x.aiは、新しいAIモデル「Grok」を発表しました。このAIは、質問に答えるだけでなく、どのような質問をすべきかを提案することまで目的としています。
このAIニュースのポイント：
- Grokは、「銀河ヒッチハイクガイド」をモデルにしています。ユーモアを交えた回答を提供し、従来のAIが拒否するような辛辣な質問にも応答します。
- 今回発表されたのは実世界の最新情報をリアルタイムで取得する能力を持ち、継続的な改善が期待される初期ベータ版です。
- Grokは研究とイノベーションを支援するために設計されており、情報アクセスの迅速化、データ処理、新しいアイデアの創出を支援します。
公式サイトによると、x.aiは、人類の理解と知識を深めるためのAIツールを創造することを目指しているとしています。Grokは、その使命を体現するもので、ユーザーが迅速に関連情報にアクセスし、データを処理し、新しいアイデアを生み出すための強力な研究アシスタントとして機能することを目的としています。
Grok-1は、過去4ヶ月間にわたって開発された最先端の言語モデルであり、様々なベンチマークで優れた結果を示しています。米OpenAIの「ChatGPT-3.5」を超えるとされています。
また、Grokは、検索ツールやリアルタイム情報へのアクセスを提供することで、信頼性のある推論を達成するとされています。x.aiは、そのことが現在のシステムの限界を克服するための最も重要な研究方向であると考えています。
x.aiは現在、アメリカ合衆国の限られた数のユーザーに対して、Grokのプロトタイプを試用する機会を提供しています。正式リリース前にその能力を向上させるためのフィードバックを得るためです。
また、イーロン・マスク氏は自身のX(旧Twitter)アカウントにて、『GrokをXのサブスクリプションプラン「Xプレミアムプラス」会員に提供する計画である』と投稿しています。
出典: x.ai
