「パワポでプレゼン資料作らないとなのに、時間がない」「ChatGPTでスライドを作りたいけど、どの方法がいいのか分からない」そんなことを思ったことはありませんか。
実は、ChatGPTを使ったスライド作成方法について調べてみると、たくさん方法が出てきます。
この記事では、代表的な5つの方法について、「ChatGPTの活用法」というテーマでスライドを作ってもらいました。
ぜひこの記事を読んで、会社のプレゼン資料などを一瞬で作ってみてください!
※2024年5月13日に、ChatGPTの新しいLLM「GPT-4o(オムニ)」が登場しました!以下の記事で詳しい概要や使い方について解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
ChatGPTでスライドを作る方法は?
ChatGPTでスライドを作るには、多くの方法があります。
今回は、
- ChatGPTのGPTs(旧プラグイン)「Smart Slides」を使って作る方法
- ChatGPTの「Code Interpreter」を使う
- Chromeの拡張機能「GPT Workspace」を使う
- VBAマクロを用いる
- ChatGPTを使ったツール「SlidesGPT」を使う
の5つの方法について比較していきます。
条件を合わせるために、「ChatGPTについて」「ChatGPTの特徴」「ChatGPTの利用シーン」の3つについてスライドを作ってもらうことにしましょう!
ChatGPTのGPTs(旧プラグイン)「Smart Slides」でスライドを作る
GPTs(旧プラグイン)の一種である、Smart Slidesでスライドを作る方法です。
GPTsストアからSmart Slidesをインストールします。
Pluginsで下記のように命令しました。
出力されたスライドは以下の4枚です。
- GPTs(旧プラグイン)をインストールすればすぐ使える
- 回答生成速度が速い
ChatGPT Plus(20$/月)に入らないと使えない2024年5月現在ではアップデートにより、無料ユーザーでも利用できるようになりました!
GPT-4「Code Interpreter」でスライドを作る
Code Interpreterを利用してスライドを作る方法です。
Code Interpreterとは、画像やCSVファイル・音声データ等の読み込み、またPythonコードを生成し、そのまま実行できるツールです。
下記のように命令しました。
- ChatGPTについて
- ChatGPTの特徴
- ChatGPTの利用シーン
出力されたスライドは以下の3枚です。
- pdfなどから要約しながらスライドを作れる
- 発表原稿も同時に生成してくれる
- 回答を生成するのに時間がかかる
- 比率が設定しないと16:9にならない
- ChatGPT Plus(20$/月)に入らないと使えない
GPT Workspace(Googleスライド)でスライドを作る
GPT Workspaceを利用してスライドを作る方法です。
Google Workspace Marketplaceで、GPT Sheets Docs Slidesをインストールします。
次に、Googleスライドを開いて、拡張機能から「GPT for Docs™ Sheets™ Slides™」を開きます。
設定(右上の歯車)からSettingsへ行き、言語を日本語に変えます。
その後、GENERATE SLIDE DECKを押し、プロンプトに内容を書いて、Runをクリックします。
出力されたスライドは以下の3枚です。
- 無料で使える
- Googleスライドの編集画面から使える
- 画像を自動で挿入できる
- 回答生成速度が速い
- 内容が複雑になると弱い
VBAマクロでスライドを作る
vbaでスライドを作る方法です。
下記のように命令しました。
以下が、生成されたvbaの全体像です。
Sub CreateChatGPTPresentation()
Dim pptApp As Object
Dim pptPresentation As Object
Dim pptSlide As Object
Dim pptTextbox As Object
' PowerPointアプリケーションのインスタンスを作成
Set pptApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
pptApp.Visible = True
' 新しいプレゼンテーションを作成
Set pptPresentation = pptApp.Presentations.Add
' 1枚目のスライドを作成
Set pptSlide = pptPresentation.Slides.Add(1, 1) ' 1はタイトルスライドのレイアウトを示す
pptSlide.Shapes(1).TextFrame.TextRange.Text = "ChatGPTについて"
pptSlide.Shapes(2).TextFrame.TextRange.Text = "ChatGPTはOpenAIによって開発された先進的な言語モデルであり、テキストを生成したり、質問に答えたりする能力を持っています。"
' 2枚目のスライドを作成
Set pptSlide = pptPresentation.Slides.Add(2, 1)
