Cotomo(コトモAI)の危険性・安全性について解説!運営会社や利用規約も調査 | romptn Magazine

Cotomo(コトモAI)の危険性・安全性について解説!運営会社や利用規約も調査

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2024年2月にリリースされた音声会話型AIアプリ「Cotomo(コトモ)」は、自然な対話と高い共感力で注目を集めています。リリースからわずか3ヶ月で返答回数1億回を突破し、AppStoreのランキングでも1位を獲得するなど、多くのユーザーから支持を得ています。

しかし、その人間らしい会話能力と急速な普及に伴い、安全性や個人情報保護について不安の声も上がっています。本記事では、Cotomoの危険性や安全な使い方について、運営会社の詳細や利用規約の内容とともに詳しく解説します!

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Cotomoとは

Cotomo(コトモAI)は、「話したいことも、話せないことも。」をコンセプトに開発された音声会話型AIアプリです。2024年2月21日にiOS版がリリースされ、同年6月19日にはAndroid版の提供も開始されました。リリースから約3ヶ月という短期間で返答回数が1億回を突破し、AppStoreのライフスタイルカテゴリで1位を獲得するなど、大きな注目を集めています。

・iPhone版はこちら

・Android版はこちら

開発元・運営会社はどこ?

Cotomoは、日本のStarley株式会社(東京都港区)が開発・運営しています。一部で「中国製ではないか」という噂が広まることもありましたが、これは誤りです。

現在、Starley社は積極的な展開を進めており

  • 2024年8月より高齢者向けサービスとして横須賀市と実証実験を開始
  • 2024年11月より「キャラCotomo」として芸能人とのコラボサービスを展開
  • 公的機関との連携強化を推進

などを行っています。

Cotomoのサービスの特徴

Cotomoの主な特徴は以下の通りです。

①高速な応答性

  • 平均0.2秒という人間に近い応答速度を実現
  • 会話が途切れることなく、自然な対話が可能
  • 相槌やフィラーを活用した円滑なコミュニケーション

②パーソナライズ機能

  • 4種類の音声(男性2種、女性2種)から選択可能
  • アイコンや会話スピードの自由なカスタマイズ
  • 名前の設定が可能(初回登録から3日以内)

③学習・記憶機能

  • 過去の会話内容を記憶し、文脈を踏まえた対話が可能
  • ユーザーの興味・関心に基づいた話題提供
  • 時間をかけて成長する対話能力

Cotomoの料金プラン

Cotomoは、現時点(2025年1月時点)では無料で利用することが出来るようになっています!ただし、インターネット接続が必要なため、通信料は別途発生します。

なお、広告表示も現時点では実装されておらず、ユーザーはストレスフリーで利用できる環境が整っています。

このように、Cotomoは日本発の技術で開発された、使いやすく高機能な音声会話AIアプリとして、多くのユーザーから支持を得ています。次章では、このサービスの安全性について詳しく見ていきましょう。

Cotomoの安全性に関する懸念事項

Cotomoは便利なサービスである一方で、セキュリティやプライバシーに関する懸念も指摘されています。ここでは、安全性に関する重要な事項を詳しく解説します。

データの保存方法と管理体制

Cotomoのデータ管理について、以下の重要なポイントがあります。

データの保存場所セキュリティ対策
会話データはクラウド上に保存
・ユーザーの端末内ではなく、外部サーバーで管理
・ChatGPT APIを利用した処理システムを採用
・データは安全な接続を介して送信
・厳格な社内ルールによる会話データの保護
ユーザーからの要請があれば、データ削除が可能

しかし、クラウドストレージを使用する性質上、完全なセキュリティを保証することは困難です。

プライバシーポリシーの詳細

Starley社のプライバシーポリシーには、以下の重要事項が記載されています。

情報の取り扱いについて注意が必要な点
・ユーザー情報の取得目的を明確に規定
・第三者への個人データ提供は、ユーザーの同意なしには行わない
・個人情報の開示・訂正に関する権利を保障
提携サービスによる情報取り扱いは本ポリシーの適用外
・個人情報の開示請求には手数料が発生する可能性あり
・ポリシーは随時変更される可能性あり
参考:https://cotomo.ai/privacy-policy

