総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社が、製造・物流の現場におけるAI・IoT活用実態に関する調査を実施し、その結果を公表しました。
このAIニュースのポイント:
- 製造・物流の現場でのAI・IoTの活用に関して、47.8%の企業が「活用できていない」と回答しています。
- AI・IoT活用における主な課題として、「専門人材を持った人材・社内ノウハウの不足」や「対応できる人材の工数不足」が挙げられています。
- AI・IoTを活用している企業の中で、39.6%が既存社員のリスキリングを通じてAI・IoT活用の人材を育成・確保しているとの結果が出ています。
本調査では、製造・物流の現場関連業務に携わる方を対象に、AI・IoTの活用状況や課題、人材確保の施策などについて調査が行われました。具体的には、製造または物流の現場でAI・IoTを活用している度合いに関する質問では、47.8%が「あまり活用できていない」「全く活用できていない」と回答。一方で、「十分活用できている」「ある程度活用できている」と感じている企業は合計で15.9%でした。
また、AI・IoTを活用している企業において、活用に関する課題を尋ねた結果、「専門人材を持った人材・社内ノウハウの不足」や「対応できる人材の工数不足」が上位の回答として挙がりました。さらに、AI・IoT活用を担う人材確保のための施策についての質問では、39.6%の企業が「既存社員に対するAI・IoT活用の育成・教育訓練（リスキル）」を実施していると回答しています。この調査結果は、製造・物流業界におけるAI・IoTの現状と今後の方向性を示す貴重なデータとなっています。
出典: PRTimes
