小池知事の切り札「AIゆりこ」とは?作り方や税金問題など徹底解説 | romptn Magazine

小池知事の切り札「AIゆりこ」とは?作り方や税金問題など徹底解説

AIツール

AIゆりこは、2024年6月13日に東京都知事選に立候補している小池百合子さんのX(旧Twitter)で公開されてから、話題を集め続けています。

このAIゆりこはどういった経緯で開発され、どのような影響・反響を及ぼしているのでしょうか?この記事では、その点を踏まえながら「AIゆりこ」について徹底解説していきます!

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AIゆりことは?開発経緯や特徴を解説

小池百合子都知事が、東京都知事選でAIを活用したいというアイデアを形にしたのが「AIゆりこ」です。小池さんのトレードマークである緑のジャケット姿をしており、本物と見間違うぐらいそっくりな容姿をしています。

AIゆりこは、YouTubeやSNSなどで小池都知事のマニフェストや実績をアピールするために使用されていて、なんと1日で約700万ものアクセスを達成したそうです!

2024年7月7日の選挙終了までAIゆりこの動画は更新されていくと言います。

AIゆりこの仕組みと作り方

AIゆりこをご存じの方は、みなさんどうやって作られているのか気になっていると思います。

ここからは、AIゆりこの作り方を予想ではありますが解説していきます!

AIゆりこは「HeyGen」で作られている可能性が高い!

先ほどご紹介したこちらの動画で使われているAIアバターですが、おそらく「HeyGen」というAIツールで作成されたものだとされています。

「HeyGen」はビデオ生成に特化したAIツールで、テキストからクオリティの高い動画を簡単にかつ迅速に生成することができるほか、AIを使ってアバターを作成し、そのアバターを使った動画生成も可能です。AIゆりこは、このAIアバター生成機能を利用しているということです。

そして、HeyGenは日本でも知らない人はいない「Amazon(アマゾン)」や「accenture(アクセンチュア)」などの有名企業が取り入れているAIツールです。ほかにもコロンビア大学なども利用しており、学習面においても使われているなど、大注目のツールなんです。

なぜHeyGenが選ばれている?

HeyGenは、他の動画生成ツールよりも突出している点がたくさんあるんです。

以下の表をご覧ください。

HeyGen今までの動画作成
価格安い高い
人件費ブラウザ上で完結するので無料素材となる人物、機材、スタジオなどの費用
使い方・撮影方法初心者でも簡単なプロセス動画編集は難しく、時間がかかる
動画の更新ワンクリックでOK一貫性の維持がほぼ不可能
その他さまざまな言語を利用できるローカライズコンテンツには多めのリソースが必要

このようにHeyGenには多くのメリットがあるので、こちらのツールを選んだのではないでしょうか?

HeyGenで「AIゆりこ」のようなAIアバターを作成する方法

では、AIゆりこの作成ツールに選ばれた可能性が高い「HeyGen」ではどのようにAIアバターを作成するのかを解説していきます!

①トップ画面から、「Create Video」をクリックして、サイズを選択する。

「Avatar」をクリックして、使いたいものを選ぶ。

※テキストを入力して、アバターに音声を付けることや録音することも可能(下記画像のタブをクリック)

⑤アバターに喋らせる言語とアクセントを選ぶ。

「Preview」をクリックして、動画をプレビュー表示する。

「Submit」をクリックして、ダウンロードする。

これで完成です!出来たものがこちらです。

たったこれだけの作業でクオリティの高い動画ができるのは、すごい技術ですね!

AIゆりこもこの手順で、YouTube動画のAIアバターを作成したのだと思われます。

※「HeyGen」のさらに詳しい概要や料金設定、その他の使い方などについては以下の記事で解説しています!

AIゆりこの税金・公職選挙法にかかわる問題

小池百合子知事の「AIゆりこ」という新たな選挙戦略について、SNS上では賛否両論が巻き起こっています。

AIゆりこの作成には税金は使用していない

特に税金の使用に関する懸念の声が上がったことを受け、小池知事は「AIゆりこは東京都の事業ではなく、税金は使用していません」と明確に否定しました。現職知事としての公務に専念する本人に代わり、AIゆりこが都政の取り組みを紹介するという趣旨も説明されています。

小池百合子さんのXでも、以下のように否定されていました。

他にも、前東京都知事の舛添要一さんが、小池百合子知事の「AIゆりこ」について批判的な見解を示しました。舛添さんはXで、AIゆりこを学歴詐称疑惑から逃れる手段だと指摘。また、AIを使った選挙活動の公職選挙法への抵触可能性を懸念し、法改正による規制を求めました

これに対し小池知事は、AIゆりこが東京都の事業ではなく、先ほど同様に自身の政治活動の一環として開発・運用されており、税金は一切使用していないと説明しています。

AIを活用した選挙戦略をめぐり、その是非や法的問題について議論が広がっています。イメージ戦略に長けた小池知事らしい革新的なアプローチですが、その効果と影響については今後の展開が注目されます!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

AIゆりこはどうやって作られているのか、動画生成ツール「HeyGen」の使い方、AIゆりこの法的問題などについて解説してきました。

HeyGenは商用利用も可能でいろいろな活用方法がありますので、ぜひ1度試してみてくださいね!

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