【AI美女】Midjourneyで日本人女性を作る方法！プロンプト例と生成のコツも解説

Midjourneyで日本人女性を自然に、そして魅力的に生成したいと思っても「欧米風の顔立ちになる」「雰囲気が硬い」「どこか違う」などの悩みを抱える方は多いです。

とくに日本人特有のやわらかい表情や繊細な雰囲気は、プロンプトの指定が少し違うだけで再現が大きく変わります。

この記事では、日本人女性をより自然に表現するためのポイントを、プロンプト例・具体的な使い方・うまくいかない時の調整方法までまとめて解説します。

今日からすぐに使える実例ばかりなので、あなたの生成クオリティを一段アップさせたい時にぜひ参考にしてください。

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2024.02.17

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

Midjourneyで日本人女性の生成が難しい理由

Midjourneyでは、デフォルトの生成傾向が欧米寄りの顔立ちに向きやすく、日本人女性特有の表情やバランスが再現されにくいことがあります。

また、「Japanese」と指定すると和装や桜といった文化的要素が自動で追加されることも多く、現代的な日本人女性を作りたい場合には不向きになる場合があります。

日本人女性らしい特徴としては、主に次のようなポイントがあります。

こうした特徴を丁寧にプロンプトへ盛り込むことで、Midjourneyでも「日本人らしさ」を再現しやすくなります。

「Japanese」と「Asian」の違いとは？どちらを使うべき？

Midjourneyでは「Japanese」と「Asian」で生成の方向性が大きく変わります。

意図と異なる印象にならないためにも、それぞれの違いを理解しておくことが重要です。

「Japanese」と指定した場合の生成傾向

「Japanese」と指定すると、日本の文化的モチーフが強調されやすく、着物・桜・古風な背景などが意図せず登場することがあります。

これは日本文化を象徴的に理解しているモデル特性によるものですが、“現代的な日本人女性”を作りたい場合には過剰に働くことがあります。

ただし、和風テイストを狙う場合には、背景・服装を含めて理想的に働くケースもあるため、目的に応じて使い分けるのがポイントです。

「Asian」と指定した場合の生成傾向

「Asian」と指定すると、日本人だけでなく、中国・韓国・台湾など“東アジア全体”の特徴が混ざった幅広いイメージが生成されやすくなります。

そのため、顔立ちや髪型、肌のトーンなどが特定の国に寄りすぎず、汎用的なアジア人像として表現されるケースが多いです。

また、Midjourneyのモデルが持つ東アジアの特徴がランダムに組み合わさるため、

• 目がやや大きく強調される
• 輪郭がシャープ寄りになる場合がある
• メイクやスタイルがK-Beauty風に近づくことがある

など、「東アジアの平均的なイメージ」が反映されやすいのも特徴です。

あくまで“アジア地域全体の共通的な印象”として生成されるため、「日本人らしさ」に限定されない広い表現になる傾向があります。

Midjourneyで日本人女性を生成する基本プロンプト

日本人女性を自然に生成したい場合は、まず“ベースとなるプロンプト”を整えることが大切です。

Midjourneyはプロンプトの影響を強く受けるため、初期設定がシンプルであっても方向性が大きく変わります。

ここでは、誰でも使える基本テンプレートを紹介します。

基本プロンプトのテンプレート

a young Japanese woman, East Asian facial features, natural lighting, photorealistic, detailed face --ar 9:16 --v 7

このテンプレートでは、現代的で自然な日本人女性の方向性に寄せるためのキーワードを採用しています。

この基本プロンプトをベースに、あとから表情・肌質・髪型・シーンを追加していくことで、より理想に近い日本人女性を表現できます。

パラメーターの基本的な使い方

Midjourneyでは、プロンプトだけでなくパラメーターの使い方によっても仕上がりが大きく変わります。

とくに人物生成では、アスペクト比・モデルバージョン・スタイライズ値などを適切に設定することで、自然な日本人女性を再現しやすくなります。

ここでは、最低限覚えておきたい基本パラメータをわかりやすく解説します。

基本的なパラメータを理解しておくと、仕上がりのコントロールがしやすくなり、イメージ通りの日本人女性を生成しやすくなります。

パラメーターについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください！

【2025年最新】Midjourneyのパラメーター完全ガイド！全種類の使い方を実例付きで解説

Midjourneyには、生成結果を調整するための「パラメーター」があります。意味を理解しておくと、仕上がりのブレを抑えたり、狙いに寄せやすくなります。この記事では、主要パラメーターの意味と使いどころをまとめて解説します。パラメーターをいち...

