ChatGPT英会話のやり方|プロンプト例と学習法を解説!

ChatGPT
監修者プロフィール
森下浩志
日本最大級のAI情報プラットフォーム「romptn ai」編集長。著書に「0からはじめるStable Diffusion」「0からはじめるStable Diffusion モデル・拡張機能集編」など、AmazonベストセラーのAI関連書籍を多数執筆。AIにおける情報の非対称性を解消するための社内研修や出張講義も行う。

生成AIの進化は速く、日々新しいAIツールが登場しています。「ツールが多すぎて、どれを使えばいいか、わからない」といった悩みもあるでしょう。

romptn aiが提携する「SHIFT AI」では、ChatGPTなどのAIツール活用法を紹介するセミナーを定期的に開催しています。

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【準備編】まずはここから!英会話練習のためにChatGPTに登録しよう!

「AIは難しそう」「英語学習はハードルが高い」と感じている方でも大丈夫。ChatGPTは、アプリを使えば数分で英会話を始められます。ここでは、登録〜音声設定まで、初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。実際の画面イメージを交えながら進めるので、迷わずスタートできます。

ステップ1:スマホアプリをダウンロードする

スマホで手軽に学習したい方は、ChatGPT公式アプリのダウンロードがおすすめです。iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playから入手可能です(公式HPからもダウンロード可)。アプリ版では音声入力が使いやすく、通知機能で毎日の学習を習慣化しやすいのが特長。

ダウンロード後は、メールアドレスとパスワードを入力して認証手続きを実施すればアカウント登録は完了です。特別な設定もなく、すぐに使い始められます。

ステップ2:音声会話機能を使えるように設定する

アプリのホーム画面右下にある「音声会話」のアイコンをタップすると、音声会話モードが起動します。初回のみ「マイクへのアクセス許可」が求められるので、指示に従って許可してください。

音声会話では、複数の声(キャラクター)から好みの声を選べる楽しさもあります。たとえば、フレンドリーな話し方のボイスや、落ち着いたトーンのボイスなど、自分に合った相手と英会話ができます。

【基本編】コピペでOK!シーン別・ChatGPT英会話で使えるプロンプト5選

ChatGPTを使った英会話練習では、具体的な指示がカギ。ここでは、コピペで使えるプロンプトを紹介します。今すぐ試せる内容なので、実践しながら会話力を伸ばしましょう。

プロンプト1:自己紹介や日常会話の練習をする

この短い指示で、ChatGPTが自己紹介や趣味・週末の話題を投げかけてくれます。
さらに、「中学生レベルの簡単な単語で話してください」と追加すれば、やさしい英語で返答してくれるので安心。

あなたは熟練した英会話の先生です。英会話初心者向けに、英会話の練習相手になってください。

#英会話練習の条件
-中学生レベルの簡単な単語を使用
-自己紹介や簡単な日常会話がメイン
-簡単な対話形式
-細かな文法間違いやスペルの間違いを指摘する

実際に上記のプロンプトで簡単な英語会話の練習をしてみました。間違った文法表現もきちんと指摘してくれています。

こちらの回答に合わせて会話を展開してくれるので、実際の会話にも活かしやすいです。

プロンプト2:ビジネスメールの添削を依頼する

納期調整やアポイント依頼など、実務メールを貼るだけで、下記のように修正案が得られます

  • より丁寧な表現にブラッシュアップ
  • ビジネスメールらしい語彙や構文提案

書く力も鍛えられるので、業務に直結する学習にも最適です。

以下の英文ビジネスメールを添削してください。取引先に送るメールです。より自然で丁寧な表現に修正をお願いします。

あなたの英語メール本文をここに貼り付け

実際に上記のプロンプトを用いて、英文法の間違いを含む英語のビジネスメールを添削してもらいました。

3枚目の画像では、修正前の表現と修正後の表現、そして間違えているポイントについて解説もしています。理由の解説があることで、少しずつビジネス英語の言い回しが身につけることができるでしょう。

プロンプト3:オンライン会議のロールプレイング

あなたは熟練したプロの英会話講師です。
あなたはクライアント役、私は営業担当です。製品紹介を想定した対話の練習相手になってください。

#英会話練習の条件
-実際のビジネスシーンを想定した自然な会話の流れにしてください
-商談をスムーズに進めるためのフレーズを必要に応じて教えてください
-専門用語やレベルの高い単語が必要な場合は注釈を入れてください
-価格交渉も想定してください

