を取捨選択することも難しくなっていますが、この本では初期に必要な機能が網羅されており、基本的な絵を描くには必要十分な数がそろっています。
実際にこの本を読みながらStable Diffusionを操作した人のレビュー結果を見ると、「モデルがたくさんあり迷うが、この本は詳しいので大変わかりやすい」「拡張機能も知らないものがたくさんあった」などの高評価を得ています。
③画像生成AIプロンプト大全: Stable Diffusion・DALL-E3・Midjourneyで使えるプロンプトを画像付きで徹底解説
次に紹介するのは、romptn編集部が出版している「画像生成AIプロンプト大全: Stable Diffusion・DALL-E3・Midjourneyで使えるプロンプトを画像付きで徹底解説」です。
こちらの本では表情・ポーズ・服装・髪型などすべてのジャンルを網羅し、およそ1000ページにもわたってプロンプトが1冊にまとめられています。それだけでなく、1つ1つのプロンプトに実写系モデル・アニメ系モデルの画像例がそれぞれついているところも魅力です!
画像生成をしていると、もっとさまざまなプロンプトを知って表現を広げたいな…と思うことが必ず出てくると思います。そんな時に、この本を参考にするだけで画像生成の幅がグンと上がること間違いなしです!
この本の最後には、プロンプト・ネガティブプロンプト・設定値などを丸ごとコピペして、可愛いor綺麗な美少女を生成できるプロンプト集も付録としてついてきます。
どんなプロンプトを使おうか迷っている方の悩みを必ず解決する1冊になっていますので、ぜひダウンロードしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Stable Diffusionについて学べるおすすめの本を紹介してきました。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- 高スペックPCはないけど、Stable Diffusionを楽しみたいなら「0からはじめるStable Diffusion」
- 基礎の操作方法や環境設定から学びたいなら「0からはじめるStable Diffusion」
- 様々なモデルや拡張機能を知りたい実践向けの内容を学びたいなら「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能編」
- プロンプトに迷っている方は「画像生成AIプロンプト大全: Stable Diffusion・DALL-E3・Midjourneyで使えるプロンプトを画像付きで徹底解説」
Stable Diffusionで絵を描くのは、単純な趣味からプログラムの仕事へと変わりつつあります。
そのため趣味で絵を描くにしても、商標利用などで実益を得るにしても、絶対に基礎の知識は身に着けておくべきです。
本記事で紹介した3冊はその手助けとなってくれるはずです。
ぜひ今回紹介した3冊を読んで、素晴らしいAI絵をどんどん描いてください!
- Stable Diffusionのプロンプトの見本が知りたい
- 画像生成が思ったようにできない
- 色々なプロンプトを探したい