Stable Diffusionの拡張機能『Loopback scaler』の使い方!簡単に高解像度化しよう

Stable Diffusion

Stable Diffusionを使って画像生成する際、画像が崩れてしまったり、思ったより綺麗な画像が作成できなかったことはありませんか?

そんな時に使えるのが、Stable Diffusionの拡張機能『Loopback scaler』です。

今回は『Loopback scaler』がどんな機能で、どうやって導入・使用するのかを丁寧に解説しますので、ぜひ参考にしてください!

※そもそもStable Diffusionをご存じない方は、以下の記事を参考にしてください。 (AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webuiを導入する方法が書かれています。)

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拡張機能「Loopback scaler」とは?

『Loopback scaler』とは、scaler“という単語から想像がつくかもしれませんが、画像を高画質化・アップスケールする機能です。

画像を高画質化・アップスケールする機能として、『Hires.fix』 や 『MultiDiffusion』 もありますが、それと並ぶクオリティで高画質な画像を生成し、生成速度も早いです。

※『Hires.fix』 や 『MultiDiffusion』を用いて画像を高画質化する方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

一方で、多くのVRAMを消費するデメリットもあるので、PCのスペックが低い方は注意が必要です。

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拡張機能「Loopback scaler」の導入方法

『Loopback scaler』の導入方法は、他の拡張機能を導入する場合と同様で、以下の手順の通りです。(GitHubを活用する方法)

手順1:“Extensions”→”Install from URL”タブを開き、「https://github.com/Elldreth/loopback_scaler」を入力し”Install“ボタンをクリック。

手順2:Stable Diffusion Web UIを再起動。(“Apply and restart UI“をクリック)

※より詳細に拡張機能の導入方法を知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。

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拡張機能「Loopback scaler」の使い方

まずは、アップスケールしたい元画像をimg2imgタブに挿入し、元画像を生成するのに使用したプロンプトを入力します。

その後、“Script”のタブにある『Loopback scaler』を選択し、Maximum Image Width“と“Maximum Image Heightに出力したい画像のサイズを入力し、画像を生成します。

他にも設定項目はありますが、初期設定のままでも特に問題ないです。

その他の設定項目

  • Loops:書き込みが物足りないときは、Loopsの数を初期値の4から増やす。
  • Add Detail:書き込むディテールの量を調整。Mediumがオススメ。
  • SharpnessBrightnessColorContrast:モデルによって最適値が異なる。ひとまず全て1で設定し、適宜調整する。

最後に「Loopback scalerを用いて生成した画像」を、「元画像」や「Hires.fixを用いて生成した画像」と比較してみましょう!

例1

Hires.fixLoopback scalerを用いると、元画像の顔の違和感が無くなっていますLoopback scalerを用いた場合は、髪型や服の色などが変化していますね!

例2

Hires.fixLoopback scalerを用いると、元画像の顔がより綺麗に出力されていますLoopback scalerを用いた場合は、髪飾りや服の色などが変化していますね!

例1と例2の結果から、Hires.fixを用いた場合は元画像に忠実に表現されやすくLoopback scalerを用いた場合は元画像から少しの変化を伴いやすいと言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は『Loopback scaler』について解説してきました。本記事のポイントをまとめると以下のようになります。

  • 『Loopback scaler』とは、画像を高画質化・アップスケールする機能
  • 多くのVRAMを消費するデメリットがあるので、PCのスペックが低い方は注意が必要
  • Hires.fix』を用いた場合と比較して、Loopback scaler』を用いた場合は元画像から少しの変化を伴いやすい

Stable Diffusionの拡張機能を使いこなして、画像生成を楽しんでいきましょう!

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