AIで、ファンとアイドルの関係性に新たな展開が訪れるかもしれません。
STARTO ENTERTAINMENTのTravis Japanが、2024年7月20日から月額制サービス「Talk With Travis Japan」を開始すると発表しました。
このサービスは、AIを活用してファンとアイドルの疑似的な対話を可能にする画期的な試みですが、ファンからは概ね肯定的な声が多く見られます。
Talk With Travis Japanとは
「Talk With Travis Japan」は、月額1,100円(税込)で10回分のトークチケットが提供されるサービスです。
事前に収録されたTravis Japanメンバーの映像をAIが制御することで、ユーザーの質問に対してメンバーが疑似的に回答し、まるで実際に会話しているかのような体験を提供するサービスです。
- モデル本人の声、アバターを利用しているため、本人と実際に話しているかのような体験を得られる
- モデルに許諾を取っているため、意図しない発言をすることがない
このあたりが大きな特徴となっています。
実は、2023年12月20日にユニバーサルミュージックより発売されたTravis Japan「Road to A」の特典として、すでに一部提供されていました。
今回はサブスクとして導入されるということなので、ユーザーの反応がかなり良かったのでしょう。
Talk With Travis Japanを使ってみたユーザーの反応
ファンにとってはアイドルとの接点が増えるので、歓迎している方が多いようです。
実は、会話はある程度パターンがあるようで、中には会話の分岐表を作成して全パターンのトークを網羅しようとする熱心なファンも現れました。
今回、月額サービスとしてリリースされるということなので、パターン数もかなり多くなって登場するかもしれません。
アイドル×バーチャルサービスは昔からある
今回、AI×アイドルということでかなり新規性のある取り組みのように感じますが、実はアイドル×バーチャルについては昔から多くのサービスが存在します。
- V6の恋愛ソーシャルゲーム『ラブセン~V6とヒミツの恋~』
- NEWSの電話機能を含む恋愛ゲーム『NEWSに恋して』
- AKB48のプレステ向け恋愛シミュレーションゲーム「AKB1/48 アイドルと恋したら」
- 乃木坂のメンバーと学園恋愛が楽しめるアプリ「乃木恋〜坂道の下で、あの日僕は恋をした〜(通称:ノギコイ)」
などです。
ですので、AIという切り口は新しいですが、中身としては既存サービスの延長になってくるのかもしれません。
新たなエンタメの可能性
「Talk With Travis Japan」は、技術的には新しいものですが、アイドル×バーチャルサービスと考えると昔からあるモデルの一つです。
AIと話す、ということで賛否はありますが、多くのファンに受け入れられるのではないでしょうか?
今回Travis Japanが成功すれば、他のアイドルも追随して同じようなサービスを始める流れになるかもしれません。
今後もAI×エンタメのの分野は要チェックしていきましょう。