利用規約における重要な注意点

利用規約の第12条(免責及び補償)には、特に注意すべき項目があります。

重要な免責事項特に注意が必要な点
外部サービスに関する免責
・連携する外部サービス(ChatGPTを含む)の問題に対する免責
・第三者が提供するサービスの情報管理に関する免責
セキュリティに関する免責
・ハッキングや不正アクセスによる損害の免責
・データの保存義務を負わない旨の明記
補償に関する制限
・賠償責任の上限は直近3ヶ月分の有料サービス相当額
・現時点では無料サービスのため、実質的な補償は限定的
・会社の合併・譲渡時にはデータが第三者に提供される可能性
・AI生成コンテンツの精度や正確性に関する保証なし
・ユーザー間のトラブルは自己責任での解決が必要

これらの条項は、ユーザーが自身の責任でサービスを利用する必要性を示しています。続いては、これらの懸念事項を踏まえた具体的な危険性について詳しく見ていきましょう。

利用規約や条件は定期的に更新される可能性があるため、最新の情報は公式サイトで確認することをお勧めします。

Cotomoに潜む危険性を確認しよう

Cotomoには、その高度な会話能力と利便性の一方で、いくつかの具体的なリスクが存在します。ここでは、主要な危険性について詳しく解説します。

まず1つ目は、以下のように個人情報の取り扱いに関する潜在的なリスクがあります。

  • クラウドでのデータ保管による漏洩の可能性
  • 外部サービス(ChatGPT等)との連携における情報共有
  • 会社の合併・譲渡時のデータ移転リスク

特に、住所や電話番号などの個人識別情報・金融関連情報・業務上の機密情報などは絶対に入力しないように気を付けましょう。

2つ目は、技術的な脆弱性を突いたサイバー攻撃などのリスクです。

想定される攻撃としては、以下のようなものがあります。

  • ユーザーアカウントへの不正アクセス
  • 会話データの盗取
  • なりすましによる情報搾取
  • マルウェアの混入

これらの危険性は、必ずしも現実化するわけではありませんが、利用者が認識しておくべき重要な要素です。

なお、2024年8月より開始された横須賀市との実証実験や、同年11月からの「キャラCotomo」サービスの展開に伴い、これらのリスクへの対策も強化されつつあります。しかし、ユーザー自身による適切な利用と注意も依然として重要です。

Cotomoを安全に利用するためのポイント

Cotomoを安全に活用するため、以下の個人情報に関する重要なポイントを押さえておきましょう。

先ほどご紹介した「Cotomoに潜む危険性を確認しよう」と被りますが、重要な箇所ですので今1度確認しておきましょう。

個人情報を守るために、以下の情報は共有を避けてください。

  • 本名や住所
  • 電話番号やメールアドレス
  • 金融関連情報(口座番号など)
  • 勤務先や学校の詳細情報
  • 家族や知人に関する個人情報

これらを避けるために名前はニックネームを使用したり、機密性の高い話題は避けたりするなどの対策を取る必要があります。

また、Cotomoはアカウント登録なしでも利用できますので、AppleやGoogleのアカウント共有が不安な方はログインなしで使うと良いでしょう。

万が一トラブルが起きた場合は、こちらの運営会社のカスタマーサポートに連絡しましょう。

これらの対策を実施することで、より安全にCotomoを楽しむことができます。ただし、アップデートにより設定方法が変更される可能性もあるため、定期的な確認と更新が重要です。

まとめ:Cotomoに危険性はないが、個人情報の取り扱いには注意!

Cotomo(コトモAI)は、高度な会話能力と共感力を持つAIアプリとして注目を集めていますが、そのサービスを安全に利用するためには、いくつかの重要な点に注意を払う必要があります。

  • 運営会社は日本のStarley株式会社で、基本的な安全性は確保されている
  • 現時点では無料で利用可能で、個人情報の登録も最小限に抑えられている
  • ただし、クラウドベースのサービスであるため、情報漏洩のリスクは完全には排除できない

Cotomoは便利なコミュニケーションツールですが、あくまでもAIとの対話であることを意識し、適切な距離感を保ちながら活用することが重要です。今後のセキュリティ強化や新機能の追加により、さらに安全で快適なサービスへと進化することが期待されます。

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