ChatGPTを使っていて「画面がスクロールできなくなる」という不具合に直面したことはありませんか?
- 回答の全文が表示されず、途中で止まってしまう
- 下部にあるはずのメッセージや履歴が一切見えない
- スマホやPCの操作を変えても改善しない
こうした現象が起こると、作業の中断を余儀なくされたり、大切なやりとりを見逃してしまう原因にもなりかねません。
本記事では、こうした「スクロールできない」問題について、よくある原因とその対処法をまとめました。
- まずは下記の簡単な対処法を試してみる
①ブラウザのタブを閉じる
②シークレットモードで試す
③OSのバージョンを最新に更新する - それでも改善されない場合
①キャッシュとCookieの削除する
②拡張機能をオフにする
③Wi-Fiの再接続を試す - 何をしても解決されない場合
①SNSで他に同じ状況の人がいないか調べてみる
②OpenAIのサポートへ問い合わせをする - 開発者ツールでCSSを修正する方法は一時的な対処にしかならない
スクロールできないときにまず試すべき簡単な3つの対処法
ほとんどの場合はブラウザやアプリの一時的な不具合です。
まずはここで紹介する①タブを閉じて再起動、②シークレットモード、③OS/ブラウザ更新の3手順を上から順番に試してください!
1. ブラウザのタブを一度すべて閉じて再起動する
ChatGPTが正常に表示されない原因のひとつに、ブラウザに一時的な不具合や負荷がかかっているケースがあります。
特に複数タブを開いて長時間作業していると、メモリ使用量が増え、ページの描画がうまくいかないことがあります。
まずは一度、すべてのタブを閉じ、ブラウザ・アプリを再起動してからChatGPTにアクセスしてみてください。
2. シークレットモードでChatGPTにアクセスする
ChromeやSafariなどのブラウザには、「シークレットモード」「プライベートブラウズ」と呼ばれる機能があります。
このモードでは、拡張機能(広告ブロッカーや翻訳ツールなど)が自動的に無効化されるため、それらの機能がChatGPTの表示を邪魔しているかどうかを確認するのに最適です。
シークレットモードでChatGPTにアクセスし、問題が解消するかどうかを確認してみてください!
もし解決する場合は、通常モードでの拡張機能が原因である可能性が高いので、いくつか拡張機能をOFFにしてみてください。
3. OSとブラウザを最新バージョンに更新する
ChatGPTは日々アップデートされており、最新のブラウザやOS環境に最適化されています。
そのため、古いバージョンのSafariやChrome、あるいはiOSやAndroidを使用していると、表示が崩れたり、正常にスクロールできなくなることがあります。
お使いのデバイスの「設定」や「ヘルプ」から、ブラウザとOSのバージョンを確認し、可能であれば最新版にアップデートしましょう。これにより、互換性の問題が解消されるケースも多いです。
対処法① キャッシュとCookieの削除
キャッシュの破損(古い情報が残っている)により、ブラウザが古いCSSやJavaScriptの情報を保持してしまい、最新の画面が正しく表示されないことがあります。
これが原因で、表示レイアウトが崩れたり、スクロールができなくなるなどの不具合が発生する場合があります。こうした問題は、どのブラウザでも起こりうる一般的な現象です。
対策としては、ブラウザの「キャッシュとCookieの削除」を実行することで改善が期待できます(※一部のサイトでは再ログインが必要になる場合があります)。
ブラウザキャッシュのクリア (Safariの場合)
- Safariを開き、メニューバーの「Safari」をクリックし、「環境設定」を選択します。
- 「詳細」タブをクリックし、「メニューバーに開発メニューを表示」もしくは「Webデベロッパ用の機能を表示」にチェックを入れます。
- メニューバーに追加された「開発」をクリックし、「キャッシュを空にする」を選択します。

Safariヘルプセンターはこちら
ブラウザキャッシュのクリア (Chromeの場合)
- Chromeを開き、画面右上の「︙」をクリックし、「その他のツール」>「閲覧履歴を消去」を選択します。
- 「期間」で「全期間」を選択し、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて、「データを削除」をクリックします。