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2025.11.07

日本人らしい顔立ちを表現するプロンプトのコツ

日本人女性らしい自然な雰囲気を表現するためには、目・鼻・口・肌・髪・輪郭といった“細部のキーワード”をうまく組み合わせることが大切です。

Midjourneyはパーツをやや強調する傾向があるため、控えめで繊細な印象をつくるキーワードを加えるだけで仕上がりが大きく変わります。

目の表現に使えるプロンプト

日本人女性の目元は、アーモンド型や控えめなサイズなど、自然で柔らかい印象が特徴です。

不必要に大きく誇張されやすいパーツでもあるため、繊細さを保つキーワードが相性よく働きます。

鼻・口の表現に使えるプロンプト

日本人女性の鼻や口は、派手すぎず控えめなラインが特徴です。

Midjourneyでは鼻が高くなりすぎる・唇が強調されすぎるなどの傾向があるため、自然さを意識した指定が効果的です。

肌・髪の表現に使えるプロンプト

日本人女性の肌は、明るめで均一感があり、過剰な光沢が出ない自然な質感が特徴です。

髪はストレートから柔らかなウェーブまで幅がありますが、艶感を抑えめにすると馴染みやすい印象になります。

顔の輪郭・全体的な雰囲気の表現方法

日本人女性の輪郭は、丸みのある優しいラインが特徴で、シャープすぎるプロンプトを避けることで自然な仕上がりになります。

Midjourneyで使える日本人女性の生成プロンプト例

ここからは、すぐに使える具体的なプロンプトを例として紹介します。

実際の画像付きで解説するので、好みの仕上がりに近いプロンプトをそのまま使ったり、細かくアレンジして活用してみてください。

例①：自然な笑顔のプロンプト

a young Japanese woman, gentle smile, warm expression, soft cheeks, natural lighting, comfortable atmosphere --ar 9:16 --v 7

a Japanese woman in her 20s, subtle smile, bright eyes, East Asian features, casual outfit, outdoor natural light --ar 16:9 --v 7

例②：真剣な表情のプロンプト

a Japanese woman in her late 20s, serious expression, focused eyes looking straight ahead, subtle furrowed brow, professional attire, office background with soft lighting, photorealistic portrait --ar 9:16 --v 7

a young Japanese woman, concentrated look, East Asian features, slightly pursed lips, natural makeup, reading or working, side lighting creating depth, clean background --ar 16:9 --v 7 --stylize 400

例③：優しい表情のプロンプト

a Japanese woman in her 20s, kind gentle eyes with soft gaze, slight natural smile, warm expression, East Asian features, cozy indoor lighting, comfortable casual clothing --ar 9:16 --v 7

a young Japanese woman, caring expression, tender look in eyes, relaxed face, soft natural lighting from window, pastel colored outfit, peaceful atmosphere --ar 9:16 --v 7 --stylize 500

例④：リラックスした表情のプロンプト

a Japanese woman, relaxed peaceful expression, slightly closed eyes, calm demeanor, natural pose, loose comfortable clothing, soft diffused lighting, home setting --ar 16:9 --v 7

a young Japanese woman in her early 20s, at ease expression, gentle breath, soft features, East Asian characteristics, sitting in natural light, minimalist background, candid moment --ar 9:16 --v 7 --stylize 300

より自然でリアルな日本人女性を生成する方法

日本人女性をより自然に、リアルに表現したいときは、プロンプトに“写真としての要素”を少しだけ加えてあげるのが効果的です。

カメラやレンズ、光の入り方、肌の質感といった撮影の文脈を指定すると、Midjourneyの描写が安定し、実在の人物を撮ったような落ち着いた仕上がりに近づきます。

ここからは、写真らしい自然さを出すためのポイントを順番に紹介します。

①カメラ・レンズの指定でリアル感を出す

カメラやレンズを指定すると、写真としての“写り方”が安定し、よりリアルな質感が再現されやすくなります。

特に日本人女性のポートレートでは、以下のようなカメラ・レンズを指定すると、背景のボケ方や肌の描写が自然に整います。

Midjourneyは“カメラ設定を理解しているように振る舞う”ため、カメラ名＋レンズ情報を入れるだけで、人間が撮った写真のような奥行きや質感が出しやすくなります。

a Japanese woman in her 20s, natural expression, East Asian features, shot with Sony A7IV, 85mm f/1.8 lens, shallow depth of field, soft bokeh background, natural window light --ar 9:16 --v 7