#紹介したい製品
ここに紹介したい製品について簡単に記載
(ただし具体的な会社名や機密情報などは入力しないこと)

上記のプロンプトを用いて、実際にChatGPTで商談の練習をしてみました。今回紹介したい製品は、「新しいクラウド型退勤管理システム」という設定にしています。製品名や社名、個人情報、機密情報などは含まないように注意しましょう。

細かいシチュエーションの設定はChatGPTが行いますが、具体的な設定をしたい場合はプロンプトに入力しましょう。文法間違いを指摘するだけでなく、ビジネスシーンにふさわしい表現を紹介してくれています。

英文が浮かばない場合には、例文を提案するなど優しくサポートしてくれます。

回答がずれてしまったり、意味の分からない回答になってしまっても、嫌な顔をされることはありません。わからない事は躊躇せずに何度でも質問することができるため、どんどん思いつくままに英文を作って英語脳を鍛えましょう。

プロンプト4:間違いを指摘させ、より自然な表現を学ぶ

文法ミスだけでなく、ネイティブらしい言い回しを複数提案させることも可能です。
能動的にフィードバックを求めるこの方法は、自己学習を効率化し、学ぶ意欲を持続させやすくなります。

あなたは熟練したプロの英会話講師です。英語での対話の練習相手になってください。

#英会話の内容
-(ここに話したいトピックを記入)

#英会話の指導方針
-不自然な点があれば、その都度指摘してください
-正しい表現と理由を説明してください
-教科書通りの表現よりもネイティブらしい自然な言い回しを重視してください

上記のプロンプトを使用して、趣味に関する対話の練習をしてみました。

プロンプト5:特定のテーマについてディスカッションする

あなたは熟練したプロの英会話講師です。
特定のテーマに関して、英語でディスカッションする練習相手になってください。

#ディスカッションのテーマ
-(ここにディスカッションしたいテーマを入力)について、あなたの意見を英語で教えてください。

#英語指導の方針
-専門的な用語やつまずきやすい英単語は日本語で注釈をつけてください
-私の理解度を確認するための質問をしてください 
-私が自分の意見を述べたら、その内容を精査し、不自然な表現や文法ミスがあれば指摘してください  
-曖昧な表現や不正確な専門用語を使っていたら、より適切な言い換えを提案してください 
-議論を深めるために、関連するフォローアップの質問も続けてください。

#私の英語レベル
-(ここに英語レベルを入力してください 例:英検◯級、TOEIC◯点、高校生レベル、中学生レベルなど)

上記のプロンプトを使用して、最新のAIニュースについてディスカッションをしてみました。

ディスカッションとなると、ある程度の英語力が必要になるようです。ChatGPT側で意見を述べた後に質問を投げかけてくれています。また、具体的にどのような内容を話せばいいかヒントも与えてくれるので、自身の意見を述べる際の切り口も掴みやすいでしょう。

また英語レベルをこちらで指定することで、英文の長さや使用する単語を調節していることがわかります。

以下の画像では、左側がTOEIC660点程度、右側が英検3級程度と指定したものの比較です。

自分のレベルや興味のあるトピックにカスタマイズしながら、英語の練習ができるため、実践に活かしやすいのではないでしょうか。

【実践編】発音も上達!ChatGPTの音声会話機能を使いこなす3つのコツ

ChatGPTの英会話は、テキストチャットだけではなく、音声会話モードを活用することで、発音・リスニング・スピーキングを同時に鍛えることができます。ここでは、音声会話の始め方と効果的な練習のコツを3つに分けて紹介します。スマホ1台で、より実践的な英会話トレーニングを始めましょう。

冒頭でも解説したように、ChatGPTチャット画面の右下にある音声会話ボタン(マイクマークの右側)をタップすることで、音声会話モードに切り替えることができます。

コツ1:ヘッドフォンを使い、クリアな音声で会話に集中する

音声の聞き取りとマイク入力の精度を上げるには、マイク付きイヤホンやヘッドフォンの使用がおすすめです。周囲の雑音を遮断できるため、AIがあなたの声を正確に認識しやすくなります。とはいえ、高価な機材は必要ありません。スマートフォン付属のマイク付きイヤホンで十分です。

音声がうまく認識されない場合は、以下の対処を試してください。

  • アプリを一度終了し再起動する
  • マイク設定が「オン」になっているか確認する
  • ネット環境を安定させる(Wi-Fi推奨)

