【無料サイトあり】画像を動かすAIサイト9選を徹底比較

キャラクターが動いたり、背景が揺れたりするイラストをSNSでよく見かけますよね。「すごいな」と思いつつも、作り方がわからずに自分では無理だと諦めていませんか。

手間ひまかけて描いた渾身のイラストが、SNSのタイムラインに埋もれてしまう…。「もっと多くの人に作品を見てほしい」と感じながらも、動画編集のような専門スキルを学ぶ時間はないと、もどかしい思いがある方も多いでしょう。

画像を動かすAIサイトを使えば、専門知識が不要で、あなたのイラストを手軽に魅力的なアニメーションにできます。

本記事では、最新情報に基づき、画像を動かすAIサイトを9つ紹介します。サイトを選ぶ時のポイントや注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を最後まで読めば、あなたの作風や目的にぴったりのツールが見つかり、今日から作品の幅が広がるはずです。

さらにAIを活用してみたい方は、SHIFT AIの無料セミナーで最新のAIスキルを学ぶのもおすすめですよ。

監修者プロフィール

森下浩志

日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

【厳選】画像を動かすAIサイトおすすめ5選

まずは、数あるAIサイトの中から特におすすめの5つを厳選して紹介します。各サイトの料金や商用利用の可否などを以下の表にまとめました。

①Sora

Soraは、ChatGPTを開発したOpenAIが手がける動画生成AIです。テキストや画像から最大20秒の高品質な動画を生成できます。

物理法則を理解したかのような、リアルで自然な映像表現が大きな特徴です。多くのクリエイターから注目を集めています。

Soraは以下の方におすすめです。

②Veo

Veoは、Googleが開発した動画生成AIです。最大の特徴は、映像と音声を同時に生成できる業界初の技術を搭載している点です。

最大8秒と時間は短いものの、4K品質に対応しています。精密なリップシンク機能や、環境音・BGMの自動生成により、音声付き動画を効率的に作成できます。

以下のような人におすすめです。

③Kling ai

Kling aiは、中国のKuaishou（快手）が開発した動画生成AIです。最大2分という長尺の動画を生成できる点が強みです。

高度な物理シミュレーション技術により、複雑な動きも滑らかに表現できます。無料プランから利用できるため、コストを抑えたい個人や小規模事業者にも適しています。

以下のような人におすすめです。

④Midjourney

Midjourneyは、高品質な画像生成AIとして非常に有名です。

動画生成機能も追加され、芸術性が高く、洗練された映像表現に特化しており、最大21秒の独創的なアニメーションを生成できます。既存の画像を活用して、作品に新たな魅力を加えたい場合に最適です。

以下のような方は利用を検討してみましょう。

⑤Runway

Runwayは、テキストや画像から高品質な動画を手軽に生成できるAIプラットフォームです。

特に最新モデルは、キャラクターや背景の一貫性を保ったまま自然な動きを再現できます。シーン分割やテンプレート機能など、映像制作をサポートする機能が充実している点も魅力です。

以下のような人におすすめです。

画像を動かすAIサイトその他のおすすめ4選

厳選した5選のほかにも、特徴的な機能を持つ優れたAIサイトは数多く存在します。ここでは、さらに4つのおすすめサイトを紹介します。

①Luma AI Dream Machine

Luma AI Dream Machineは、テキストや画像から最大10秒程度の高品質な動画を生成するサービスです。

比較的新しいツールで、独自のAIモデルによりリアルで一貫性のある映像表現を実現します。シンプルな操作画面で、初心者でも直感的に使えるのが魅力です。

以下のような人におすすめです。

②Pika .art

Pika .artは、最大10秒の高品質な動画を直感的に生成できるサービスです。

静止画をつないで滑らかなアニメーションを作成したり、動画内のオブジェクトを置き換えたり合成したりする機能を備えています。「溶ける」「爆発する」といった十数種類の特殊効果も適用でき、表現の幅を広げられます。

以下のような人におすすめです。

③LeiaPix Converter／Immersity AI

LeiaPix Converterは、2Dの静止画に奥行きと動きを与え、立体的な3Dアニメーションに変換できるウェブサービスです。AIが自動で変換するため、専門知識は不要です。

基本無料で利用でき、SNSで目を引くようなインパクトのある画像を作りたい場合に重宝します。Immersity AIでは、さらに高度な編集が可能です。

以下のような人におすすめです。

④D-ID Creative Reality™ Studio

D-IDは、1枚の静止画像からリアルなアバターが話す動画を生成できるプラットフォームです。

120以上の言語に対応した音声合成と自然なリップシンクが特徴で、まるで人物が本当に話しているかのような映像を作成できます。企業の研修動画やプレゼンテーションなど、ビジネスシーンでの活用にも適しています。