②照明の指定で質感を高める

照明を指定すると、肌の見え方や影の入り方が変わり、より自然な雰囲気に近づけやすくなります。

とくに日本人女性の柔らかい印象を出したいときは、次の光の種類が使いやすいです。

a young Japanese woman, soft natural expression, East Asian features, golden hour sunlight from side, warm glow on skin, gentle shadows, outdoor setting, photorealistic --ar 9:16 --v 7

③–style rawパラメータの活用法

style raw は、Midjourneyが自動で加える“AIっぽさ”を抑え、より落ち着いた写実的な仕上がりに近づけたいときに便利なパラメータです。

人物写真のような自然な質感を目指す場合は、とても相性が良い指定です。

a Japanese woman, natural everyday look, East Asian features, casual clothing, simple background, realistic photography style, Fujifilm colors --ar 9:16 --v 7 --style raw

④肌の質感をリアルに表現する方法

肌の見え方は、人物のリアルさを大きく左右するポイントです。

Midjourneyでは、肌の質感を表すキーワードを少し追加するだけで、写真に近い細かな描写をコントロールしやすくなります。

a Japanese woman, close-up portrait, natural skin texture visible, subtle skin pores, soft even lighting, minimal retouching look, East Asian features, photorealistic detail --ar 9:16 --v 7

Midjourneyで日本人女性を生成する際の注意点

日本人女性を自然に生成するためには、プロンプトの指定だけでなく、モデルが学習している特徴や文化的背景への理解もとても大切です。

ここでは、実際にありがちな注意点や、意図しない表現を避けるために知っておくべきポイントをまとめました。

文化的ステレオタイプを避ける方法

Midjourneyで「Japanese」と指定すると、学習データの影響から、着物・桜・和風の背景・古民家など、日本文化を象徴する要素が自動的に追加されることがあります。

これは「日本＝伝統文化」と強く結びつけて学習されているためで、現代の日本人女性を作りたい場合には意図と大きくズレてしまうケースがよくあります。

そのため、現代的でナチュラルな日本人女性を表現したい場合は、下記のようなキーワードは避けるのがおすすめです。

現代的な日本人女性を生成したい場合は、以下のようなプロンプトを組み合わせると、自然でリアルな仕上がりに近づきます。

多様性への配慮

日本人女性と一口に言っても、年齢・髪型・ファッション・肌トーン・表情などは非常に多様です。

しかし、ひとつの特徴に固定されたまま生成を続けてしまうと、モデルに特定のイメージが強く反映され、仕上がりが単調になってしまいます。

特定のイメージに固定されないよう、シチュエーションやスタイルを変えて生成することで、より幅広い日本人像を表現できます。

次のような指定を組み合わせると、バリエーションが自然に広がり、多様性がより反映されやすくなります。

こうした“少しの広がり”が、固定化されたイメージから抜け出し、より多様で自然な日本人女性像を作るためのポイントになります。

著作権・商用利用の注意事項

Midjourneyで生成した画像は、有料プランに加入していれば商用利用が可能です。

画像の著作権はユーザー側に帰属するため、ECサイトやSNS、広告など幅広い用途で自由に活用できます。

ただし、Midjourney側はユーザーに著作権を譲渡すると同時に、非独占的ライセンス（Midjourneyも利用可能な権利）を保持しています。

そのため、「完全な独占利用」や「競合を一切排除したいケース」には不向きな場合があります。

さらに注意したい点として、実在人物に過度に似すぎた生成画像はトラブルの原因になることがあります。

肖像権やパブリシティ権に抵触する可能性があり、とくに商用利用ではリスクが大きくなります。

そのため、「特徴を強調しすぎない」、「名前や著名人風のキーワードを使わない」など、個人を特定できるレベルの再現は避けるのが安全です。

また、販売する場所（プラットフォーム）によってルールが異なる点にも注意が必要です。

まとめ

Midjourneyで日本人女性を自然に表現するには、顔立ち・肌・光・カメラ設定といった細かな要素を少しずつ調整していくことが大切です。

プロンプトにキーワードを足すだけでも雰囲気は大きく変わり、より“今の日本らしい自然な人物像”に近づけることができます。

今回紹介したポイントを組み合わせれば、写真のような落ち着いた質感から、やさしい表情のポートレートまで幅広く作れるようになります。

ぜひ実際にプロンプトを試しながら、理想の日本人女性像を作ってみてください！