Chromeのヘルプセンターはこちら
対処法② 拡張機能をオフにする
広告ブロッカーや翻訳ツール、UI改善系などの拡張機能が、ChatGPTの動作に干渉することがあります。特にChromeやEdgeでは、この影響が多く報告されています。
一時的に拡張機能をオフにすると、不具合の改善につながるケースも少なくありません。
また、シークレットモードでは拡張機能が無効になるため、通常モードとの挙動を比較することで原因を特定しやすくなります。
拡張機能オフの方法(Safariの場合)
- Safariを開き、画面左上の「Safari」メニューから「設定」を選択します。
- 「機能拡張」タブをクリックします。
- 無効にしたい機能拡張を選択し、「有効にする」のチェックを外すことでオフにできます。

拡張機能オフの方法(Chromeの場合)
- Chromeを開き、右上の三点リーダー(︙)をクリックします。
- 「拡張機能」にカーソルを合わせ、「拡張機能を管理」を選択します。
- 無効にしたい拡張機能の右側にある削除ボタンを押します。
拡張機能を管理を押下した後の画面

対処法③ Wi-Fiの再接続、モバイル回線の切り替え
モバイル通信や不安定なWi-Fi環境では、ページ全体が正しく読み込まれず、特に下部が表示されないといった不具合が起きやすくなります。
そのような場合は、Wi-Fiの再接続やモバイル回線への切り替えを行い、通信環境の良い場所で利用するのがおすすめです。
対処法④ OSやブラウザのアップデート
ChatGPTは、最新のブラウザやOSに最適化されているため、古いSafariやiOSでは表示エラーやレイアウトの乱れが発生することがあります。特に、OSやブラウザのバージョンが古い場合は、正常に動作しない原因となることもあります。
不具合が続く場合は、以下の2点を確認してみましょう
- 使用中のブラウザ(Chrome/Safariなど)が最新バージョンかどうか
- iPhone/iPad/Android端末のOSが最新の状態かどうか
アップデートを行うことで、多くの問題が解消されるケースも多くあります。
スマホ(iPhone / Android)の場合でも、アプリやOSのバージョンによっては同様の不具合が発生することがあるため、アップデートを試してみましょう。
対処法⑤ CSSの一部を変更
まれに、CSSの overflow: hidden;
が誤って適用され、スクロールすべき領域が非表示になってしまうケースがあります。UIの一部が隠れてしまうため、バグのように見える一時的な表示不具合です。
このような場合は、以下の手順でCSSを確認・一時的に修正してみてください。
- ChatGPTを開いた状態で、右クリック(トラックパッドの場合は指2本クリック)し、「検証」を選択
- 画面右側に表示されるコードビュー内で
Command + F
(Windowsの場合はCtrl + F
)を押し、overflow
と入力して検索 overflow: hidden;
と表示されている箇所を見つけたら、hidden
をauto
に書き換えてみてください
下記は、Reddit(レディット)というアメリカ発の掲示板型SNSで、ユーザーがあらゆる話題について投稿・議論・投票できる多言語対応の情報共有プラットフォームです。
以下のようにChatGPTのスクロールについて質問がされており上記の手法で解決できたという投稿が多数見られました。


※注意:この方法は一時的な表示変更のため、ページ更新で元に戻ることがあります。
どうしても直らない場合にやるべきこと
OpenAIのサポートへ問い合わせをするのが良いです。
下記の画面の右下をクリックすると、

ポップアップが表示され、Operatorに問い合わせることができます。

ご紹介した方法でも解決しない場合は、ぜひ活用してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スクロールができない問題をキャッシュのクリアやOSのアップデート、CSSの変更などすぐに活用できる具体的な方法をご紹介いたしました。
この記事で紹介した内容をまとめると次のようになります。
- まずは、シークレットモードの利用で拡張機能をオフ / ブラウザのタブを閉じる / OSのバージョンを最新化を実施してみる
- 上記で解決しない場合はCSSの変更を実施
- それでも解決しない場合はOpenAIサポートに相談
ぜひChatGPTを快適に使ってみてください!
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