KDDIアジャイル開発センター株式会社は、社内のMicrosoft Teamsとanycommuプロダクトに生成AIを導入し、KDDI社員1万人が利用できる「KDDI AI-Chat for Teams」を開発しました。
このAIニュースのポイント
- 「KDDI AI-Chat for Teams」は、文章作成支援や調査を目的としたAIチャットサービスで、Microsoft Teams内で利用可能です。
- AIスクラムマスターとして機能するanycommuは、スクラムイベントでのふりかえりをサポートし、チームのコミュニケーションと思考の深化を促進します。
- 生成AIの導入により、セキュリティや開発ノウハウの獲得など、多くの知見が得られました。
KDDIアジャイル開発センター株式会社(以下KAG)は、「Microsoft Teams」と「anycommu」に生成AIを導入し、価値検証を実施しました。KAGは、生成AIの活用と関連知識の獲得に努める「KAG Generative AI Lab」を運営しています。
「KDDI AI-Chat for Teams」は、社員1万人を対象に、文章作成支援や調査を目的としたAIチャットサービスです。このサービスは、KDDI情報システム本部とKAG Generative AI Labが共同で開発し、Microsoft Teamsで利用可能になりました。
導入結果として、KAGはMicrosoft Azureの実装知見やセキュリティ関連の課題解決など、多くの知見を得ました。また、AIスクラムマスター導入後、anycommuの利用チーム数は最大約3倍まで増加しました。今後、より対外的なプロダクトへの実践的な導入を目指しているとのことです。
出典: PRTimes