ChatGPT『Advanced data analysis』とは?使い方・活用例を解説 | romptn Magazine

ChatGPT『Advanced data analysis』とは?使い方・活用例を解説

ChatGPT

ChatGPTの設定画面で、「Advanced data analysis」という項目を見たことはありますか?

この機能は2024年現在、課金しているユーザー限定のものですが、ONにするとPDF・ExcelといったファイルからPythonのスクリプトまで直接読み込み・作成ができるようになります。

ChatGPTの活用の幅を広げるGPT-4の目玉機能の一つで、「Code Interpreter」とも呼ばれます。

今回は、そんなAdvanced data analysisの使い方と活用例について解説していきます!

※2024年5月13日に、ChatGPTの新しいLLM「GPT-4o(オムニ)」が登場しました!以下の記事で詳しい概要や使い方について解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

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Advanced data analysisとは

Advanced data analysisとは、ChatGPTの公式GPTs(旧プラグイン)の一つです。

2024年5月現在は、ChatGPTのプラグイン機能は廃止され、「GPTs」という名前に変更されています。

そして5月にアップデートされたことにより、GPTsは無料ユーザーでも利用できるようになっています!

ファイルの解析から作成までこなせてしまう対応力で注目を集めています。

Code Interpreterは同じものを指す

このAdvanced data analysisという機能は、以前は「Code Interpreter」という名称で呼ばれていました。

基本的にこの二つは同じものを指しており、2023年8月21日にCode InterpreterからAdvanced data analysisへと改名があったようですが、最近またCode Interpreterと呼ばれる場面があったということです。

どちらにせよ、ONにするとファイルの解析や作成ができるという機能は変わりません!

Advanced data analysisを有効化する方法

2024年5月現在、Advanced data analysisを使用するには、ChatGPT PlusまたはEnterprise版へのサブスクリプションが必要です。(無料ユーザーでも利用できるようになっています!)

そして、今現在では下記設定をしなくともデフォルト機能として備わっています!

Advanced data analysisは公式GPTs(旧プラグイン)のため、設定画面から有効化することで使用可能になります。

まず、左下のユーザー名が表示されている部分をクリックし、そこから「Settings & Beta」を選択します。

すると、「Beta features」の項目に、「Advanced data analysis」があるので、オンに切り替えるorオンになっていることを確認しましょう。

これで、GTP-4の通常のチャットでAdvanced data analysis(Code Interpreter)が使えるようになります。

以前は専用のチャットタブがありましたが、現在では通常のGTP-4のチャットを使えば大丈夫です。

プロンプト入力欄の左にファイル添付ボタンがあるので、そちらから解析してほしいファイルがある場合はアップロードしましょう。

ドラッグ&ドロップでもアップロード可能です。

次のように入力欄に選択したファイルが表示されていれば成功です!

使えない・表示されない場合 無料で使える?

2024年5月時点で、Advanced data analysisを無料で利用することは不可能です。(可能です!)

また、Advanced data analysisを使ってアップロードできるファイルは、次の拡張子のファイルとなっています。

  • テキストファイル(.txt)
  • 画像ファイル(.jpeg, .jpg, .png, .gif等)
  • 動画ファイル(.mp4, .avi, .mov 等)
  • CSVファイル(.csv)
  • Excelファイル(.xls, .xlsx)
  • PDF ファイル(.pdf)
  • ZIPファイル(.zip)
  • Pythonスクリプト(.py)
  • Jupyterノートブック(.ipynb)
  • GIFファイル(.gif)

これ以外の拡張子の形式では、表示されないため適宜変換を行いましょう。

Advanced data analysisの使い方4選

ここからは、Advanced data analysisの具体的な使い方についてご紹介していきます!

Advanced data analysisの使い方①:PDFの読み込み・要約

Advanced data analysisを使えば、わざわざコピペをしなくても、とても長い文章であっても、PDFから直接文章を要約してもらうことができます。

違う言語の文献などを翻訳しながらまとめることも可能です。

今回は英語で書いたエッセイを要約してもらい、アドバイスまでしてもらいました。様々な場面での活用ができそうです。

Advanced data analysisの使い方②:Pythonのプログラムコード作成・実行

Advanced data analysisを使えば、自然言語からプログラムコードの作成が可能なだけでなく、Pythonでの実行結果まで見ることができます。

今回は簡単なじゃんけんのプログラムコードで試してみました。

このプログラムではユーザーの入力も必要になるのですが、あえて実行結果を尋ねてみました。

すると、ユーザーが選択し得る三通りの選択を全て試してくれていました。

Advanced data analysisの使い方③:Excelデータの作成

Advanced data analysisでは、ファイルの読み込みだけでなく、ファイルの出力・作成までできてしまいます。

今回は、世界幸福度の高い国ランキングを作成してもらい、さらにそれを元にExcelで表を作ってもらいました。

今回はランキング作成の際に参照した文献が英語だったため、表も英語になってしまいましたが、元のデータが日本語のものの場合、日本語で作成されるようです。

こちらも作業効率化にもってこいの機能ですね。

Advanced data analysisの使い方④:データの解析・グラフ化

先程生成されたExcelを元に、今度はグラフの画像を生成してもらいました。

今回は棒グラフと円グラフを生成しましたが、他にもヒストグラムや折れ線グラフなど、様々な種類のグラフが生成可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はChatGPT Advanced data analysisの使い方について解説してきました!

ポイントをまとめると次のようになります。

  • Advanced data analysisを使うと、ファイルのアップロードが可能になる
  • ファイルの分析・作成のほか、プログラムコードの作成・実行も可能
  • Code InterpreterとAdvanced data analysisは同じものを指す
  • 現時点では無料プランでは使えない、Advanced data analysisの設定も表示されない

ぜひChatGPTの最新機能を様々な場面で活かしてみてください!

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