コツ2:まずはゆっくり・はっきり。徐々にスピードを上げていく

まずは、「Hello!」からスタートでもいいですし、日本語で「英会話の練習相手になって」と伝えてもいいでしょう。

英語を話すとき、「流暢に話さなきゃ」と焦って早口になる方が多いですが、最初はゆっくり・はっきりが鉄則です。AIは一語一語の発音をしっかり捉えるため、スピードを落とすことで正しい発音が定着しやすくなります。

話す速度が速い、遅いなどはChatGPTに伝えることで対応してくれます。

コツ3:会話の録音・文字起こし機能を復習に活用する

ChatGPTの音声会話では、話した内容が自動でテキスト化されるため、復習にとても便利です。会話終了後にスクロールすれば、あなたとAIのやり取りがそのまま文字として表示されています。

この機能を使って、次のような復習サイクルをつくりましょう。

  • 自分の発音がどう認識されたかを確認(ネイティブにはどう聞こえたかのヒントに)
  • AIが使った自然な英語表現をメモ
  • 自分がうまく言えなかったフレーズを言い換えて再挑

ただ会話するだけでなく、「記録→分析→再チャレンジ」というループが、確かな上達へとつながります。

【リスニング強化編】音声読み上げ機能で「英語耳」を作る3つのトレーニング

ChatGPTの音声読み上げ機能を使えば、聞く力を効率的に鍛えることができます。ここでは、英語が「聞こえる」「理解できる」ようになるための3つのリスニングトレーニングを紹介します。どれもスマホ1台ででき、日々の英語習慣に取り入れやすい内容です。

スマートフォンの読み上げ機能を使う方法です。読み上げたい文章を選択し、長押しし「読み上げ」をタップすれば文章を読み上げてくれます。長押ししても「読み上げ」のボタンが表示されない場合は、読み上げコンテンツの設定を行なってください。

iPhoneの設定方法

「設定」→「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」

Androidの設定方法

「設定アプリ」→「ユーザー補助」→「選択して読み上げ」

トレーニング1:ディクテーションで「聞き取れない原因」を特定する

まずは、ChatGPTに以下のように頼んでみてください。

ディクテーションの練習用の簡単な例文を5つ作ってください。

#私の英語レベル
(ここに英語レベルを入力)

#練習したい英文のトピック
(ここにどんな内容に特化して欲しいか入力)

音声読み上げ機能で1文ずつ再生し、音だけを頼りに英文を書き取ってみましょう。その後、元のテキストと照らし合わせることで、「聞き取れなかった原因(」が明確になります。自分の弱点を可視化できる、効果的なリスニング訓練です。

トレーニング2:シャドーイングで「英語のリズム」を身体に染み込ませる

生成された文章を音声読み上げ機能で再生しながら、0.5秒ほど遅れてそっくり真似して発音します。これが「シャドーイング」です。

発音だけでなく、英語特有の抑揚・リズム・間の取り方を体で覚えるのにぴったり。文章の意味を理解した上で行うと、より効果的です。

ChatGPTにこんな指示を出してみましょう。

#(ここにトピックを入力)ついて、1分程度のスピーチ原稿を英語で書いてください。

#私の英語レベル
(ここにあなたの英語レベルを入力)

今回は趣味の旅行について、TOEIC660点レベルの単語を使用して原稿を作ってもらいました。

トレーニング3:多聴・多読で「英語を英語のまま理解する」回路を作る

好きなジャンル(ビジネス・映画・健康・子育てなど)について、ChatGPTに次のように依頼してみましょう。

#(ここに練習したいトピックを入力)についての英語記事を300ワードで書いてください。

その記事を音声読み上げしながらテキストを同時に目で追うことで、「英語を日本語に訳さずそのまま理解する」練習になります。

細かい意味が分からなくても問題ありません。止まらずに、とにかく「最後まで聞き通す」習慣が、リスニング力を根本から鍛えてくれます。

【応用編】学習効果を最大化するChatGPT英会話の3つの工夫

基本が身に付いてきたら、以下の工夫で学習をさらに加速させましょう。効果的な習慣と応用力強化が、継続とレベルアップの鍵となります。

工夫1:具体的な学習目標とスケジュールを設定する

目標設定は「1ヶ月後に会議で3分間の製品説明ができるようになる」などSMARTゴールが効果的です。

SMARTゴールとは

目標を「具体的(Specific)」「測定可能(Measurable)」「達成可能(Achievable)」「関連性がある(Relevant)」「期限がある(Time-bound)」という5つの条件で設定する方法です。