以下のような人におすすめです。

画像を動かすAIサイトは数多くありますが、これらを使いこなすにはAIに対する最低限の知識が必要です。AIの知識を効率的に学ぶにはSHIFT AIの無料セミナーをおすすめします。

画像を動かすAIサイトを最大限活用する3つのポイント

数多くのAIサイトの中から、自分にぴったりのツールを見つけるのは大変です。ここでは、サイト選びで失敗しないために、そしてAIサイトを最大限活用するための3つのポイントを解説します。

①商用利用は可能か確認する

クリエイターとして収益化を目指すなら、商用利用の可否は重要な確認項目です。多くのサイトでは、無料プランと有料プランで商用利用の範囲が異なります。

商用利用を考える際に確認すべき点は、以下のとおりです。

「商用利用可」とあっても、広告利用が制限されるなど、規約によって条件は様々です。

また、有料プランでのみ商用利用が許可されるケースが多いため、料金と合わせて必ず公式サイトの規約を確認しましょう。

②どんなアニメーションを作りたいか決める

AIサイトにはそれぞれ得意な表現があります。自分のイラストや写真のテイストに合ったツールを選ぶことで、作品の魅力を最大限に引き出せます。

アニメーションの種類を決める際は、以下の点を考慮しましょう。

リアルな表現が得意なツール、イラスト向けのかわいらしい表現が得意なツールなど、AIサイトにはそれぞれ特性があります。

自分の作りたいイメージとツールの作風が合っているか、操作は簡単か、求める品質を満たしているかなどを確認すると、最適なツールを選びやすくなります。

③無料・登録不要で手軽に試せるか確認する

本格的に利用する前に、まずは気軽に機能を試したいと考える方は多いでしょう。その場合は、無料で登録不要のサイトから試してみるのがおすすめです。

手軽さを確認する際は、以下の点に注目してください。

多くの無料サイトでは、生成回数や動画の長さに制限が設けられています。また、生成した動画にサイトのロゴが入るかどうかも重要な確認点です。

ストレスなく試せるよう、操作が直感的で分かりやすいサイトを選ぶと良いでしょう。

クリエイターが知っておくべき3つの注意点

画像を動かすAIサイトは非常に便利ですが、思わぬトラブルに巻き込まれないために注意すべき点もあります。ここでは、クリエイターが特に知っておくべき3つの注意点を解説します。

①生成物の著作権を理解する

AIと著作権の関係は、まだ法律が整備されていない（または「整備途上の」）段階です。基本的な考え方として、現在の日本の法律ではAIは著作者とは認められていません。

そのため、AIが完全に自動で生成したものに著作権は発生しないと解釈されるのが一般的です。しかし、人間が意図を持ってプロンプトを工夫するなど、創作的な寄与が認められれば著作権が発生する可能性が高まります。

サイトの利用規約で、生成されたコンテンツの所有権がユーザー側とサイト側のどちらにあるのかを必ず確認しましょう。

②商用利用の規約に目を通す

「商用利用OK」の表示だけを鵜呑みにせず、必ず公式サイトの利用規約を自分で確認する習慣をつけましょう。規約には、利用できる範囲や禁止事項が具体的に定められています。

特に注意すべき点は以下の通りです。

規約には、クレジット表記の方法、アダルトコンテンツや差別的表現への利用禁止など、具体的なルールが定められています。

生成した画像を素材として販売・配布できるかどうかも、収益化を目指す上では必ず確認すべき項目です。

③意図せぬ著作権侵害リスクを知る

AIは、既存の画像やイラストを含む膨大なデータを学習してコンテンツを生成します。そのため、学習データに含まれる他者の著作物と偶然似たものを生成してしまうリスクがゼロではありません。

特に、実在するキャラクターや特定のアーティストの作風を直接的に模倣させるような指示は、著作権侵害を指摘される可能性が高まります。

万が一のトラブルに備え、いつ、どのAIツールを使い、どのような指示で生成したのかを記録しておくと良いでしょう。AIの生成物に頼り切るのではなく、自身の創作性を加える工夫もリスク低減につながります。

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画像を動かすAIサイトの活用法は何となくわかったけれど、もっとAIを使いこなして創作の幅を広げたい、収入につなげたいと考えている方もいるでしょう。

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まとめ

今回の記事では、画像を動かすおすすめのAIサイトから、活用する際のポイント、そしてクリエイターとして知っておくべき注意点まで詳しく解説しました！

この記事の内容をまとめると次のようになります。

ぜひ、本記事で紹介したAIサイトを活用して、あなたの作品に新たな命を吹き込み、表現の幅を広げていってください。