pptSlide.Shapes(1).TextFrame.TextRange.Text = "ChatGPTの特徴"
pptSlide.Shapes(2).TextFrame.TextRange.Text = "・大量のテキストデータでトレーニングされています" & vbCrLf & "・質問応答、文章生成、コード書き込みなどの多岐にわたるタスクを実行できます" & vbCrLf & "・自然な会話をする能力を持っています"
' 3枚目のスライドを作成
Set pptSlide = pptPresentation.Slides.Add(3, 1)
pptSlide.Shapes(1).TextFrame.TextRange.Text = "ChatGPTの利用シーン"
pptSlide.Shapes(2).TextFrame.TextRange.Text = "・カスタマーサポートボットの構築" & vbCrLf & "・コンテンツ作成のサポート" & vbCrLf & "・教育分野でのアシスタントとしての利用" & vbCrLf & "・コーディングのヒント提供"
End Sub
生成されたvbaコードをコピーしたら、パワポを開き、表示からマクロを選択します。
vbaコードを張り付けます。その後、書式の下にある、緑色の矢印を押す。
スライドが生成されました。
出力されたスライドは以下の3枚です。
- 無料で使える
- 回答を生成するのに時間がかかる
- 自分でパワポを開いてマクロを張り付けないといけない
SlidesGPTでスライドを作る
SlidesGPTでスライドを作る方法です。
SlidesGPTのサイトに飛びます。スライドにしたい内容を書いて、Create deckをクリックします。
作業中の画面に移行したら、後は時間がたつのを待つだけです。
出力されたスライドは以下の4枚です。枠内の文言は、そのスライドに対して作られた、プレゼン原稿です。
このプレゼンテーションでは、ChatGPTについてご紹介します。ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語処理モデルで、ユーザーの入力に理解し応答することが目的です。ChatGPTは複数の言語に対応し、文脈に合わせた応答を生成する能力があります。
ChatGPTを選ぶべき理由は、その特徴にあります。ChatGPTは自然言語処理の進歩により、自然な対話を提供できます。また、様々なコンテキストで使用でき、カスタマイズも可能です。さらに、機械学習により、応答を改善していくことができます。
ChatGPTは様々な場面で活用することができます。例えば、カスタマーサービスの応対に使用することで、24時間対応のチャットボットを提供することができます。また、パーソナルアシスタントとしても利用でき、スケジュール管理や情報検索などのタスクをサポートします。さらに、複数の言語に対応しているため、言語翻訳のサポートとしても活用することができます。
まとめると、ChatGPTには多くの利点があります。ChatGPTを利用することで、効率性が向上し、顧客満足度が向上します。また、コスト削減の効果も期待できます。ただし、データへの依存性や潜在的なバイアスには注意が必要です。ChatGPTはユーザーデータを保護し、不正アクセスを防ぐセキュリティ対策があります。さらに、他のシステムやプラットフォームとも統合することができます。
- 完成度が高い
- 発表原稿も同時に生成してくれる
- 共有は無料でできる
- ダウンロードするには2.5$かかる
- 回答を生成するのに時間がかかる
【結論】ChatGPTスライドを作る場合どのやり方が良い?
以下は、簡単に5つのやり方を比較した表です。
SlidesGPTは、ダウンロード毎に2.5$が必要
比較した結果、用途別にうまく使い分けることが大事になりそうです。
- 完成度の高いスライドを速く作りたい
- 頻度が多い→Smart Slides
- 頻度が少ない→SlidesGPT
- すでに原稿や資料がある程度ある→Code Interpreter
- 簡単なスライドを無料で作りたい→GPT Workspace
VBAマクロは、あんまり使うことはなさそうです。
まとめ
この記事をまとめると、
- ChatGPTでスライドを作るには、①ChatGPTのGPTs(旧プラグイン)「Smart Slides」を使って作る方法、②ChatGPTの「Code Interpreter」を使う方法、③Chromeの拡張機能「GPT Workspace」を使う、④VBAマクロを用いる方法、⑤ChatGPTを使ったツール「SlidesGPT」を使う、の5つの方法がある。
- 完成度の高いスライドが作りたいならSmart Slides、SlidesGPTがオススメ。
- すでに原稿や資料がある程度ある場合はCode Interpreter、簡単なスライドが無料で作りたい場合はGPT Workspaceがオススメ
- それぞれの特徴から、用途によって使い分けることが大事
でした。
ChatGPTをうまく使って、プレゼン資料を爆速で作っちゃいましょう。
- ChatGPTで〇〇を効率化したい
- スライドを作るならどのAIツールがおすすめ?
- おすすめのGPTsが知りたい
同じ悩みを解決した人がいるかもしれません。ぜひ質問してみてください!