学習スケジュールは「平日夜10時〜10時15分」など、生活に組み込むと継続しやすくなります。達成した内容を簡単に記録し、進捗を可視化することで「できた!」という実感がモチベーションに直結します。

工夫2:自分の業務内容に特化したプロンプトを作成する

ご自身の業務内容に合わせて、専門用語や社内資料内容をChatGPTに示してみましょう。

例えば、「私は海外営業アシスタントです。過去に納期調整で困った時の状況を再現してください。」など具体的な内容をプロンプトに組み入れることで、実際の困りごとをロールプレイ形式で練習できます。汎用練習から、自分だけの課題解決型レッスンへ一歩進む活用法です。

ただし、機密情報や個人名などの情報は入力しないように注意してください。

工夫3:他の学習アプリやニュース記事と組み合わせて使う

単語アプリで覚えた新語は、すぐにChatGPTの会話で使って復習しましょう。

また、BBC Learning Englishなどの英語記事を題材にディスカッションすると、学んだことをアウトプットに活かせます。ChatGPTを学習のハブにし、複数ツールとの連携で相乗効果を生み出しましょう。

ChatGPTが英会話学習の最強パートナーである3つの理由

英語学習における3つの障壁「時間・お金・メンタル」のすべてを、ChatGPTは解決してくれます。ChatGPTは英会話学習の最強のパートナーと言えるでしょう。その理由について簡単に解説します。

理由1:24時間365日、いつでも相手になってくれる

英会話スクールとは違い、予約不要。深夜・早朝・通勤中の5分間など自分のタイミングで学べます。気分や体調に合わせて、練習時間を自由に調整可能です。

今日は疲れたから短めに」「週末だからじっくり」など、気分や体調に合わせて練習量を自由に調整できるので、無理なく続けやすいです。

理由2:費用は完全無料!コストを気にせず練習し放題

月額数千~数万円のオンライン英会話と違い、無料プランで十分な機能が利用可能。費用を気にせず、純粋に学習に没頭できます。

ChatGPTの無料プランで、ChatGPT-4oが使用できるため、本記事で掲載した画像と同等の回答を得ることができます。無料でここまでのクオリティの学習ができるため、コストを気にせず気軽に始めやすいでしょう。

理由3:心理的なプレッシャーなく、何度でも失敗できる

AI相手なので、初歩的な質問や繰り返し練習も恥ずかしくないこともかなり大きなメリットではないでしょうか。

特に日本人は完璧な文章で話そうとしたり、失敗するのが恥ずかしい、何度も同じことを聞くのは相手に申し訳ないといった気持ちを抱きやすいです。

失敗を恐れず反復できる環境は、日本人には特に向いている練習環境といえるでしょう。

ChatGPT英会話に関するよくある質問(Q&A)

・読者が抱くであろう疑問や不安に先回りして回答することで、安心して学習を始められるようにする。(その他のサジェストワード消化用見出し)

Q. 本当に全部無料で使えるの?有料プランとの違いは?

無料でもGPT‑4o音声機能やテキスト応答が使用可能です。Plusでは常時高度なVoice Mode、使用制限の緩和などが得られます。練習中に使用制限にかかってしまう場合で、もっとたくさん練習したい人は有料プランを検討するといいでしょう。

Q. 発音や文法の間違いは、どれくらい正確に指摘してくれる?

「bored/boring」「interesting/interested」といった誤用は正確に指摘。発音については明らかな誤りは認識しますが、ネイティブ講師の細やかなイントネーション指導は専門外です。

Q. 会話の履歴は他の人に見られない?セキュリティは大丈夫?

チャット履歴は非公開設定可能です。企業や個人を特定されうる情報、機密情報は入力しないようご注意ください。

まとめ

  • ChatGPTは登録・利用が無料
  • 音声会話や添削まで幅広く対応できる万能な学習相手
  • プロンプト次第で日常会話からビジネス英語まで実践練習が可能
  • 音声会話や読み上げ機能がリスニング・発音・表現力に便利
  • 学習の習慣化や自分専用のプロンプト設計で効率的に学習できる

ChatGPTは、忙しい社会人にとって最強の英会話パートナーです。まずは今日から5分、話しかけてみませんか?

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